『惚れた女にゃ、幸せになって欲しいだけだ』
『真選組局中法度に 最後の一条を加える
今迄命を懸け守り続けてきた 46条の法度
たとえそれら全ての禁を犯す事になろうとも、生きろ』
『悪ガキが、罪人見捨てたらシメーだろうが』
『マヨネーズが足りないんだけどォォォォォ!!!!!』
プロフィール
概要
真選組副長。「鬼の副長」「真選組の頭脳」と呼ばれ隊内で恐れられているナンバー2。
真選組一のモテ男であり容姿も整っているが、瞳孔が常に開き気味である。
ちなみに没デザイン(初期土方)は、目の死んでいない銀時そのものであった(凛々しい目つきをしており、前髪は横分け)。初期設定での主人公だった。
人気投票は第一回/第二回3位、第三回/第四回/第五回2位。
10周年企画「第1回表紙登場権争奪『銀魂』オールキャラ総選挙」では見事1位に輝いた。
(本誌表紙における銀時の隣を決める選挙であったため、銀時は不参加。)
性格
人一倍プライドが高く、真面目かつクールな性格。作中キャラの中では比較的常識派でツッコミ担当。
無愛想で意地っ張りな態度ではあるが、面倒見が良かったり不器用な優しさを見せることもある。
上にも下にも問題児を抱えているためフォローが上手く、「フォロ方十四フォロー」と呼ばれるほど。
真面目キャラでは珍しく目上にも敬語は殆ど使わないぶっきらぼうな性格だが、社会見学に来た学生には敬語を使っている。
ゲームは根っからの弁天堂派で、マリオファン。
また、ジャンプ漫画のキャラでありながら週刊少年マガジンの愛読者で、一昔前のヤンキー漫画を好み、局中法度にも「屯所内でマガジン以外の漫画を読んではいけない」という明らかに公私混同としか思えない条文までもうけている。
真選組の中で唯一「トイレに行った後、手を洗う」など、割と清潔である。
また涙脆い面もあり、「となりのペドロ」や「えいりあんvsやくざ」を観て、泣く要素が全く不明の場面で泣いたこともある。
嗜好
煙草
禁煙状態になると極めて情緒不安定になり、危険人物に成り下がってしまうほどのヘビースモーカー。真選組内で禁煙条例が出された際には宇宙にまで煙草を捜しに行くほどであった。そしてズルズルボールを巡る壮絶な戦いに身を投じて「タバコやめる」と決意するもやっぱり禁煙に失敗したのか煙草を吸い続けている。
その後も禁煙しようとしていたエピソードがあるが、最終回にタバコを止めれていたかは不明。
マヨネーズ
極度のマヨラーで、これ以上に美味いものはないと考えているだけでなくとりあえず何にでもかければ良いと思っている。
大抵の場合、土方スペシャル(沖田からは「犬の餌」と呼ばれる)と称して元の食べ物が見えなくなるまでマヨネーズをかけ続け、被害を受けた丼物は最早特大のソフトクリームなどにしか見えない。本人も一応「ゲテモノ」の類だと自覚しているようだが…。
マヨネーズに対する愛着はもはや普通のマヨラーの域を越えており、飲み物までマヨネーズになっているばかりか、摂取しないと中毒症状まで引き起こす始末。当然ながらスマホの待ち受けはマヨネーズで、(油を含むだけに火力がある?のか)ジッポーもエネルギーバズーカもマヨネーズ型。三途の川は、マヨネーズラインとなる。
上記のとおり味覚に関しては、同じ理由で命の危険に晒されている銀時ですらまともに見えてくるレベルでぶっ飛んでおり、さらに性質が悪いことに自らの嗜好を他者にも押し付ける悪癖がある。場合によっては、与えられた側が体調を崩すレベルまでやらかす。劇場版を含めて作中で彼と一緒に土方スペシャルを自分から食べてくれる相手はただ一人である。
例を挙げれば、
- 飢えた野良猫(&野良猩々)にマヨネーズをやろうとする
- 警察犬の嗅覚捜査の特訓の対象は全てマヨネーズ
- 怪我人の口に直接(しかも大量に)注入する(嫌がらせを兼ねて)
- 病人への差し入れ?を目の前でマヨ丼にする
- カブトムシを捕まえるためにマヨネーズを木に塗ったりする
などなど。
なんと鼻からも通常通りに摂取できる。
また、アニメではマヨネーズ工場に行きたいがために全隊士にマヨネーズの大量消費を義務付けるという明らかに公私混同な所業に及んだ(この時の徹底ぶりは半端ではなく、シャンプーや生活用水、歯磨き粉までもがマヨネーズに差し替えられており、体調不良を訴える隊士が続出した)。
当然、不摂生極まりない食生活であるのだが、普段から鍛えているのが幸いしてか、太ることなくそのままの体型を維持している。しかしある事件にて、やはり問題であった事が証明されてしまう事に…。まあ、日頃の運動量の賜物か、死なないだけでもラッキーではあるが。
なお、何があったのか嗜好対象が電池に変わったと思われる時間軸が存在し、その時の食事にはマヨネーズをかけておらず、死後の棺桶は電池で埋められていた。
来歴
武州の名家・土方家の妾の子として生まれ、遊び人だった父の死後に存在が発覚。母の死後、土方家に引き取られ長男の為五郎に可愛がられていた。彼も為五郎を慕っていたのだが、11歳の時に村が大火にあった際、それに乗じた暴漢に土方家が襲われ、十四郎をかばった為五郎が目を負傷し失明。怒りのまま暴漢達を切り倒したが、その騒動をきっかけに家を出て行くことに。
その後、バラガキと呼ばれ暴れていた時代に近藤と出会い、同門の弟弟子となる。
バラガキ篇の時点で為五郎は亡くなっているが、家を出て江戸に上京してからも為五郎へ定期的に手紙を送っていたことがわかっている。
真選組解散後は同心・小銭形平次の下で働いていたが、近藤が幕府軍に処刑されることを知り真選組残党や万事屋と協力して彼を奪還に向かう。
これにより、幕府との決定的な別離を表明することとなった。
戦闘能力
局内では沖田や伊東、局外では銀時や九兵衛、佐々木といた猛者達の影に埋もれがちになる事もあるが(作中では交戦していないが、銀時は岡田似蔵をあまり脅威と認識しなかったのに対して彼が生死不明と知った際はかなり驚愕していた)。剣術は真選組内でも指折りの実力者であり、テレビや金属製のシャッターをぶった切ったり、ヘリコプターに飛び乗ってローターを叩き斬るなど、優れた剣技を有する。
戦闘には基本的に剣一本で立ち向かうが、ミツバ篇では攘夷浪士に対しジャスタウェイで攪乱を行うなどのトリッキーな戦術を見せた。
頭脳戦に長けており、時に地の利を活かして、実力においては格上の敵と相対した場合でも決して引けを取らずに互角以上に渡り合う事ができ、その頭の回転の速さは銀時から「知将」と称され、九兵衛や佐々木からも認められている。特に銀が銀時と比較した場合、体力では彼に劣るが、知力では勝る一進一退のように見える。
また、万事屋が無月化、近藤が黄金大猿化、お妙がそれを瞬殺するどどん波を会得していた際には、土方はマヨネーズを影分身させる術も習得していたらしい。
対人関係
武州時代に行き場のない自分を拾ってくれた近藤のことを心から慕っており、「真選組の魂」と呼ぶほどである。
武州時代の兄弟子(年は10歳くらい下だが)である沖田総悟からは、彼の姉・ミツバや近藤との関係などから出会った当初より忌み嫌われており、大人となってからも常に命を狙われている。
ミツバの死後もその関係は変わっていないが、その実互いのことを信頼していたり気にかけているなど、なんだかんだで大切な存在ではあるようだ。
また銀時とはライバルの様な関係で、何かと張り合うことが多い。
が、結構共通点も多い「似たもの同士」。
新八とはツッコミキャラ同士ということでけっこう仲が良いが、土方が別人格を生み出したことや、マヨキャラを出し始めたことを嘆かれてもいた(新八も職務放棄することが目立ち始めたが)。
監察方である山崎退に対する扱いはかなり乱暴かつ理不尽。イボ篇では見事に逆襲されていた。
その山崎曰く女性に対しては初心らしいが、本人は全力で否定している。
(ただ「そうではない。」と明言はしていないため、理解してなお否定しているのかもしれない。)
よく女性に関する豆知識を披露しているが、武州時代から今にかけて具体的に女性と関わる機会があったのかは謎であり、柳生篇で隊士一同がお妙に近藤との結婚を申し出たなかで彼のみが落ち着いていた上にミツバの好意に中々気付けなかった等、他人からの好意にはかなり鈍感と言える。文通篇(新きらのエピソード)ではB型の女性に偏見がある事が明らかになり、B型のファンを嘆かせた。(アニメでは大人の事情でピー音だらけのエピソードである。)
しかし「真選組一のモテ男」というのは伊達ではなく、キャバクラに行くと黄色い声が上がるなど、彼の残念な部分を知らない女性にはモテる(本人はキャバクラに殆ど興味ない)。
pixiv内においては、バレンタインなどで街中の女性に大量のチョコレートを受け取る、などの描写がある。
(時と場合にもよるが)基本的には女性に対して紳士的。
と同時に女に甘い部分があるようで、柳生篇において柳生九兵衛と対峙した際、九兵衛が女であることを察知してからは攻撃するのを躊躇っていた。
そのため九兵衛から「疲労と呼吸の乱れ以前に剣に迷いがある」と指摘され、馬鹿にしているのかと言われていた。
「誰が相手であろうと目の前の敵を倒すまでだ」
と気を改めるも、先の柳生四天王の一人との対決の疲労もあってか敗北してしまう。
沖田ミツバとの関係
ミツバに対しては恋愛感情を抱いていたが、血の中で生きる自分が彼女を幸せにすることは出来ないと考え、武州時代に彼女に想いを告げられた際にもあえて冷たく突き放している。
弟である総悟が、土方がミツバを大切に思っていたことを認めている点からも、彼女への気持ちの大きさがうかがえる。
ミツバ篇の時点でも、彼女のことを「惚れた女」と称し、ミツバが病床で最期を迎えようとする際はその場に立ち会うことはしなかったが、
「辛ェよ… 辛すぎて涙出てきやがった 辛ェ」
と独り涙をこぼしながら彼女の好物である激辛せんべいを頬張っていた。
詳細は「土ミツ」の項を参照。
他作品出演
テイルズオブザレイズでは、コラボイベント「テイルズ オブる ザ レイズ」で登場。
魔鏡技は「お縄につきやがれェ!!」。
なお、重度のマヨラーに関して、ヒロインからは心配され、「健康にいいマヨネーズ開発」を検討されている。
グランブルーファンタジーでは、何の因果なのかグラブル世界へ沖田と共に転移するのだが、銀さんたちがジャンプの裏表紙に飲み込まれたのに対し、土方は上述設定を踏まえてかマガジン(雑誌名にはピー音が入った)の裏表紙に飲み込まれてやってきている。
余談
- 3年Z組では、風紀副委員長を務めている。本編同様、マヨラーぶりは変わらない。
- 柳生篇や人気投票篇ではさんざん某奥州筆頭ネタ(中の人ネタ)で弄られ、そしてホスト編(仮)にてついに「レッツパーリィ」と言ってしまった。
- イボ篇では何故かお妙との間に子供(V字前髪)ができており、それを見た近藤が闇堕ちした。
- 未来では遺影が登場しており、口髭を生やした伊達雄になっていた。
- 銀さんと身長が同じだが、実写映画版では彼の方が10cm低い(演者達の公式プロフィールでは)。
関連イラスト
武州時代
関連タグ
真選組 武州 近藤勲 沖田総悟 土方為五郎 沖田ミツバ 土ミツ
トッシー ポニ方 デコ方 マヨラ13 バラガキ 多串君 X子 土方スペシャル 副長マジ天使
中井兄弟(他作品とのコラボタグ)
ロロノア・ゾロ(ONEPIECE)…掲載雑誌と声優が同じの凄腕の剣豪繋がり。ただし、立場は正反対。そして公式からもネタにされている。
他言語記事
ネタバレ
以下、最終章のネタバレ
最終決戦から2年後。
桂が実権を握ったことで田舎に左遷された。
左遷された先が松下村塾があった地域で銀時と高杉の戦いに介入し、銀時を連行した。
この騒ぎをきっかけに新たな戦いにかかわっていくこととなる。