概要
漫画『クレヨンしんちゃん』の原作初期に登場していたかすかべ市の住人の女子大生。
名前は原作では出ず、アニメ版で明かされた。
しんのすけとは原作1巻(アニメ版は1992年6月15日放送「女子大生は友達だゾ」)で知り合って以降、彼やその家族に散々振り回される損な役回りを背負っている。
アルバイトを転々としているが、その殆どはしんのすけの(無自覚な)妨害によりクビになっているからであり、大抵の場合解雇後の給料はそのバイト先の商品そのものを渡されている。
解雇されるのはしのぶの大人気ない性格も原因ではあるものの、度を越しているしんのすけのからかいや彼が吹っかけてくる明らかな無理難題に困らされてることが目に見えて分かる状況にもかかわらず店長や上司が全くフォローもしてくれない(そればかりか、『小さなお子様でもお客様なんだからちゃんと応対しなきゃダメ』と注意するばかりだったりもする)と言った事情もあるため結構理不尽にも見える。
ある意味、初期におけるしんのすけの洒落にならないレベルのトラブルメーカー・疫病神ぶりを象徴したキャラクター。
アニメ版では1994年12月26日放送「忘年会で盛り上がるゾ」を最後に登場しておらず、同話で「しんのすけの居ない街へ引っ越したい」との発言から別の街へ引っ越したものかと思われていた(なお、同話でもバイト中にやはりしんのすけの妨害を受けていたがこの時はみさえがフォローしてくれたこともあり最終的にバイト自体はクビになっていなかった)。
その後は物語の本筋には登場せず、1996年9月27日放送「オールスター夢のコント祭りだゾ」にてモブキャラで少し登場するのみだった(この回は第一話からの監督だった本郷みつるがTVアニメ版で最後に担当した回でこれまでのキャラクターが総出で登場するいわばお祭り回であった)。
そうして長い間登場せず、2023年12月23日放送「あっちこっちであつくるしいゾ」にて、上記のモブ登場から数えると27年ぶりにアニメに登場。
同話はしばらくアニメ版に登場していないキャラの中で再登場希望を募る『おひさしブリブリproject』の一環であり、第1位に輝いた熱繰椎造をメインに添えた話となったが、複数投票のあったしのぶも最後の登場話と同じく台詞無しのモブキャラという扱いではあったが再登場。
再登場希望の多かったキャラの中では初登場話及びメインとして最後に登場した話がダントツに古く、原作・アニメ共に初期からの古参ファンを中心に少なからず支持を受けていた模様。
他、同プロジェクトのキービジュアルにもアクションデパートの制服を来た彼女の姿が描かれている。
だが、登場するたびにしんのすけに酷い目に遭わされているためむしろ出番がなくなったのはそれはそれで幸せかもしれない。
関連タグ
神田鳥忍…同作に登場する女子大生。同名繋がり。こちらはしんのすけにやや苦手意識を持たれつつもノリが良い性格ゆえしんのすけとは仲が良い。前述の「オールスター夢のコント祭りだゾ」では、同じシーンで時間差だが登場しており、現状唯一同じ話に登場したことになる。
桜田もえ子、よしいうすと…しのぶが登場しなくなった後でしんのすけに振り回される被害者ポジションを引き継いだ準レギュラーキャラ。