解説
CV:糸博
主人公・パズーの働く「スラッグ渓谷」の鉱夫で、通称「親方」(EDクレジットでもその表記)。40歳前後。
映画内だと名前で呼ばれたのは殴り合いの場面でモブのヤジの一度だけだが、小説版では鉱山の衰退を嘆いて仲間達と自棄酒をしていた際の慰めや、迎えに来たパズーへの声掛けで複数回呼ばれている。鉱山で扱うエレベーター等の大型機械を扱うベテランの機械工。
人物
性格は荒く仕事にも厳しく、直接の描写はないが、パズーに拳骨を食らわせて自爆したことがある(パズーが自身の頭について「親方のゲンコツより硬いんだ」というセリフがある)。小説版によれば父の代からの鉱夫らしく、仕事に誇りをもっており、閉山も検討する鉱山主にかけあったりもしている。それだけに最近は鉱脈がなかなか掘り当てられず(目ぼしいものは掘り尽くされて久しく、映画本編でも掘り進もうにも既に昔の穴だらけと鉱夫達が言っているシーンがある)不景気一方な状況を映画本編でもぼやいている。
筋骨隆々の逞しい肉体をもち、孤児のパズーを見習として雇って世話し、ドーラ一家に追われる見ず知らずの少女(シータ)のために身体を張って海賊達に立ち向かうなど義侠心あふれる頼もしい漢である。
人間関係
家族には妻(通称「おかみさん」)と、娘にマッジがいる。なお、妻には頭が上がらず、名シーンである服を筋肉で破いた際には「誰がそのシャツを縫うんだい?」と言われて黙り込んでしまった。また、映画本編では軍から解放されたパズーを鉱山街で出迎えたのが妻のおかみさんとマッジだけが、小説版でのおかみさんの台詞によると鉱山現場で久々に鉱脈を掘り当てる事に成功し、ダッフィー親方は仕事に出ていたらしい。小説版での後日談を見るに、冒険を終えて戻ったパズーを迎え入れ再び見習として使ってくれている模様。