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ラピュタ

らぴゅた

ラピュタとは、アニメーション映画『天空の城ラピュタ』の略称。およびその映画に登場する天空の城の名称。
目次 [非表示]

ラピュタとは

  1. 小説『ガリバー旅行記』に登場する、巨大な空飛ぶ島。⇒ラピュータ
  2. スタジオジブリによるアニメーション映画『天空の城ラピュタ』の略称。
  3. 2.の劇中に登場する、天空に浮かぶ島。
  4. マツダ販売の軽自動車マツダ・ラピュタ
  5. Laputa

概要編集

pixivではスタジオジブリによるアニメーション映画『天空の城ラピュタ』の略称として扱われる事が多い。また、映画に登場する天空の城を指す場合もある。

ガリバー旅行記』に登場する「ラピュータ」がモチーフとなっている。


実在の海洋民族であるラピタ人とは間違えやすいので注意していただきたい。

また、半神的なラピテース族とも関係がない。


ラピュタ帝国編集

『天空の城ラピュタ』において700年以上前に全地上を支配していた空中帝国。国章は「翼のある街」。

本来はいくつかの層に分かれており、住人の地位で住居が分けられている。一般的に上流階級であるほどより上層で居住できたようである。

ラピュタ人は飛行石を結晶化する術を持っていた。結晶化した飛行石の力を用い島々を浮かせたラピュタ人は帝国を形成。卓越した科学力により全地上を支配し全盛を極めた。

ラピュタ王は天帝と呼ばれ、聖都(作中における空飛ぶ城)の地下にある半球体でラピュタの全システムを制御していた。


考え得る最高の富と贅沢の限りを尽くしたラピュタ人だったが、700年前、その科学力でも治せない疫病が発生した。その疫病は免疫力を極端に低下させるものだったらしく、ささいな病でラピュタ人は次々と倒れていった。ここに至って天帝は空中での生活を捨てる事を決断して地上へ降り、ラピュタ帝国は崩壊したのである。オープニングではこれらの歴史が短く編集されたイメージが流れている。


なぜ地上に降りれば疫病から逃れられるという結論に至ったのかは定かではない。

しかし、シータによるとトエル家(ラピュタ王族の宗家)が伝承としてゴンドアの谷に遺したと思われる唄に「土に根を下ろし風と共に生きよう 種と共に冬を越え鳥と共に春を歌おう」という一節があるらしく、それを踏まえてシータがラピュタが滅んだ理由について「土から離れては生きられない」と解釈している事から、超科学による人工的な環境のみに頼った結果、上空での生活に端を発する病で滅んだ可能性がある。少なくとも聖都に留まって生活する限り、状況の改善は絶望的とみられたのだろう。



第一層(聖なる光、天帝)編集

その名の通り、天帝(王族)が住まう場所と思われる。

劇中では第三層の巨木が突き破り崩落済み。


第二層(騎士の界、十二神将の塔)編集

その名の通り騎士(上級武官階級)が住んでいたと思われる。

「The art of Laputa」のイメージボードによると割と普通の居住区が立ち並んでいる。

劇中では第三層の巨木が突き破り崩落済み。


第三層(エデンの園)編集

大庭園。地上では絶滅した動物や希少な植物が保存されている。

「The art of Laputa」のイメージボードでは、巨大な樹木と透明な天井が描かれており、パズーたちが劇中で散策した庭園が第三層である事がわかる。


第四層(人民)編集

その名の通り人民が住んでいたと思われる。

劇中では大量の宝が保存されていた場所。

全地上を支配しただけあり、人民も相当裕福だったようである。


最下部(門)編集

城が地上にあった頃に使われていた門。

聖都が空にあるようになってからは閉鎖されている(劇中では崩れ落ちている)。


兵力編集

強力なロボット兵を大量に保持しており、かなりの戦力を持つ。


そして、「インドラの矢」、ソドムとゴモラを焼いた「天の火」、「ラピュタの雷」などと称される、大規模破壊砲(プラズマ電磁弾の様相を持つが、超すごい水鉄砲ことプロトンビームの一種)を下層から発射または投下できる。その様は、「ラーマーヤナ」にも見られる超古代兵器「ヴィマーナ」にも似る。

  • 爆発の様相から、「たこやき」や「おでき」(または「アトピー」や「吹き出物」)、「お○ぱい爆弾」と呼ぶ人がいるとかいないとか。酷いネーミングだ。
  • ラピュタの雷の描写は、ヴィマーナに核兵器が搭載され、インドで超古代文明による核戦争があったという都市伝説と似ている。

ラピュタはラピュタ人の集団墓地である?編集

「ラピュタ帝国」の項目で触れられたように、「天空にすら手を伸ばせるまでに栄華を極めた人類文明がその後崩壊し、離散する。」という構図は旧約聖書に登場した「バベルの塔」の内容とよく似ており、『ラピュタの雷』も同じく旧約聖書の一節になぞらえて表現されている。

ある意味ではラピュタは当時のラピュタ人の傲慢、思い上がりの象徴とも言えるが何故当時のラピュタ人達はそうした負の遺産とも言えるラピュタを「バルス」という自壊システムまで用意しておきながら破壊するなり機能を完全停止させてしまうなりの処置を施さなかったのかという疑問が残る。

このことについて考察している動画があるので観てみるとまたラピュタを観る目が変わるかもしれない。



その他編集

静月

上記にも記述した通り、劇中のシータとパズーがラピュタに到達するより以前から大規模な崩落は進んでおり、巨木とドーム、人民階級が住んでいたと思われる層の一部(上層の庭園に近い部位なので富裕層などの居住域にあたる可能性もある。実際、金銀宝石を始めとした高価な物品が数多くあった)以外は既に崩落していた。

オープニングで数秒だけ映る絶頂期の時代と比較するとおよそ100分の1にまでラピュタが崩壊している事が推測出来る。


最終的に巨木、その根に絡みついた巨大飛行石、巨木に支えられた形で残った庭園以外の全ては崩落し、ラピュタは遥か空の彼方に飛んでいった。また、その後も成層圏の内部に滞空しているので、キツネリスなどの生物も平気らしい。尚、これほどにまで庭園の巨木が成長したのも飛行石の効果の一つという設定らしい(早くに両親を亡くしたシータが幼い子供ながら、なんとか畑をやって暮らしていけたのも飛行石のおかげで作物の実りが良かったからとされる)。



関連タグ編集

天空の城ラピュタ

シータ ムスカ 飛行石


古代兵器:パズーの中の人が13年後に主役を務めた某国民的海賊漫画に登場する超兵器であり、なかでも長らく詳細不明だった3つめが「天空よりの砲撃である王国を滅ぼした」存在と同一ではないかと言われているため、その3つめに関しては恐らく元ネタのひとつとされている可能性がある。

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