概要
最終章・銀ノ魂篇にて登場する天人による連合軍で、坂田銀時らと対立する勢力の一つ(もう一つは虚と、彼の意思に操られる星芒教)。
天導衆の支配、及び虚の齎したアルタナ暴走によって母星を失った13ヶ国を中心に構成されており、紫雀と圓翔が旗上げとなって組織した。
同じく天人で構成された組織である春雨と同等か、それ以上の戦力を保有しており、宇宙戦艦「天鳥船」を母艦としている。
長らく自分達の母星を支配してきたアルタナ保全協会(天導衆)に強い憎しみを募らせており、彼等の組織壊滅と独占されてきたアルタナを奪還すべく、現在天導衆の主な活動拠点となっている地球に侵攻。地球近海に天鳥船を待機させ、大多数の宇宙艦隊で地球を包囲する。
地上では「天導衆の打倒」という大義名分を後ろ盾に、江戸の街を我が物顔で歩き人々に乱暴を働くなど、傍若無人な振る舞いを続けるが、やがてそれに反発するかぶき町の住人達と対立。予想外の抵抗を受けたことで、味方として引き込んでいた夜兎・辰羅・荼吉尼の三大傭兵部族を送り込むなど戦闘を激化させていく。
しかし彼等の最大の宿敵である天導衆は、虚の血の影響で死体同然の肉塊と化していた所を圓翔によって早々に発見されていたが、圓翔は自分と兵士達に残された天導衆に対する行き場の無い憎しみをぶつけるべく、その事実を隠蔽し、地球側との意味のない争いを引き伸ばしていた。
所属人物
アルタナ解放軍を組織した盟主の1人。「硝煙の皇子」の異名を持つ軍事惑星・武嶺の皇子。
死ねない肉塊と化した天導衆を発見するも、自身等の憎しみが簡単には消えないことから、地球人との戦争を続行してしまう。
アルタナ解放軍を組織した盟主の1人。解放軍の中では穏健派で、地球代表として天鳥船を来訪した将軍・徳川喜喜の停戦交渉を受け入れた。
実はある人物の実兄で、本名はバルカス。
三大傭兵部族
荼吉尼族の天人。3本の角(1本は折れている)と左目の傷が特徴。巨大な金棒を武器としており、軽々と振るう。
実は屁怒絽のかつての同志で、共に「角の団」を率いていた。
辰羅族の天人。青い髪を持ち、辰羅特有の包帯を巻いた容姿。元かぶき町四天王(及び春雨・元第四師団長)の華陀とは旧知の関係。
解放軍の掲げる「天導衆打倒」には興味はなく、報酬のためだけに動いている。
夜兎族の天人。頭に笠を被った小柄な老人だが、素顔は見えない。自身の配下の夜兎(春雨・第七師団の夜兎と同じ黒い服装)を率いる。
夜兎特有の戦闘力に加え、気功術の達人でもある。気功を操ることで、自らの筋肉を自在に肥大化・収縮化させ身体の大きさを自由に変えたり、自らの寿命すらも操ることが可能。
兵器
- 天鳥船
アルタナ解放軍の母艦である宇宙戦艦。
巨大な球状で、周囲を2つのリングが囲んだ見た目となっている。
- 火之迦具土神
天鳥船下部に搭載された破壊兵器。見た目はほぼこれに近い。
惑星を簡単に消滅させることが可能な威力を誇るが、実際に使用された前例は無い模様。