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サーヴァント

さーゔぁんと

TYPE-MOONより発売されたゲーム『Fate』シリーズに共通して登場する存在。
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英語Servantの一般的な意味としては、召使い/召使下僕を参照。)

概要

サーヴァントとは、英雄が死後、人々に祀り上げられ英霊化したものを、魔術師聖杯の莫大な魔力によって使い魔として現世に召喚したもの。
ただし使い魔とは言っても本質的には全くの別物であり、詳細は後述するが本来使い魔として扱うには手に余る存在である。

聖杯戦争では聖杯あるいは聖杯戦争そのものによって叶えたい願いのため、召喚した魔術師“マスター”と協力し、他のサーヴァントやマスターとたった一組になるまで争い合う(参加数は基本的には7組だが、7組以上で行われる聖杯戦争もある)。

英霊

概要で示したとおり、英霊とは「英雄が死後、祀り上げられ精霊化した存在」のことである。
そのため世界の法則から解き放たれており、世界の外側にある「英霊の座」と呼ばれる場所から「世界の危機」に際して「世界からの要請」によって過去・現在・未来を問わずあらゆる時代に召喚される。
また本来はその形態も直接具現化するのではなく、その時代に生きる人間への憑依に近い形で現界し、それを後押しするという間接的な介入しか行わない(メタ的な言い方をすればその在り方は「主人公補正」に近い)。

その力は現代の人間では太刀打ちできないほど強大なものであるが、英霊の「本体」を直接召喚できるのは世界のみ。人間が「本体」を召喚することは不可能であり、サーヴァントは「本体」を基に各クラス(後述)ごとの側面を切り出したコピーのようなものである。
ゆえに「英霊としての強さや能力」と「サーヴァントとしての強さや能力」は必ずしも一致しない。

英霊は実体化する際に、まず霊核を得て、その霊核が魔力で出来た肉体を覆うことで実体化する。文字通り霊核とはサーヴァントのであり、これを破壊されると、どのような不死性を誇るサーヴァントでも現世にとどまることができなくなる。サーヴァントが実体化する際には、「心臓」と「首」がこの霊核に直結した部位となるため、同時にサーヴァントにとっての弱点となる。

サーヴァントを消滅させても、それは単にサーヴァントが現界できなくなっただけに過ぎず、「本体」そのものが消滅するわけではない。一度消滅したサーヴァントが別の聖杯戦争で再び召喚される場合もある。
また、英霊は本来「力の塊」であり、生前の人格をほとんど有しておらず、サーヴァントとして召喚された際に聖杯から生前の人格を模倣した人格を与えられる。同時に召喚された時代・場所の基本知識や言語も与えられるため、いかなる時代にも問題なく適応できる。

聖杯戦争時の記憶についても、消滅後に英霊の座へと帰還した際「記録」として「本体」にフィードバックされる。このため、複数回聖杯戦争に召喚されたサーヴァントは「他の時間軸の聖杯戦争の記憶」も記録として保持しているが、量が膨大な上それらの多くは「実感を伴わないもの」となるため、多くのサーヴァントは現界に際してその記録を忘却してしまう。
そのため「とある英霊」が「同じクラス」で別の聖杯戦争で召喚されたとしても、厳密にはそれは別の存在といえる。

しかし強烈な印象として残る「記録」は実感として再現され、「他の時間軸の聖杯戦争の思い出」として引き継ぐ場合もある。
その場合は現界したサーヴァントに何らかの精神的影響を与えているケースが多く、歴史・伝説上は面識のない英霊と知古である場合や、生前の願望や葛藤が変化している場合もある。
現代の文化や出会いに強い感銘を受け、生前にはなかった趣味やキャラクター性を会得している英霊も少なくない。


なお、英霊にもある種の区別が存在する。
生前の偉業が称えられ英霊となった一般的な英雄
世間から悪と認識されながらも結果としてそれが人々の救いとなった反英雄
そして生前、英雄としての力の代償として死後の自分を星に売り渡した守護者など。
他にも信仰や伝承の知名度などの条件さえ整えば、架空の人物概念現象そのものすらサーヴァントとして召喚することが可能。

架空の人物、概念、現象を除いた英霊の共通項として、ヒトとしての死を迎えていることが英霊であることの絶対条件である。そのため、歴史の中で功績こそは残してはいても、なんらかの事情で死ぬ間際、あるいは死ぬことができなくなったために世界が終わる時まで生き続けなければならないは英霊クラスの実力を持っていても厳密には英霊ではなく、そもそも生きているために本来は召喚されることは叶わない存在。

何らかの契約、あるいは特殊な召喚のシステムを介することで、本来のサーヴァントとは若干異なる形だが召喚することが可能である。一応、死んではいるが自分が死んだという事すら認識できないほどの狂気に囚われていたバーサーカーも存在する。

幻霊

民間伝承や物語に伝えられる極めて架空に近い存在や、実在しているが英雄と呼ばれるには武勲や活躍に乏しい者たち。歴史・知名度(信仰)・存在感などの霊基数値が不足しているため英雄にも反英雄にもなれず朽ちて消えるだけの存在。

本来であれば幻霊はサーヴァントとして呼び出すことができず、例え召喚できたとしてもサーヴァントの中でも最弱になりやすい作家系のキャスターにも劣るレベルの弱さとなる。
とはいえ宝具の性質だけは英霊同様変わらないとされる(当然宝具の威力自体は減衰し、そもそも使えないとされる)。
しかし極めて世界法則の乱れた世界(物理的・魔術的に破綻した世界)に於いては幻霊と幻霊、英霊と幻霊を融合させることによる霊基の強化が可能であり、その場合に限り、通常のサーヴァントと同等以上の力を発揮することができる(もちろん、霊基に相当手を加えているため、原典とはかけ離れた存在になる)。

また世界の抑止力が特定の幻霊を必要とした場合、特例として疑似サーヴァントに昇華して召喚されるケースもある。

クラス

英霊をサーヴァントとして召喚するために憑依させる「器」で、英霊それぞれの能力や逸話に応じて7つのいずれかに分けられ、基本的に重複はしない。
基本7クラスに該当しない特殊な英霊の場合は「特殊クラス」として召喚される。冬木の聖杯戦争では、その際三騎士以外の4クラスの内のどれかと入れ替わる形になる。
複数のクラスに該当する英雄の場合、サーヴァントとして召喚される際は、いずれかのクラスに該当する側面が召喚される。
元が同じ英霊でも、クラスによって姿・能力などが異なる別個のサーヴァントとして召喚される場合がある。

基本7クラス


エクストラクラス



なお、聖杯戦争ではサーヴァントの真名(本名、諱)を知られると原典を調べられて容易に弱点を露呈してしまう恐れがあるため、真名を隠しクラス名で呼ぶのが一般的である(隠す事にこだわらず自分から真名を明かす者も)。場合によってはマスターにさえ真名を隠す事もある。

そのためシリーズ当初はサーヴァントの正体(あるいはそれを探る事)が物語の重要な要素になっており、真名で呼ばれるのはこの人くらいしかいなかったが、近年では派生作品が増えた事によりクラス名だけを使うと個々人の区別がつきにくくなったため、作風の関係上基本的に真名を隠さない『Fate/Grand Order』の登場以降、ファンの間ではほぼ真名で呼ばれるのが一般的になっている。クラス名で呼びかけたらその場にいた該当者全員が反応するというネタがお約束になるほど。

二重召喚

三騎士(セイバー・アーチャー・ランサー)及びエクストラクラスを除いた、ライダー・バーサーカー・キャスター・アサシンの4種については召喚の際に特殊な条件付けを行う事により
二つのクラス別スキルを保有することが可能。これ自体もサーヴァントにとってはスキルの一つとして付与される。
作中で正式な形で描写されているのは現状セミラミスのみだが、李書文(EXTRA版)が強引な令呪移植の影響で二属性持ちとなったり、ジキル&ハイドはジキル時がアサシン、ハイド時がバーサーカーへスイッチする形で実装される等の例がある。

能力

ステータス

サーヴァントの特徴の一つとして、生前の英雄としての逸話や伝説に応じた能力と、それを具現化した宝具を持つ。
筋力・耐久・敏捷・魔力・幸運・宝具の6つのパラメータがある他、召喚時の各クラス特有のスキルも持ち、それぞれが低い順にE~A、EXのランクで区分されている。

  • 筋力:肉体的な力の強さ。
  • 耐久:ダメージにどれだけ耐えられるか。
  • 敏捷:素早さ、反応の早さ。
  • 魔力:魔力をどれだけ扱えるか。
  • 幸運:運の良さ。
  • 宝具:所有する宝具の強さ。

なお、「筋力」は『Fate/stay night』劇中においてイコール通常攻撃力と解釈出来るシーンがあるが、このシーンを除いた設定資料集(コンマテ)や奈須きのこのインタビューにおいては上述するような一般的な意味合いでの筋力に近いニュアンス(肉体的な力の強さ)で使われている。

「宝具」は所有する宝具の強さを表すとされているが、『Fate/stay night』の時点で保有宝具のランクとステータスの宝具のランクがあっていない例が既にあり、これらが一致する場合も多いが、一致しないサーヴァントもしばしば登場する。

ランクに+表記がついている場合は、瞬間的に数値を倍化できる。
数によって倍率が変わり、+は2倍、++は3倍、+++は4倍。文字通り破格の上昇率だが、それゆえに所有者も希少。

逆に-表記がついている場合は、判定上はそのランクだが実際の能力はそれ未満であるもの、また安定しない数値を表す。
例えば「B-」である場合、各種判定はBであるが実際の能力そのものはC程度でしかなかったり、安定してB相当の能力を発揮できなかったりする。

また「EX」は規格外・E~Aの数値に該当しないそもそも別格な能力値といった意味であり、単純に「A」より強力という時もあるが、あまりに異質・特殊である場合も「EX」と判定され、その際は単純な出力では「A」などに劣る場合もある。
また計測不能であったり、カウントがオーバーしているのではなく数値にすることが出来ないパラメータは★で表される(昨今では「-」という表記なしも登場しており、方向性は異なるだろうが同様の意味を持つ……のかもしれない)。

スキルの場合は、同じ名称、同じランクでも個々のサーヴァントによって効果が微妙に違ってくる事がある。
これらのパラメータは、マスターが最も認識しやすい形で確認でき、ゲーム中で閲覧できるステータス画面はこの能力によるものと設定されている。

サーヴァントとしての基本性能はマスターの魔力量とクラスによる影響の他、その土地での知名度によって補正がかかる。
例えばクー・フーリンは、アイルランドでは高い知名度を誇るため強力なサーヴァントとなりえるが、日本では知名度が低いため、本来の力より劣ってしまう。
場合によっては、人々からのイメージが呪いじみた力となって能力や外見にまで影響を及ぼす事もある。

サーヴァントの召喚や現界に必要な魔力は聖杯戦争中に限りある程度は聖杯から供給されるため、魔力の少ないマスターでもサーヴァントの召喚及び現界の維持は可能。
ただし、戦闘行為や宝具の使用にはマスターの魔力が用いられるため、魔力の少ないマスターだとサーヴァントのパラメータが下がったり、宝具を使えなくなったりする場合もある。
加えて、マスターには『サーヴァントが現世に留まるための要石』という役割もあるため、マスターを失ったサーヴァントは他のマスターと再契約するか、人を襲い『魂食い』で大量の魔力を得ない限り消滅することになる。

また、聖杯戦争が終了すると聖杯から魔力が供給されなくなるため、大抵の場合マスターの魔力だけでは現界に必要な膨大な魔力を維持できず、勝ち残ったサーヴァントであっても結局は消滅する運命にある(規格外の魔術師がマスターだった場合や、聖杯に「2度目の生」や「受肉」を願えば話は別になる)。

サーヴァントは基本的に実体を持った幽霊のようなものなので、自分やマスターの意思で霊体化して物理的に消えることが可能。
その間はサーヴァントに対する物理攻撃を完全に無効化できる他、壁をすり抜けたり人目から隠れたり、通常では不可能な高速移動やサーヴァントの維持に必要な魔力も節約できるが、戦闘行為も行えないため、マスターは無防備になってしまう。また霊体状態は完全に無敵というわけでもなく、「直死の魔眼」等であれば霊体状態でも殺せる事が明言されている。

他にも、特殊な事情がある一部のサーヴァントに関しては、霊体化できない場合もあり、霊体化を好まず普段から実体化しているサーヴァントもそれなりにいる。
また、霊体化していても他のサーヴァントや霊感の強い人間には姿が見えてしまう事もある。

サーヴァントとマスターは魔力で繋がっているため、記憶や認識をある程度共有したり、テレパシーのように会話したりすることができる(マスターやサーヴァントの意思でシャットすることも可能)。ただし、感覚器官をリアルタイムで共有する場合は、サーヴァントは実体化していなければならない。

属性

各サーヴァントの精神的な傾向。
重んじる方針」の秩序・中立・混沌と、「性格」の善・中庸・悪の各3種類による組み合わせで表される。
例外としてバーサーカーの場合性格が「狂」で表されることが有り、最近では性格が花嫁といったキャラクターも登場している。

余談だが、サーヴァント同士の相性は「性格」の不一致はあまり問題にならないが、「方針」の不一致は軋轢が大きくなりがちらしい。
『Fate/stay night』のセイバーとライダーは、二人とも礼儀正しく基本的には他人を尊重する性格だが折り合いは悪い(尊重しているので争いには発展しない)。
Fate/Zero』における聖杯問答の三君も、全員性格は「善」だが結果はあの通りである。
しかし個人差はあるので、全てのサーヴァントに当てはまるとは一概には言えない。

なお、勘違いされやすいが重んじる方針・性格のそれぞれの意味合いに関しては公式から詳細な説明がなされたことはない。
方針は社会ルール、性格は自分ルールなのではないか、という説がファンの間で言われることが有るが、これはあくまで元ネタと思われるダンジョンズ&ドラゴンズの属性(アライメント)からの想像であり公式ではないので注意が必要である。

EXTRAマテリアルで緑茶に対して、「属性が善なので、悪人は憎むが善人(凡人)を憎むことは無い」という記述がある一方、『Fate/stay night』でのギルガメッシュや『Fate/EXTRA-CCC』でのBBの行動を考えると、本人の匙加減、突き詰めて言えばキャラクターの設定を考えてる人の匙加減と言えるので、これが正しいというのはとくにないと思われる。

カテゴリ

英霊の立ち位置を表す属性。『Fate/Grand Order』にて初登場した要素。
大きく分けた場合、『人』『地』『天』『星』『獣』の5つに分類され、『人』は『天』に強く、『天』は『地』に強く、『地』は『人』に強いという相互関係にある。

『人』は西暦以後に人類へ貢献した偉人が死後に英雄視され共通認識となったものを指す。
本当に生前から超人的な能力を所有している場合もあるものの、基本的には死後、大衆によって神格化された英霊。
例としてエミヤネロアンデルセンシェイクスピアロビンフッド坂田金時などが挙げられる。

『地』は土着の幻想伝承に語られる英雄に関係するもの。実在しているかどうかはともかく、その知名度が重要になる。
こちらはアルトリアメドゥーサメディアディルムッドジャック・ザ・リッパーなどが分類される。

『天』は英霊にランクダウンした神霊、神の血を引く英雄など、神話よりの人物が多い。大体において「神性」のスキルを得ている者が多い傾向にある。
ギルガメッシュを筆頭に、クー・フーリン玉藻の前カルナアルジュナなどが分類される。

『星』は天でも地でも人でもない属性。人類にとっての希望であり、困難を打ち破る象徴。主に人類史に残る偉業を成し遂げた者が分類される。
総数は少ないが、ジャンヌドレイクダ・ヴィンチテスラナポレオンなどが分類される。
一見あらゆるカテゴリに対してマイナスを持たない万能属性に見えるが、その本質は別にあるらしい。

またこれらとは別に『星』と相剋するカテゴリ『獣』も存在する。

召喚

魔術師が聖杯戦争の舞台となる土地とタイミングで特定の儀式を行うことで、クラスに応じたサーヴァントを召喚することができる。
ただし、聖杯戦争開始時期になってもマスターとなる魔術師が揃わない場合、マスターとしての資格を持つ者の前に強制的にサーヴァントが召喚される場合もある。

基本的にはマスターと波長の合う、性質の似た気質のサーヴァントが召喚されるが、決められた手順で儀式を行ったり、英霊と縁の強い遺物を召喚の際に触媒とすることで、特定のサーヴァントを狙って召喚することもできる。
その場合でも、複数の選択肢がある場合はその中から性質の似た者が、また同一英霊でも比較的性質の似た側面が選ばれて召喚される。またその際に召喚したマスターの人格的影響を受けることも有り、個体差はあるがマスターの善性に引っ張られて冷酷さや凶悪さがマシになるものもいる。
ここで言う「性質の似た」とは文字通り性格等が似ている事を意味するが、イコール相性の良いサーヴァントとなるとは限らず、性質が似ているが故の同族嫌悪が起こりうる可能性が作中で指摘されている。

このように、基本的に聖杯によってマスターとサーヴァントの組み合わせは決定されるが、英霊指定召喚の場合は根本的に主従の反りが合わない場合もあり、そこから生じる仲間割れのリスクも内包している。
バーサーカーに限っては、召喚時の呪文に特定のフレーズを加えることでクラスを指定して召喚することもできる。

実在しない架空の英霊も確かな信仰さえあればサーヴァントとして召喚可能だが、その場合は架空の英霊そのものではなく、そのモデルになった人物、もしくはその架空の英霊と類似点のある人物が召喚される場合が存在する。そのため、召喚してみたらただの普通の人だった、というケースも起こりえる。
ただし、型月世界は現実世界と違い、現実世界での架空の英雄が普通に実在したことになっていたりするので、現実世界で架空の英雄だからと言って型月世界でも架空の英雄とは限らない(逆に現実で実在とされる英雄が型月世界では架空の英雄であるケースもある)。
また、世界線によっては実在の有無や性別などが異なっている英雄も存在し、原則的には召喚される世界の事実に則している人物が呼び出される。


また、冬木の聖杯戦争は大聖杯の製造元が西洋のアインツベルンであり、そもそも聖杯という概念自体が西洋のものであるため、基本的に東洋圏の英霊は(何らかのイレギュラーな要素がない限り)召喚できない。ただし、中東の英霊(例:ギルガメッシュ、ハサンなど)もイレギュラーなしに召喚されているため、厳密な地域の区別は不明。
派生作品ではアインツベルン製でない聖杯を使った別の聖杯戦争が描かれるケースが多くなり、知名度補正を除けば出自を問わない英霊召喚の比率が多くなっている。

また一部のサーヴァントは、自らの同士や家臣達をE-相当の「単独行動」スキルを持つクラス無しサーヴァントとして召喚できる宝具を持つ事がある。
主に騎獣ありきのライダーや、彼らこそが自らの人生・功績であると考える英霊に見られる傾向で、召喚に応じるかは各員の自由意志による模様。

1人のマスターが契約できるサーヴァントは、基本的に1人のみ。マスターを失ったサーヴァントとの再契約などで2人以上のサーヴァントと契約する事も可能ではあるが、その分維持に必要な魔力も増えるため、何らかの形で魔力を補える状態にない限りは現実的ではない。

召喚詠唱

素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。 (祖には我が大師××××××××) ※1
降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ

閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。
繰り返すつどに五度
ただ、満たされる刻を破却する

―――――Anfang(セット)

――――――告げる

――――告げる
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ

誓いを此処に
我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者

(されど汝はその眼を混沌に曇らせ侍るべし。汝、狂乱の檻に囚われし者。我はその鎖を手繰る者―) ※2

汝三大の言霊を纏う七天
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!

※1 「礎に石と契約の大公」の次にマスターの起源や個性、系譜など様々な要素による一節が組み込まれることがある。
(例)遠坂家:「祖には我が大師シュバインオーグ」。
また『Fate/Apocrypha』では各陣営の色を宣言する一説が加えられている。
黒の陣営:「手向ける色は“黒”。」 赤の陣営:「手向ける色は“赤”。」

※2 括弧内はバーサーカー召喚の際に加えられる。アサシンも同様の手順で召喚が可能なようだがアサシン召喚の詠唱は不明。

令呪

マスターに与えられる3回限りの絶対命令権。基本的に身体のどこかに3画の文様として刻まれる。
マスターとしての証でもある切り札的存在。詳しくは該当記事を参照。

特殊なサーヴァント

オルタナティブ

「もう一つの」という意味。通称オルタ。
英霊の持つ負の側面が召喚者の干渉や強力な呪いによって表在化した状態。一般的には悪堕ちのイメージを持たれている。
詳細は黒化英霊、二次作品についてはFate黒化を参照。

幼年体・リリィ

本来、サーヴァントはそのクラスでの全盛期の姿で召喚されるが、何らかの要因(サーヴァントの願望、マスターの希望、他の偶発的な要因)によって全盛期よりも若い、未成熟な姿で召喚される場合がある。主にそういった女性サーヴァントは名前の後に「リリィ」と付けられる。
ちなみに「リリィ」とはラテン語で「花」のことであり、コレは最初に「リリィ」として登場したサーヴァントからの慣例となっている。

また、男性サーヴァントでも似たような事例は幾つか確認されているが、現状で「リリィ」とつくのは女性だけである。
上記の「幼年体」という呼称は子ギルの別表記である「ギルガメッシュ幼年体」から便宜上記載。また定義的に「リリィ」と名付けてもおかしくないサーヴァントでもつかない場合があり、その法則性は現状では不明。

疑似/デミサーヴァント

英霊や神霊を現世の人間に憑依させてサーヴァントとして成立させたもの。
詳細は疑似サーヴァントを参照。

ハイ・サーヴァント

複数の神話エッセンスを合成して作られた人工サーヴァント。「英雄複合体」とも。
詳細はハイ・サーヴァントを参照。

クラスカード

プリズマ☆イリヤ」シリーズに登場するサーヴァントの形。
英霊の力を術者自身が纏うことによって、マスターが一時的にサーヴァント化できるシステムである。形態としては上記のデミサーヴァントに近いものだが、具現化するのは「サーヴァントの能力」のみであり、人格は基本的に召喚者自身のままで変わりがない。
具体的な運用実態などに関しては夢幻召喚を参照。

ビースト

人類史の中における癌細胞。エクストラクラスの一つであるが通常のサーヴァントを遙かに上回る力を持ち、後述の冠位(グランド)を冠するサーヴァント達が対処をする存在。
詳細はビーストを参照。

グランドクラス

人類悪を滅ぼすために召喚される人類最高峰七騎の英霊。本来、世界が持つサーヴァントや英霊といったシステムはこの為に行使されるものであった。
詳細はグランドクラスを参照。

シャドウサーヴァント

文字通りサーヴァントの影。影の国の女王曰く、「英霊に後一歩及ばなかった霊体・もしくは召喚者の実力不足や召喚陣の不備で影となった英霊の総称」。
通常のサーヴァントと違って核となる魂や霊基を持たない抜け殻であり、オリジナルとなったサーヴァントと容姿こそ同じものの、明確な自意識はなくほぼ無く亡霊のようにさまよう存在。

ある程度存在の強いものになるとサーヴァントの持つ霊核を欲し、襲い掛かってくる。
宝具を所持するなどサーヴァントとしての性能は一応保持しているものの、オリジナルと比べると格落ちしている。
基本的に聖杯によって生成され、カルデアのシステムでも模擬戦相手として生成可能。またサーヴァントの霊核を抜いたり封印することでも生まれる。

『FGO』、『EXTELLAシリーズ』に登場し、全身が黒く塗りつぶされて黒い霧を纏い、辛うじて輪郭だけが分かるものがほとんど。
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』にも「霊基が足りない」「サーヴァントのなりそこない」「魔術師の使い魔とは思えない」存在が登場するが、同じものかどうかは不明。

贋作英霊

聖杯の所持者が自らの理想とする設定を付け加え作り出した英霊の贋作。座には残らずに消える存在だが、ジャンヌ・オルタのような例外もある。
設定を上書きするため召喚時に霊基を弄ったり継ぎ接ぎしたりした結果、外見はともかく人格やクラスが多少変化している者が殆ど。一様に贋作であることに多少のコンプレックスを抱いているようだが、召喚者を恨んではおらず、逆に普段とは違う自分になれたことに感謝している。

英霊剣豪

キャスター・リンボがサーヴァントの霊基を破壊し、代わりに「宿業」という概念を埋め込むことで作り出した動くサーヴァントの屍。語弊はあるが、その様はアンデットに近い。
高度な狂化状態にあり、埋め込まれた宿業に従って破壊と虐殺を繰り返すことを本能とする。なので、本来の英霊としての人格はほぼ消滅している。
概念を核としているため通常の手段では塵と化してもすぐ完全再生してしまい、倒すには概念を破壊する攻撃が必要となる。
マスターの意向なのか、コードネームとして「地獄の名」が与えられている。

その他

『Fate/Grand Order』では従来の作品のサーヴァントではないキャラクター、あるいは他作品のキャラクターがサーヴァントとして複数登場する。
これは人理焼却という特殊な状況のために「特定の人物が英霊となった可能性」として登場したり、擬似的にサーヴァントとなっていたり、カルデアの召喚術式が聖杯のものと異なっているからであると思われる。

また、Fate/EXTELLAではオルタ化とは異なる汚染で性質を歪められたサーヴァントが登場する。

ぼくのかんがえたサーヴァント

サーヴァントはその設定上、様々な英雄や歴史上の人物、果ては虚構のキャラクターにも当てはめることができるため、二次創作では様々な「ぼくのかんがえたサーヴァント」が作られている。
pixivにおいても、Fate/EXTRA-Re:connectという企画内で「ぼくのかんがえたサーヴァント」が募集されている。

また、TYPE-MOON総合板にて下記の様なスレッドが存在し、様々なサーヴァントが考えだされている。
ぼくのかんがえたサーヴァント wiki
みんなで考えるサーヴァント wiki

なお、ニコニコ動画においては、他のアニメ作品の登場キャラクターや、別シリーズのサーヴァントを用いた「Fateサーヴァント差し替えシリーズ」なるMADムービーが制作された。
Fateの設定やストーリー展開や演出を踏襲しつつ(一部改変あり)、他作品のキャラクターや設定を実に上手く絡ませてあり、非常に見ごたえのあるものとなっている。
(※以下、ニコニコ動画への外部リンク)
第6次聖杯戦争シリーズ
Fate/reverse alternative
Fate/Zero EXTRA

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Fateシリーズ TYPE-MOON 英霊 英雄 偉人 使い魔 サーヴァント一覧

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