テラ(魔人探偵脳噛ネウロ)
てら
本名 | ペドロ・コルテサロ・トレス(Pedro Cortezarro Torres) |
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誕生日 | 8月24日 |
年齢 | 享年25歳 |
身長 | 186cm |
体重 | 70kg |
この世で最も美しい存在 | シックス、その次に自分 |
簡単に見抜いた事 | 徳川埋蔵金が埋まっている場所 |
顔の紋様 | Snake “Quezalcoatl Conquistadores” |
紋様の位置 | 顔の左上 |
端正な顔立ちを持つ爽やかな雰囲気を放つ美青年で、本人も自分の顔に絶対の自信を持っているナルシスト。
かつて不動産王として財を成していたが、自分以外の人間が大地の真価を理解できないことに疑問を抱いていた。そんな中現れた「シックス」に自分が持つ大地を司る力を見出され、不動産会社の社員およびその親族・恋人・友人に至るまでの数百人単位の人間(当然全員始末済み)の顔の皮で出来た「箱」に魅入られ、新しい血族へと勧誘される。
そのため「世界に存在すべき美しきアイコン」としてシックスを心酔している。
「五本指」の薬指としてネウロの前に立ちはだかるテロ活動の実行犯となる。
非常に美しさに拘る性格で、テロを行う際にも「醜い世界を埋める」などと発言している。所謂バカ(葛西談)で、よく所持品や金を騙し取られている……と作中では説明されている(自身はオアシスのヤシの木と自負しており、ネウロは「しょっちゅう実を毟り取られるヤシの木」と評している)が、所持品や金を騙し取った連中を即座に(ネウロへの自己紹介も兼ねて)生き埋めにするなどしており、知能が低いタイプのバカではない。
天然ボケと表現した方が正確か。自身も劇中では「バカだからと言ってイイ奴とは限らない」と語っている。
初登場時には「あまり気が進まないよ」と人間を傷つけるのを躊躇う様子を見せるが、それは決して良心の呵責からではなく、ただ単に人間が死に際に見せる醜い顔を見たくないからと言う理由であり他の血族と同様、人間を心底忌み嫌っている。
不動産王だった頃からもやり口は非常にえげつなく、所持者が土地を売り渡さない場合は脱法スレスレの脅しや恫喝行為で強制的に退去させ、土地に眠る資源を根こそぎ刈り取った後は用済みとしてゴルフ場開発から産業廃棄物の不法投棄場にしていた。
並外れた大地への洞察力……即ち、土地を読む才能こそ彼の真価である。未発見の断層や地下資源だけでなく、その大地で起こる天変地異すらも読み取ることができる。
戦闘では強化細胞でビルを金槌のように持てるほどの怪力を得た結果、亀裂を入れた特定のポイントを叩くことで意図的に地震を引き起こした。
そんな悪意の定向進化を持つ彼の祖先は「征服者(コンキスタドール)」。その昔、目を付けた大陸へ土足で入り込み、そこにある金品などの資源を根こそぎ略奪して最後には原住民諸とも埋めたらしい。土地の価値を見抜く直感や知識を強く受け継いだのがテラである。
ちなみに、プロフィールによると日本にある徳川家康の埋蔵金も簡単に発見していた……マジか。
また、全身に怪盗Xの強化細胞を移植しており、体内に銃器や刃物など、あらゆる武器を埋め込み隠し持っている他、地に潜り自由自在に移動する戦法も得意とする。
本気を出すと全身の強化細胞の構造を変化させ、筋骨隆々の大男となる。
ただし、大事な顔だけには副作用を恐れている故に強化細胞を移植していない。
また、顔以外は怪盗Xと同じ強化細胞を埋め込んでいる故に『関節を壊す』『高圧電流などで細胞を焼き切る』等の弱点も共通している。
作中では警察に変装して警視庁に潜入し、笛吹直大を始末すべく彼を2~3日間尾行するも、尾行を見抜いた笛吹が用意した人員により失敗し、麻酔ゴム弾を撃たれた事で一時撤退する(この時、洪水テロの犯人は身内が始末したと伝言している)。
次の登場はネウロと弥子がある事件を解決した際に公園で女性4人にスイス製の一点物の腕時計から指輪、財布、身ぐるみ、車のパーツに至るまで徹底的に毟り取られ、パンツ一丁になった際にネウロの前に表れる。
自己紹介も兼ねて毟り取った女性4人を落とし穴に落としアスファルトで生き埋めにし、更に腕の中に隠し持っていた銃でネウロを奇襲する。
その後、葛西のシックスの名を記す「儀式」を街頭ビジョンで見届け、(財布とジャケットをシューラや置き引き犯に奪われながらも)ネウロに対し湾岸地帯で待つと宣戦布告。
建設中の高層マンション2棟(1棟は総重量6万トンの地上40階のタワーマンション、もう1棟は地下深くの岩盤まで支柱となる基礎工が伸びている)をハンマーと杭代わりにして、活断層を叩いて大規模な地盤崩壊を発生させるテロを目論むもネウロの魔帝七ツ兵器・朽ちる世界樹(イビルツリー)で止められる。
続いて第二プランとして多数の人間たちを人質に取り、首から下を埋めた状態にする。そして先程のビルを瓦礫に変えて散弾にして生き埋めにしようとするなど、前述の能力でネウロを苦戦させるが、潜んでいた笹塚の援護射撃によって動きを封じられ、その間にネウロに断線した電線を電気鞭として利用された事で敗れる。
醜い最期を晒すくらいならと体内に仕込んだ自爆装置で自爆するが……華々しい塵様とはならなかった。
なぜなら魔界777ツ道具・透け透けの鎧(イビルサーフェイサー)で頭部のみを保護され、自らの醜悪極まりない苦悶顔を鏡でネウロに見せつけられながら絶命すると言う皮肉且つ屈辱極まりない末路を辿ったからである。
テラは死に際に、心の中で「ひ ど い」と悪態をつくことしか出来ないのであった。