特徴
戦いを好む種族で、数々の星を潰してきたといわれ、たった一撃で大軍勢すら吹き飛ばし、屋根や峡谷を軽快に跳躍する超人的な身体能力を駆使して戦う。
幾多の戦いでの犠牲及び「親殺し」という独特の古い風習や、夜兎を恐れた他種族達に故郷の星・徨安を襲撃されて滅ぼされたことにより、現在は絶滅寸前に陥っている。
外見は地球人とほぼ変わらないが、透き通るような白い肌と怪力、傷の治りの早さ、そして苦手とする日光を防ぐため常に持ち歩いてる番傘が特徴。
手放せない番傘は武装化している者が多く、弾丸さえも防ぎ、時にはそれ自体で相手を殴り飛ばせるほど頑丈で、仕込んだ銃砲による射撃戦も得意とする。
高い身体能力を持つため、エネルギーの消費量も尋常ではなく、それゆえに消耗したエネルギーを補給するため一族全員が大食いである(その中でも神楽と神威は特に群を抜いている)。
上記の通り直射日光を浴びると弱ってしまう体質を持つが、その耐性は個々の生活環境によって大きく変わり、神楽のように多少の日光なら平気な者から、鳳仙のように著しく衰弱してしまった者までいる。
また、激しい戦いが多い故に身体の欠損(手足)が生じることがざらにあるため、義手や義足などの技術が発達しているとのこと。
神楽の父親である星海坊主は神威や虚と戦った際に両腕を、阿伏兎は神威と鳳仙の闘いを止める際に左手を失っており、その後は義手を着けている。
作中の動向
吉原炎上篇では、阿伏兎と共に神威と鳳仙の争いを止めに入った云業が心臓を貫かれ死亡。鳳仙も、万事屋や百華達との吉原をかけた戦いに敗れて死亡した。
将軍暗殺篇では、春雨第七師団に所属する夜兎達が、高杉率いる鬼兵隊と同盟を結ぶ形で徳川茂茂の暗殺に乗り出しているが、万事屋や真選組、伊賀忍者達の抵抗によってかなりの数の夜兎が犠牲になっている。
烙陽決戦篇では、春雨に見限られた第七師団が宇宙に逃亡した後も抵抗を続けていたが、制圧した要塞「南天楼」の自爆作戦や星海坊主の参戦により、さらに多くの夜兎が犠牲になっている。
春雨側も、第七師団と鬼兵隊の抵抗や、万事屋や攘夷党に快援隊の参戦、後の星海坊主の離反により、それまで傘下に置いていた多くの夜兎を失うこととなった。
登場人物
以下のキャラクターがこの種族に該当する。
元ネタ?
総じて色白で、一族の名称や作中において『兎』とも表現されていることから、元ネタは『月の兎(玉兎)』からと思われる。
また、月に関連する物語である『竹取物語』(『かぐや姫』)も元ネタと言える(何度か神楽を「地球から放そうとしたり」「本来の夜兎に戻そう」とするといった故郷に戻すエピソードが描かれている)。
「週刊少年ジャンプ」内の作品で「宇宙最強の戦闘民族」というキーワードがあり、「月」とも関連しているのでサイヤ人も元ネタと思われる。
サイヤ人というよりはその登場作品全体の要素ではあるが、文化のモチーフが中華風というのも一致している。
関連イラスト
関連タグ
サイヤ人‥前述の特徴に加え「大食い」「ストーリー開始時点では生き残りが少ない」「本能的には戦いを好む」など共通点がいくつかある。