概要
原作漫画では第174~182訓、アニメでは第115~118話で描かれた、『銀魂』の長篇エピソードの一つ。
原作では『夏休み特別篇』と銘打たれている。アニメ版では本記事のタイトル通り『竜宮篇』と題されているものの、初放送時期は2008年7月中旬〜8月上旬と、概ね夏休み時期に合わせたものとなった。
夏といえば海、ということもあってか、海にまつわる昔話の中でも知名度が高い『浦島太郎』の物語がベースとなっており、比較的ギャグ描写が多めなのも特徴。
とはいえそこはやはり長篇エピソード、本筋は相応にシリアス気味である。
あらすじ
真夏の海水浴場で監視員の仕事を(真面目にとはとても言い難いものの)やっていた万事屋の3人。海水浴客の盗撮をしていた亀(?)である亀梨を捕まえた彼らは、彼の取り計らいで竜宮城に行くこととなる。その道中、他の亀たちに引き連れられる形でやはり竜宮城を目指すお妙や久兵衛、長谷川、桂に次々と遭遇し、さらに互いの戦闘に巻き込まれ海に投げ出されてしまった彼らは、気がつくと揃って絶海の孤島に流れ着いていた。
サバイバル生活のため島を探索する彼らだったが、そのさなか、偶然見つけた謎の箱によって銀時と桂が突如老人へと姿を変えてしまう。
それは、一見何の変哲もない無人島と思われたその島に秘められた驚くべき秘密、そして、乙姫と名乗る存在が仕組んだ恐るべき計画の始まりに過ぎなかった…。
関連項目
ガメラ:桂の召喚した巨大スッポンや、登場人物が着用していた甲羅のデザインのモチーフになっている。また、ガメラのモデルの説の一つである「長崎のスケベガメ」の話も、海水浴客の盗撮をしていた亀梨と似ているのかもしれない。