僕は…十兵衛なんかじゃない 男でも女でもない
僕は10-1は柳生九兵衞だァァァァァァァ!!
プロフィール
人物
先祖代々将軍家に仕えてきた武術の名門・柳生家の次期当主。
お妙こと志村妙とは幼馴染であり、幼い頃にお妙を借金取り(原作第1訓、アニメ版第2話で登場したマッシュルームヘアーの天人)から守った際に左目を失明。それ以来、眼帯を着けている。
隻眼で小柄な体格だが、「柳生家始まって以来の天才」と呼ばれている。
その剣技は常人には捉えることすらできず、鬼の副長をも圧倒する程であったが、それでも実戦経験自体は不足していたためか、戦場で数多の死線を潜り抜けた坂田銀時には最後の決戦にて逆に皿を割られて敗北している。
「柳生篇」で初登場。
お妙の許嫁と名乗り、当初はお妙に半ば強引にキスしたり、お妙本人や唯一の身内である弟・新八らの意思をロクに確認もせず柳生家へ嫁がせようとしたりと、傲慢で独善的なキャラクターとして描かれており、東城へのツッコミシーンはあってもギャグシーンは皆無だった。
しかし、柳生篇が終了し、新八らと和解した後は、性格も丸くなり東城曰く「あの一件以来どこか表情が柔らかくなった」と評されるほど穏やかになるが剣術一筋で生きてきたため、世間知らずのちょっとズレたキャラという立ち位置が定着し、桂小太郎同様に本人はいたって真面目だが大ボケをかますクールボケキャラへと変貌した。話によっては下ネタにも堂々と乗っかることもある。
記念すべき最初のボケは「合コン?合コンとは合同稽古のようなものか」。
なお、レギュラーキャラでは珍しく神楽と同様、父親だけとはいえ実の親が存命している数少ない人物。
以下ネタバレあり
九兵衛の母は、彼女を出産した直後に死亡。父・輿矩が「後妻を迎えれば“先妻の娘”である九兵衛の居場所がなくなってしまう」と考え、嫡男として育てられた。
柳生編以降の活躍
柳生篇以降は妙とは良き女友達として交流を続けているが、彼女に対する思いは減退するどころかより強いものになっている。
妙が激太りしてダイエット寺に向かった際にも太ったフリをして自分もダイエットを申し込んだり(本人曰く「お泊りがしたかった」とのこと)、後述する尾美一帰還の際には恋敵であるはずの近藤と共に大砲を引っ張り出して暗殺を謀るなどの入れ込みようを見せた。他にも人気投票篇では「妙ちゃんが1位になれればそれで良し。自分はそのためなら死んでもいい」などしょうもないことで命まで賭けることも。
これについて当人は、「自分が男として妙を好きなのか、それともただ単に百合なのか分からない」と発言していたこともある。
また、父と祖父が自分を守ろうとして男として育てたことは知りつつも、自己の性別に関しては葛藤がある模様。
女として生きることに対し憧れや未練・逆に汚れたバベルの塔への憧れや未練を同時にあわせ持つらしく、上の発言の根幹になってるのではないだろうかと思われる。
女らしい格好をすることは少ないが、素顔は美少女。キャバクラで着替えさせられた姿は店長とお妙に絶賛された。
女物の服を着る時は、髪型もポニーテールからツインテールにし、眼帯も花形などの可愛いデザインのものに付け替えている。
東城によると「ゴスロリが似合う」らしく、第6期OP「アナタMAGIC」ではお妙にゴスロリを着せられており、東城を歓喜させていた。
意外にもなかなかにプロポーションが良く、首から上を見ていなかった銀さんからは『ポール美乳マン』呼ばれるほど。
また、男性嫌いな所があるようで、男性に触れられると(例え将軍であっても)投げ飛ばしてしまう。長い時間触れられていると蕁麻疹が出る程。
ただし非常時に自分の意志で触れる場合はこの限りではないらしく、空中に放り出されて落下しかけた銀時を救助したこともある。
おそらく無意識の行動で抵抗がなかったのだと思われる。
ポテトチップスはイタリアンバジル味が好き。
「形が何か気持ち悪い」という理由で、キノコの類は苦手な様子。
料理は多少は出来る模様。
泳ぐことは苦手なようで、子供用プールでお妙と一緒に泳いでおり、一般のプールに行った後も浮輪をつけていた。
名家の生まれだけあって礼節は弁えており、銀時達がバブルス王女と近藤勲の結婚式を潰した際にはお詫びとして多額のご祝儀を「気持ちだけ」という名目で置いて行ったり父とは違いセレブであることにそこまで拘りはなく銀時達と言った下々の人間達にも分け隔てなく友好的に接する。東城曰く「金の縁ではなく心の縁を大切にするお方」。
その他の人間関係
柳生家に仕える九兵衛の護衛兼世話係の東城歩の度を超えた過保護っぷりにうんざりしているが、その存在と剣の腕前は認めており、行き過ぎているとは言え、彼の行動によって多少なりとも女性としてのお洒落に興味を持ち始めてもいるようである。またサプライズで誕生日会を彼が開いてくれた際には素直に感謝していた。
お妙にしつこく迫る近藤勲に対しては柳生篇以降も強い敵意を抱いている。
合成写真を使ったお妙との偽の結婚報告を近藤から送られた際には、それを鵜呑みにしてしまい、近藤に対して殺意を剥き出しにしていた。
なお、万事屋に届いた年賀状には、「ゴリラぶっ殺す!!」「近藤ぶっ殺す!!」といったメッセージが記入されていた。
その一方で、お妙を強く想う者同士故か、クリスマスのサンタ決定戦や尾美一に関する一件ではお妙に関する事柄で度々シンクロするなど、意外と気が合う素振りを見せていた。
人気投票篇では桂に堅物クソ真面目キャラとして桂とキャラ被りしていると、被っていないにもかかわらず指摘され(桂が実際気付いたのは竜宮篇)、以降彼に一方的にライバル視されている。
ただ、誕生日会に招いたりするなど、なんだかんだで友人と認めている節はある。
小説版
3Zでは3年Z組の女子生徒として登場する。
序盤では赤いジャージの上からセーラー服を着ていた。こちらでも男性として育てられた弊害がモロに出ており、寸劇を行った際には「だらしない夫」役をもらった際に「その妻」役の妙に抱きついて「ぐへへ」などと本音を漏らしていた。
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柳生十兵衛:元ネタ。
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B級グルメライターは→柳生九兵衛(グルメライター)