概要
CV:木内秀信
- 誕生日/4月18日
- 年齢/31歳
- 身長/164cm
- 体重/53kg
- 我ながら半端じゃないと思う所/プライドと能力
- 我ながら半端だと思う所/成長期と声がわり
警視庁刑事部のキャリア組の刑事。部下に大学時代からの後輩の筑紫候平がいる。
笹塚衛士の大学時代の同級生であるが、現在は上司の立場にいる。
「ヒステリア事件」で筑紫とともに初登場。キャリア組のエリートゆえにプライドは高いが優秀で、責任感が強く警察としての誇りを持ち、職務を果たし秩序を守らんとする情熱を持つ。
捜査指揮や人員配置、情報処理など管理・戦略側の仕事においては比類なき才能を見せており、笹塚や筑紫からも現場で指揮するよりも管理する側に向いていると評されている。
大学時代はよく笹塚と筑紫と共に賭博を行う(曰く「若さ故の犯罪行為」)などでつるんでおり、自分より優れていた笹塚に敵対心を抱きながらも良き友人で良きライバルでもあったが、(怪盗Xの事件で家族を惨殺されたとはいえ)笹塚がともに受けるはずだった国家公務員試験に来なかったことに憤慨し、現在では部下となった彼にきつく当たっている。しかし表面上の態度はともかく互いに友情は忘れておらず、作中での様々な事件での出来事を経て和解へと近づいている様子だったが終盤では単身で無茶をした笹塚を失ってしまい、明確に分かり合う機会は永遠に潰えることになる。
意外にも可愛いものや甘い食べ物、ロマンチックなものなどを好む一面もあり、後半になるにつれてそれをいじられることが多くなにかと憎めない人物。
(例:巻末の質問コーナーで彼の本性に勘付いた桂木弥子から「好きなテディベアのメーカーを3つ」と質問されて即答で語ろうとしたり、大学時代に笹塚と筑紫で釣りに行った時に早々に諦めて貝殻を耳に当てて音を楽しんでたり等)
プライドの高さから探偵の脳噛ネウロや弥子を邪魔者扱いしては、現場に先回りされたり推理が外れて赤っ恥を掻いたりと、当初は典型的な傲慢でエリートの割には空回りが多い無能な刑事キャラだったが、弥子たちと交流を重ねるごとに有能さを発揮していき、最終的には人間サイドのキーパーソンの一人にまで成り上がった稀有なキャラ。
ネウロ自体が人間の成長を多く描いている作品ではあるが、その中でも主人公の弥子に次ぐレベルで成長っぷりが描かれており、作者からも予想以上に成長したキャラの一位として挙げられている。
彼女が居たが、4巻のおまけページのプロフィールにて将棋の対局を彼女と行うも、自身が王手を打ち圧勝した事で嫌われてしまい失恋している。
アニメにも登場するが、オリジナルシナリオで制作された弊害によりわずかしか登場せず(全25話中たったの5回のみ)で有能さが語られることもなく、笹塚や弥子にも一度も対面しないで終わるなど、扱いが良くない(しかし、なぜか弥子から対面したかのようなセリフがある)。これは原作における新しい血族とその黒幕のシックスへの伏線である笹塚の過去が一切語られなかったためでもありいわば脚本の被害者である。
名言集
「この国の凶悪犯罪への対策は……他国に比べ遅れていると言われている。だが正確ではない、そもそも凶悪犯罪の数自体が少ないのだ。増加しているのは確かだが……大半の国民は犯罪に頼る発想自体が滅多に頭をよぎらない」
「これは誇りこそすれ恥ではない。進んだ対策を取らざるをえない国こそ恥なのだ!!」
「私が死ねと言えば死んで欲しい!!」
「十日でも二十日でも不眠不休で働いて欲しい!!」
「力を貸してくれ!!これ以上市民が死ぬのに耐えられるか!?」
「これ以上!同僚が無駄死にするのを我慢できるか!?」