僕は海賊にはならないよ
概要
CV:田中真弓
天空の城ラピュタの主人公で、スラッグ渓谷の鉱山で働く、機械工見習いの少年。
天涯孤独の身で両親とは既に死別(父は冒険家だったが、冒険の途中で空に浮かぶ城を見たと言って詐欺師扱いされたまま死んだ)しており、亡き両親が残した家で一人暮らしをしている。
毎朝、日の出を告げるトランペットを吹き、家で飼っているハト達にエサをやるのが日課。
自作の飛行機で、父親が目撃したというラピュタを探すことを夢見ている。
(これは、詐欺師扱いされたまま死んだ、父の汚名を返上するためでもある)
能力
育ちゆえか非常に身体が丈夫で、視力も良い。
明るく元気いっぱいな性格で、正義感と行動力にあふれる。
また
・実物を見たことはないはずの飛行艇を操縦・エンジン施工までこなす
・グライダーの操縦を即座に習得、自身とシータの安全策を考案し、更に超巨大積乱雲・龍の巣の中でさえ機体制御、着陸に成功する
・ラピュタの外壁でSASUKEプレイヤー顔負けのクライミング
などなど、10歳どころか並みの大人よりのハイスペックである。
ある日、空から降ってきたシータを守るために、奮闘することとなる。
中の人ネタ
作中で彼は「僕は海賊にはならないよ」と発言したのだが、後に中の人が海賊王を目指す少年を演じ、「海賊王におれはなる」と発言するため、しばしばネタにされる。
余談
『紅の豚』で空賊と関わっていたある少女は、後にその少年の海賊団のクルーになった(参照)。
そして最近、本人が再現してくれた。
補足(特に素性面の注意点)
パズーは緊急事態とはいえ、成り行きでドーラ一家に一時加入している。パズーは人生経験が大人には及ばなかったとはいえ、現実ならパズーと同じ状況ならば縛られたままならば裏稼業者の被害者で終えられる。劇中でもドーラ自身から「海賊の動機としては不純」と皮肉られたとはいえ、裏稼業加入の経歴を作ってしまったため、現実ならば特別に人脈運に恵まれたパイプがない限りは公務にも名の知れた企業会社にもまず入れない。(もっとも、軍に監禁されなおかつ殺害が仄めかされているシータを助けたい時点で、軍及び社会への不信感は相当なものだったし、そもそもここで前に進まなくてはストーリーは続かないが。)ドーラの二度とココへは帰れなくなるよ、覚悟はあるかい!も、パズーは「もうウチに寄らない、軍に攻撃されて死ぬかもしれない」と思っていただろうが、ドーラはそれに加えて「素性面に残るものがある」という意味もあったのだ。
軍に非協力だったシータと共に、ドーラと手を組んだパズーも軍にマークされていたのはまず間違いなく、パズーもシータも最後にはそれぞれ帰宅して元の平穏さを取り戻せたのも、2人をマークしていたであろう特定の軍部と政府機関関係者が、劇中でそろってラピュタの場で全員死亡し、軍と政府機関本部までには2人はマークされなかった強運からきている。ドーラ一家は元より空中海賊だから痛くも痒くもないが、2人の素性面の危うさはある意味「紅の豚」のフィオ・ピッコロ(彼女はポルコの手でカタギに送り返された)に近かったともいえる。
現実でも特定の政治団体や政党、公安の監視対象に加入してしまうと、通常は警察や自衛官やその他公務員などへの応募資格を失ったり、就職活動にも不利になる点は要注意である。(パズーの中の人が務めた海賊の友達も、アニメ版では当初海兵だったがその海賊の一味に加入した剣士から雑用でも2年も海賊団にいた素性じゃ海兵入隊はダメじゃないかといわれたが、友達海賊に機転をきかされて入隊に成功したが、実際は入隊を許可した海兵側も幾分察知しており、正直運がよかっただけである。)
関連イラスト
関連タグ
天空の城ラピュタ 飛行石 シータ ドーラ 僕は海賊にはならないよ
他作品
モンキー・D・ルフィ:漫画『ONEPIECE』の登場人物。上記の通り、中の人が同じで海賊関連で全く逆のセリフを言った。