概要
春雨(はるさめ)は、銀魂に登場する犯罪組織。天人で構成されている銀河系最大のネットワークを有する犯罪シンジケートで、元老と呼ばれる幹部たちが組織の最高責任者として内部を管理・統括しており、宇宙海賊春雨と呼ばれている。地球でも麻薬の売買・取り引きの斡旋・人身売買など非合法な活動が盛んで、鬼兵隊など地球の犯罪組織と手を組む事もある。
実働部隊は最高指揮官である提督の下に全12師団で構成され、その上に団長・補佐に副団長を各師団に設けており、そこにはいくつかの末端の組織を傘下に置いて数々の任務を一任させている。構成員は基本的に己の利権しか頭に無い上に同士討ちも日常茶飯事で、組織としての繋がりは非常に希薄である。ちなみに12師団の中でも上位の実力を持つ3人の師団長は三凶星と呼ばれている。
作中の動向
かぶき町四天王篇が終結した後の後日談(テレビアニメ第215話)にて、阿呆提督が自身の立場を脅かしかねない神威を謀略で公開処刑しようと企むが、協力関係にあった高杉晋助が率いる鬼兵隊の寝返りを契機に大規模な反乱が発生し、組織は神威と高杉に乗っ取られる。その後は幕府の転覆を狙う高杉に協力し、将軍である徳川茂茂を暗殺する作戦に参加するも、元老の命令で実働部隊を牛耳っていた第7師団そのものが排除される事が決定する。
茂茂が死去した後も執拗に第7師団と鬼兵隊に対する追撃が実行され、宇宙最強のエイリアンバスターとして名高い星海坊主の協力を得る形で着々と追い詰めていった。この頃から12師団の団長たちは神威と元老に振り回される状況に反感を募らせており、その結果として天導衆の1人である虚の手引きで全ての実働部隊が元老に反旗を翻した。こうして元老は組織を天導衆に売り渡されるも同然の形で全滅し、これによって春雨は組織として実質上の崩壊を迎えた。
その後は虚の私兵集団として活動する事となり、第7師団と鬼兵隊の残党が潜伏している惑星の烙陽に侵攻を開始し、上で述べた三凶星らを含む実働部隊の半数近くが投入される。
組織の主要人物一覧
元老
詳細不明
提督
- 阿呆(元/故人)
- 神威(現/引継・兼任)
第一師団
- 獅嶺(元団長/故人)
- 神威(現団長/引継・兼任)
第二師団
- 馬董(団長/三凶星「冥王星」)
第三師団
- 范堺(団長/三凶星「天王星」)
第四師団
第七師団
第八師団
- 勾狼(元団長/故人)
末端組織
- 陀絡(頭目)