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概要編集

CV.小野坂昌也(現在)、杉本ゆう(少年期)


志村新八志村妙の実家である恒道館道場の元塾頭。

愛称は「オビワン」、「オビワン兄様」、「一兄(はじめにい)」など。

志村姉弟にとってはの道における先達であると同時に

実の兄のような存在で非常に慕われており、妙にとって初恋の相手でもあった。


宇宙を放浪していたため、様々な星の方言が入り乱れ、おかしな喋り方になる事がある。


活躍編集

剣術留学のため向かったターミナルで発生した転送事故により行方不明になったが、その事故で毘夷夢(びいむ)星という辺境の星に転送され、サイボーグとして一命を取り留めていた。その後、その星でビームサーベルの使い方を体得し、強い相手を求め宇宙を放浪した末、「銀河剣聖(ギャラクシーソードマスター)」という称号を手に入れ、宇宙に名を轟かせた。


そんなある日、突然父親の墓参りをしていた志村妙の前に現れ、彼女から道場再興の話を持ちかけられた彼は、道場の塾頭となり、宇宙にいる間に身につけた「ビームサーベ流」で、彼女の唱える道場再興に協力を申し出た。その結果、たまたま復興の話し合いの場に居合わせた坂田銀時神楽や妙の初恋の相手を仕留めようと現れた近藤勲柳生九兵衛を巻き込み、道場の復興作戦が始まった。


しかし、途中から尾美の身体に異常が起きるようになり、突然倒れてしまう。倒れた事自体はただのメカ部分の燃料切れであったため大した事ではなかったのだが、そこで平賀源外の検査を受けた際に、尾美の身体はメカに生かされた状態にあり、それが止まってしまうと尾美本人も死んでしまう事が銀時達に知られてしまう。また、メカ部分に強力なレーザー砲付きの時限装置が仕掛けられており、時間が来ればその装置が作動して、レーザー砲を近隣の星々に乱射し、惑星間の大戦争を起こすようプログラムされている事も判明した。尾美は最初の改造の際、毘夷夢星の地元産業であるレーザー砲輸出を宇宙規模で規制しようとした地球への報復手段として、身体をレーザー兵器を取り付けられた上でサイボーグに改造されていたのである。度々尾美の様子がおかしくなっていたのも、この装置が本格始動しようとしていたからであった。


そして、いよいよ尾美の体内に仕掛けられた装置が発動し、尾美は地球を破壊する兵器に変貌する。これを知った銀時は、志村姉弟にこの事実を伝えるのは酷であると判断し、単独で尾美に戦いを挑んだ。どうにかして尾美の機械部分のみを破壊し、元の尾美一として志村姉弟の元に返そうとした銀時だったが、手加減が必要な戦いに苦戦してしまい、ついには尾美に殺され掛けてしまった。しかし、それを知って駆けつけた新八がそこに割って入って銀時を助け、今度は新八が尾美に戦いを挑む。その際、自分に挑んでくる新八を見て尾美が我に戻り、メカ部分も新八に破壊され、尾美の暴走は止まった。


だが、毘夷夢星の者による改造で、まだレーザー装置の発動の危機がある事を知っていた尾美は、銀時に志村姉弟を託すと、地球近くに装置発動のためやって来ていた毘夷夢星の宇宙船に対してレーザー砲を放ち、その衝撃に飲まれ死亡した。


死後、仮の墓が姉弟の父の墓の隣に建てられ、道場にも「永久名誉塾頭」として名札が残された。


暴走したものの親かった者によってそれを阻止され元の自分を取り戻す(ダークサイドからライトサイドへの回帰)、自身の犠牲と引き換えに親しい者を救う、などといった経緯から、名前の元ネタとなった人物よりもその弟子の方に近いと言える。


余談編集

尾美一を演じた小野坂氏は過去にサッカー選手の甘羅尾大作役として銀魂に出演していた。尚、この甘羅尾はアニメオリジナルキャラクターであり、原作には登場しない。


関連項目編集

銀魂 銀魂の登場キャラクター一覧 ビームサーベ流篇 志村新八 志村妙

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