プロフィール
真名 | 徐福 |
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クラス | 不明 |
性別 | 女性 |
出展 | 司馬遷「史記」、日本「徐福伝説」各伝 |
地域 | 中国/秦王朝、日本/徐福伝説所在地 |
属性 | ?・? |
好きなもの | 虞美人 |
嫌いなもの | 自分より虞美人への敬愛を主張する者 |
イラスト | TAKOLEGS |
概要
『Fate/Grand order』に登場するサーヴァントのひとり。イベントシナリオ「サーヴァント・サマーキャンプ!〜カルデア・スリラーナイト〜に初登場。
本イベントにおける黒幕で、一言で言うなら虞美人の信奉者。
生前に彼女と出会い、様々な感情を飛び越えて惹かれるようになる。そして己が不死身を嫌う虞美人の為に、弟子たちと共に蓬莱山のコミュニティを作り、表向きは不老不死の研究としつつ不老不死を殺す術を研究してきた。
真名
徐福。
古代中華王朝・秦代の方士(道教成立以前の仙道術師)。
中華を統一し、不老不死の実現を求めた始皇帝に対し、自ら仙境の三神山―――即ち、蓬莱・方丈・嬴州の桃源郷と、そこにあるとされる不老不死の妙薬の探索を進み出る。
徐福の才を認める始皇帝はこれを快諾し、童子3,000人、五穀の種、百工の技師を与えて船に乗せ、徐福を遥か桃源郷へと送ったという。
しかし始皇帝の崩御に至るまで徐福はとうとう帰還せず、そのまま行方知れずとなった。
一方、徐福の求めた仙境こそ日本であるという伝承が、日本列島の海岸線を中心に複数存在する。
徐福一行の子孫を名乗る氏族は日本各所に存在し、現在でも徐福はその地の鼻祖として崇拝される。
なお史実においては男だが、型月あるあるとして本作では女にされている。本人はその件について、自分を嫌っていた文官達が嫌がらせで男と記録したのだろうと予想している。
蓬莱の歴史
型月世界においては3000人の弟子たちと共にひっそりと日本に渡ったとされ、そのまま住み着いた山奥の盆地を「蓬莱」と名付けて、不老不死とそれを殺す為の研究を開始した。
試行錯誤の末「一つの仮面にあらゆる"死"の要素を宿らせ、生の可能性を失くす魔術礼装へ作り上げる」アプローチに着手する事となった。
その為には10万を超える「死の経験」が必要であったが、外界に知られることを防ぐためもあって人体実験のような非人道的行為はしておらず、人形を作り模造品の仮面を被せてあらゆる「死」を植え込ませていた。
それは長を含むごく一部しか真相を知らないまま徐福の一生が終わった後も続けられ、果てしない時間の中少しずつ脱落者を出しながらも、完全まであと一歩の段階までたどり着いた。
しかし二千年に渡って「死」を経験させられ続けた仮面は憎悪の塊となり、その模造品を被った人形も凶暴化して人間を襲うようになってしまう。
最終的に40年前、撮影した媒体や土地にまで強力な呪詛を及ぼす様になり、もはや長年の悲願をすっぱり諦め村を封印して脱出しなければいけない状態に陥り、そこで蓬莱の歴史は終わった。
その後「誰か」に蓬莱山へ召喚されたサーヴァント・徐福は、弟子の子孫たちの研究成果を引き継ぎ、今度こそ虞美人を殺して救うために今回の事件を引き起こした。
能力
徐福自身は幻霊の可能性もある弱いサーヴァントで、戦いや荒事に関しても全くの素人。
だが同イベントの彼女は、最凶の呪具と化した上記の仮面を用いる事で、トップサーヴァントすら容易く「死」を与える事が可能となっており、山に染み付いた呪詛も幻術の効果を高めるカモフラージュとして活用する難敵となっていた。
戦闘時は中華風の衣装を身に纏ったアーチャークラスのゴースト系エネミーに変じるが、これはシステム的に水着虞美人が相性有利になるよう調整されたため。
本人の該当クラスについては不明。
関連人物
始皇帝
生前に霊薬を入手するよう自らに命じた相手。そのためなのか、イベントの場には来れないのにイベント特攻サーヴァントになっている。能力があれば老若男女など気にするようなタイプではないと述懐しており特に悪い印象は持っていない様子。
虞美人
生前に面識があり、いろいろあって懐いたことがイベントにおける事件を起こした動機である。
肩には彼女を模した人形を載せている。彼女の事は「ぐっ様」という呼び方をしている。
虞美人としては蘭陵王ほど親しいわけではなかったが、別れの挨拶を言う程度の仲ではあった。
最終的に彼女の槍技で引導を渡される。
蘭陵王
同じく虞美人を慕う旧知であり、それ故に嫌っている相性の悪い相手。
彼に「思いは正しいがやり方が間違ってる」と指摘されて激昂し、そのまま洗脳した彼を手駒「ダーク・ラン」として虞美人にけしかけるが…。
アビゲイル・ウィリアムズ〔夏〕
利害の一致から配下となったが、イマイチ言う事を聞いてくれない。
殺生院キアラ
特異点に現れたイレギュラー。危機感を抱き上手いこと殺したものの、パワーアップして這い戻ってきた彼女に特異点を半分乗っ取られてしまった。
項羽、主人公
今の虞美人に「生きる理由」を与えた者たち。
その事に強い嫉妬を抱くが感謝もしており、自分が負けたときに備えて「虞美人様をお願いします」というメッセージを主人公に残していた。
マシュ・キリエライト
主人公の振りをして騙した相手。しかし徐福は「マシュちゃん」と呼ぶ彼女との時間を割と楽しんでおり、誘拐した際も終始丁重に取り扱っていた。
徐福が残した日記には、騙していたことも含めた彼女への謝罪と、楽しい日々へのお礼が綴られていた。
ジル・ド・レェ、織田信勝、明智光秀、アグラヴェイン
狂信者という意味での同類。
その他
存在が仄めかされていた時点で、イベントマップの地形や仙道関連を匂わせる要素から、推察班から黒幕疑惑を向けられており、割とあっさりその正体を特定されていた。
蓬莱山Bでマシュやシグルドたちと一緒にいた「偽主人公」の正体であり、本物の主人公は蓬莱山Aでエミヤたちと一緒にいた方。わざわざ出向いた理由は、まったくのイレギュラーであるキアラの目的を探る為。
レイシフトした時点でA隊(主人公・エミヤ)たちとB隊(マシュ・シグルド)たちは離れ離れになっていたが、徐福のホームグラウンドである特異点であるため、認識を操作されて互いが互いをマスターたちと離れている別部隊だと思い、本物の主人公もマシュが一緒にいないことを不安に思うことはなかった。
また主人公の記憶を読み取り成り済ましていたものの、陰陽の術の関係で主人公とは逆の性別になってしまったが、同じように認識操作でマシュやシグルドたちの「主人公の性別」を誤認させていた。
唯一マシュは主人公の様子に違和感を抱いていたが、確信を指摘することはできなかった。
ちなみに本物の主人公は虞美人を「先輩」と呼ぶが、偽主人公は虞美人を「虞美人様」と呼んでいる。
本格的に登場する以前から「彼女」と、性別は女性であることが明示されていた。
そしてビジュアルが判明した途端、特徴的な髪型から案の定イベントに全く関係ないアイツが徐福を差し置いてTwitterトレンド上位に食い込み、担当声優を困惑させる事態になった。
なお、騒ぎを理解した当人はこういった返しで応えている。
担当キャラを見るだけでもスキルが三つともMAX値のLv10でキャラ自体のLvも聖杯転臨をしてLv100(これもMAX値)にしており、HP、ATKともに1万越えのため☆4フォウも使っている。
余談だが、後半のシナリオの関連エピソードの中に、彼が登場するものがある。
しかも登場理由がメカクレの事を考えていたら湖に引きずり込まれたというもの。
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