概説
城主である主を呼ぶ時の敬称。お屋形様とも表記する
決して親方様ではありません。
表記揺れに「お館さばぁぁぁぁっ!!」がある。
史実でのお館様
元は館もしくは屋形で武士の居館を指していた。室町時代には一種の恩賞としての称号になり、将軍もしくは鎌倉公方が「屋形」号を許した武士のみが「御屋形様」と呼ばれるようになった。その数はおおよそ20数家であり、内容は主に足利一門の守護大名、重職に就く有力守護であり、特に功績のある国人等も許される事があった。お屋形様を名乗れないその他の守護・有力武士は殿様と呼ばれる慣例であった。戦国時代には幕府の財政難を補う為に、献金と引き換えに屋形号許可は乱発された。こうして多くの大名が「お館様」と称するようになる。しかし江戸時代になると再び免許制になり、名門中の名門でなければ名乗れない称号になった。
鬼滅の刃の「お館様」
漫画鬼滅の刃では鬼殺隊の当主を指し、産屋敷耀哉がそれに当たる。