夏魔必滅槍舞(アンチフリング・ロンド)
- ランク:A
- 種別:対軍宝具
- レンジ:1~10
- 最大捕捉:20
「我が想いよ、届け……」
「我が舞は、項羽様だけに捧げられるもの……即ちそれを見る貴様らに、命はない!末期の記憶として残すことも許さない。我が身と同じく、芥と果てて散るが良い!『夏魔必滅槍舞(アンチフリング・ロンド)』!!」
フリングとは俗語で『浮気』や『一夏の恋』、転じて夏の魔物のことをここでは指す。
項羽に貸し与えられた、項羽の愛の具現化である、(と当人は思っている)槍による、対・夏の魔物専用強制排除ムーブ。極端な決めつけによる男性特攻を持つ。
虞美人には武術や戦術の心得などないが、項羽への愛が盛り上がった結果、かつて彼の前で踊った剣舞のことを思い出した。
それを利用しようと思い立ち、さらに槍舞としてアレンジしたのがコレである。
結果としてなぜかポールダンスっぽくなってしまった。
元の宝具『呪血尸解嘆歌』と同じように自らの肉体を破壊しながら魔力を暴走させて異常気象を起こすものだが、項羽の槍を軸とした槍舞の動きにより「回転」のベクトルが与えられることで、結果的に血の雨ではなく竜巻型の呪詛が発生することになる。
永遠の嘆歌(ラメント)が形を変えた、死の輪舞(ロンド)。
対象を捕捉後、上空高く舞い上がり、槍を構えて一直線に急降下。
地面に到達するとともに、急速に自壊しながら槍を軸に高速回転し、死の竜巻を発生させる。
その様相は、禍々しくも一輪の可憐なヒナゲシを彷彿とさせる。
ゲーム中では、カードの種類はQuickで、効果は【敵単体に超強力な〔男性〕特攻攻撃&呪い状態を付与(3T)<オーバーチャージで効果アップ>&やけど状態を付与(3T)<オーバーチャージで効果アップ>】。
実はこの宝具、セリフが三種類あるのだがそのうちの一つが、項羽と会えないがためにぶっ壊れてしまったかのようななんとも言えないセリフとなっている。
内容は……、実際に聞いてみた方が解りやすいだろう……。