烙陽決戦篇
らくようけっせんへん
さらば真選組篇の後に続く銀魂の長篇。原作では第552訓~第595訓(単行本62巻~66巻)。
直前のさらば真選組篇(全27訓)を大きく追い越し、実に44訓に渡って展開された。
これまでの長篇はどんなに長くとも半年以内(20訓前後)の規模であったが、今回は1年近くに渡って展開されるというかつてない大長篇となった。
当初は最長の長篇であったが、直後の銀ノ魂篇に抜かれている。
今まで謎に包まれていた神楽の母をはじめとする神楽一家の過去の詳細や、さらば真選組篇で登場した虚の正体、また虚と朧の関係など様々な伏線が回収されている。
また前述の神楽の家族問題や、かつて離散した攘夷四天王、更には朧などの様々な因縁にも一定の決着がつく。
そして、この次に続く銀ノ魂篇が銀魂の最終章となる。
アニメは、2017年1月より深夜枠にて第4期が放送され、本長篇も映像化された。
黒縄島での佐々木の類を見ない反乱により、喜喜率いる新政権は早くも内部から崩れ始める。近藤と松平公を奪還した真選組は、生き伸びて革命の火を広げるという使命の元、江戸を守るために江戸を去った。
後日、桂の庇護のもと地下都市アキバに潜伏していた銀時らの元に「依頼」と称して信女が現れ、また子ら生き残りの鬼兵隊の面々と対峙させる。
信女は、虚の正体と天導衆の真の姿を打ち明け、虚を倒すためには松陽の弟子たちの力が必要なのだと説く。
その後、武市の口から春雨の攻撃により鬼兵隊・第7師団が壊滅状態に追い込まれたこと、またこの際敵方として星海坊主が参戦しており、彼と交戦した神威は行方不明になったことを知らされた神楽は、父や兄ともう一度家族に還るために「休暇届」を残し単身万事屋を去る。
残された銀時らは信女からもたらされた依頼を受諾し、桂や星海坊主からの情報提供を受けて一連の状況を把握していた坂本ら快援隊と合流。坂本らが春雨の手から密かに救出していた万斉の案内の元、神楽の故郷であり鬼兵隊の緊急集合先である捨てられた星「烙陽」へと向かう。
一方、春雨側では虚が元老院を抹殺し、総12師団の力を掌握。宇宙で最も危険な生物と化した存在が、銀時らに立ちはだかろうとしていた───。
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