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冨岡義勇

とみおかぎゆう

冨岡義勇とは、漫画『鬼滅の刃』の登場人物。主人公・炭治郎に強く生きる“道”を示した鬼殺隊士であり、また剣術においても兄弟子に当たる。
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泣くな 絶望するな そんなのは今することじゃない
CV:櫻井孝宏

概要

鬼殺隊の隊士。中でも“”と呼ばれる最上級剣士の一人。
物語開始時19歳→再登場(炭治郎が鬼殺隊入隊後)21歳。
竈門炭治郎が初めて出会った鬼殺隊士である。

鬼と化した竈門禰豆子が炭治郎を襲う現場に現れ、問答無用で禰豆子の首を刎ねようとしたが、
自分と刺し違えてでも妹を守ろうとする炭治郎と、その兄を庇う禰豆子の姿を見て、刀を引く。
そして炭治郎に、恩師・鱗滝左近次の家を教え、鬼殺隊士として生きる道を示した。

人物

物語開始時には、すでに日輪刀に『惡鬼滅殺』の意匠が刻まれていたことから、この時点で最高位たる“水柱”の座についていたことがわかる。
眉目秀麗、冷静沈着、さらには十代にして“水の呼吸”を極めた剣才を有する、画に描いたような完璧な美青年





……に見えるが、同僚の“蟲柱”胡蝶しのぶには『天然ドジっ子』と認識され、更には後述の那田蜘蛛山での一連の行動から、「そんなだからみんなに嫌われるんですよと、指摘されている。

それに対して力強く冨岡自身が否定していたので、どうやら傍目にはわかりづらいが覚えがなく、ショックを受けていた様である。ーーー俺は嫌われてない

この時の“嫌われている”発言をした理由とは、共に合同任務で来ていた那田蜘蛛山で、普段の冨岡であれば即座に滅殺するであろうの禰豆子を放置し、それを問うしのぶに禰豆子についての詳細な説明をしなかったことだと考えられた。
説明されなかったために禰豆子が通常ので冨岡が襲われていると思ったしのぶは幾度か滅殺しようとしているが、それを冨岡は阻止し、最終的には実力行使に出ている
この時はしのぶの発言のみで確たる証拠はなかった。




けれども後の柱合会議で、矢張り冨岡の説明不足は通常運転であり、これまでしのぶ以外の他の同僚のたちへも必要な事柄を話してこなかったこと、その所為で、『嫌われている』発言に到ったことがもう一つの理由として判明した。
つまり那田蜘蛛山でのことは一例にすぎなかったのである。
竈門兄妹の処遇を決める柱合会議ではやはり自分から説明せずに他の柱の不興を買い、稽古を行う際には、わざとではないにしても誤解を与えるような言い回しをし、それを訂正もしなかったために他の柱たちと対立してしまっている。

上記の通り、毎度言葉が足りていないのが常態であり、基本的に『説明』という行為を省き、口喧嘩をすぐに切り上げたり、口より先に手が出るというような、寡黙というよりも実は口下手な人物で、上述の「嫌われている」理由もこれが主だった原因なのである。

だが肝心なのは、初登場時から竈門兄妹の行く末を案じ、心の中では独白していることから、富岡が表だって発した言葉通りの冷血なだけの人間では決してないということである。
ただ口下手で誤解されやすいだけなのだ。
富岡のわかりづらい優しさは手厳しい態度で炭治郎へ接した後に、竈門兄妹を師である鱗滝へと紹介していたことからもうかがえる。

“育手”(師)は炭治郎同様に鱗滝左近次としており、同門(水の呼吸)の兄弟子に当たる。
なお、鱗滝に炭治郎を紹介した手紙には、「“突破”して“継ぐ”事ができるかもしれません」としたためてあったため、炭治郎には厳しい態度で接しつつも、その強い意志力を認め(最終選別を)突破して“継子”と成るに足るものを感じていたようである。

心の芯には優しさが満ちているのを行動の端々に感じさせるが、炭治郎の境遇に『わかるよ』と心の中で応えていたことから、近しい者を鬼に殺められた過去が推察され、多くの鬼殺隊士がそうであるように、鬼に対しては一滴の慈悲も見せない。
しのぶが『人も鬼もみんな仲良くすればいいのに』と呟き同意を伺ってきた時には『鬼が人を喰らう限りは無理な話だ』と断言していた。
しかしながら柱合会議では、禰豆子が人を襲ったり、何かあれば責任をとって竈門兄妹のため鱗滝と共に切腹をする覚悟であることを他の柱たちに公言するなど、二人に対しては何かしら思うところが有るようだ。

因みに好物は鮭大根。これを前にすると彼の笑顔が見られる、らしい。

能力

身体能力

鍛え抜かれ選び抜かれた鬼殺隊士の身体能力は常人の比ではなく、更に後述の「全集中の呼吸法」により瞬間的なブーストをかける事で鬼と渡り合えるほどの身体能力を得ることが可能となる。

全集中 水の呼吸

冨岡義勇


著しく増強させた心肺により、一度に大量の酸素を血中に取り込むことで、瞬間的に身体能力を大幅に上昇させ、鬼と互角以上の剣戟を繰り出す“全集中の呼吸”を用いて鬼の頸を狩る。既述の通り、義勇は炭治郎と同じく“水の呼吸”を扱う。

  • 壱ノ型 ~ 拾ノ型
詳細は水の呼吸の項を参照。左近次爺が教え子の剣士に伝え、継承させる技。
ただし、一般隊士である炭治郎と柱である義勇では、同じ技でも鋭さと疾さが桁違いであり、全てが必殺の威力を誇る。その斬れ味は、嘴平伊之助が傷一つ負わせることが出来なかった大鬼の体を豆腐の如くいとも簡単に斬り裂き『格が違いすぎて天地ほど差がある』と言わしめた程。
  • 拾壱ノ型 凪
義勇が編み出した独自の技。抜刀しての自然体から無拍子で繰り出される、無数の斬撃。刀の届く範囲内に入った対象を、縦横無尽に斬り刻む。間合いの全てを無に帰す事から、無風の海面を意味する凪の名を持つ。作中では、の最硬度を誇る糸を悉く斬り刻み、一瞬で彼の首を斬り落とした。

装備

鬼殺隊士として、日輪刀と隊服を支給されている、

日輪刀

太陽に一番近く、一年中陽の射すという陽光山で採れる猩々緋砂鉄から打たれた刀であり、不死身であるに対して、その頸を斬る事で“殺す”事ができる唯一の武器。柱に与えられる日輪刀には、刃元に“惡鬼滅殺”という四文字の特別な意匠が施される。

別名“色変わりの刀”と呼ばれ、持ち主によって刃の色が変わる。義勇の刀の色は深い水色で、彼が“水の呼吸”に高い適性を有している事を示している。鍔は亀甲を思わせる六角形。

隊服

背に“滅”の字が描かれた、黒い詰襟。特別な繊維でできており、通気性はよいが濡れ難く、燃え難い。雑魚鬼の爪や牙ではこの隊服を裂く事すらできないほど頑丈。
義勇は詰襟の上から、右半分が無地・左半分が亀甲柄の羽織を着用している。なお、このような柄は正式には実在せず、伊之助が「半々羽織」と呼びつけていたため、作中世界でもかなり珍しいようである(もしかしたら彼自身のオリジナルデザインなのかもしれない)。

逆説的に言えば、イケメン何を着ても似合うのである。

過去

以下鬼殺隊入隊までのネタバレ有り














「俺は水柱じゃない」

刀匠の里における戦いにおいて、禰豆子が太陽を克服したことにより、彼女を狙って鬼殺隊に総力戦を仕掛けるべくたちが身を潜めたことを機に、鬼殺隊でも隊士たちの力を底上げするべく、下の階級の者たちがを順番に巡って稽古をつける『柱稽古』を開始する。
しかし、冨岡は長らくこれを拒否しており、心配した産屋敷の頼みで炭治郎は冨岡に事情を訪ねるが、彼は上記の通り自分が柱である事を否定、炭治郎が水以外の呼吸を追求し始めたことを言及し「水柱が不在の今、お前が水の呼吸を継がなければならなかった」と言い、理由を頑なに答えようとしない。それでも産屋敷に言われた通り、根気強く四六時中彼に付き纏って話しかけまくる炭治郎。そして4日後ついに根負けした冨岡は事情を語り始める。





「俺は最終選別を突破してない」

実は炭治郎が修行の中で出会った錆兎は、冨岡と同じ時期に鱗滝に入門した同期であり、共に鬼によって家族を殺され、天涯孤独となっていたところを鱗滝に引き取られ、同い年であった二人はやがて無二の親友となり、最終選別を通るために稽古に励んだ。

そして二人は共に最終選別を受けたが、錆兎は後に炭治郎によって打ち倒される手鬼と戦って、命を落としてしまう。
冨岡が炭治郎に語った最終選別のあの日、あの年の選別で死んだのは錆兎一人だけであるが、それは錆兎が選別のために藤重山に放たれた鬼たちを殆ど一人で倒し、他の受験者たちを助けながら戦っていたからである。
彼が手鬼との戦いで刀が折れ、その隙を突かれ亡くなっていたのは、上述した理由により刀が摩耗していたためとされる。
一方の冨岡は、最初に襲いかかって来た鬼によって負傷したところを錆兎に救われた後に別の受験者に預けられ、気がついた時には最終選別は終わっており、親友だった錆兎が亡くなったことを告げられる。
このことから彼は、何もしていない自分が最終選別に合格し鬼殺隊に入隊できたこと対して非常に悔恨しており、そのため冨岡は、自分は他の柱たちとは対等な立場ではなく、柱に相応しくないどころか本当なら鬼殺隊に自分の居場所は無いとさえ考えていた。

上述した、彼が単独行動を取りたがり他の柱たちと距離をおきたがるのは恐らくこれが要因であるとされ、冨岡が羽織っている羽織が錆兎と半分同じ模様なのは、そうした友の死、悔やんでも悔やみきれない想い、無力だった自分を忘れないためと思われる。
これを聞かされた炭治郎は、冨岡にかつて煉獄によって上弦の鬼から守られた自分を重ね、本人は認めていないが錆兎を亡くした後に柱になるまでに彼が血反吐を吐くような努力を重ねて自分を叩き上げてきたことを察し、彼に一つ問いかける。

「義勇さんは錆兎から託されたものを、繋いでいかないんですか?」






「自分が死ねば良かったなんて、二度と言うなよ。もし言ったらお前とはそこまでだ、友達をやめる」

「翌日に祝言を挙げるはずだったお前の姉も、そんなことは承知の上で鬼からお前を隠して守っているんだ。他の誰でもないお前が…お前の姉を冒涜するな」

「お前は絶対死ぬんじゃない。姉が命をかけて繋いでくれた命を、託された未来を」

「お前も繋ぐんだ、義勇」

錆兎と義勇



炭治郎の言葉に、冨岡は悲しみ故に心の奥に封じ込めていた記憶を思い出す。自分を守って死んだ姉の蔦子や、親友の錆兎から託された想いを受け継ぐ決意を固めた冨岡は、遂に柱稽古への参加を決意する。
その後なぜか炭治郎の提案でざる蕎麦の早食い勝負することになるが…

余談

吾峠先生のデビュー作である、『鬼滅の刃』の原型ともなった読み切り漫画『過狩り狩り』の主人公は、彼によく似た雰囲気をしており、彼の原型だったのではないかという声がある。

関連イラスト

冨岡義勇
明鏡止水
義勇
天然ドジっ子


そんなだからみんなに嫌われるんですよ
鬼滅



関連タグ

鬼滅の刃 鬼殺隊

鱗滝左近次

同門

錆兎 竈門炭治郎

胡蝶しのぶ

その他

竈門禰豆子

残念 残念なイケメン 口下手

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