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サーヴァント

さーゔぁんと

TYPE-MOONより発売されたゲーム『Fate』シリーズに共通して登場する存在。
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英語Servantの一般的な意味としては、召使い/召使下僕を参照。)

概要

サーヴァントとは、英雄が死後、人々に祀り上げられ英霊化したものを、魔術師聖杯の莫大な魔力によって使い魔として現世に召喚したもの。
ただし使い魔とは言っても本質的には全くの別物であり、詳細は後述するが本来使い魔として扱うには手に余る存在である。

聖杯戦争では聖杯あるいは聖杯戦争そのものによって叶えたい願いのため、召喚した魔術師“マスター”と協力し、他のサーヴァントやマスターとたった一組になるまで争い合う(参加数は基本的には7組だが、7組以上で行われる聖杯戦争もある)。

英霊

概要で示したとおり、英霊とは「英雄が死後、祀り上げられ精霊化した存在」のことである。
そのため世界の法則から解き放たれており、世界の外側にある「英霊の座」と呼ばれる場所から「世界の危機」に際して「世界からの要請」によって過去・現在・未来を問わずあらゆる時代に召喚される。またその形態も直接具現化するのではなく、その時代に生きる人間への憑依に近い形で現界し、それを後押しするという間接的な介入しか行わない。

その力は現代の人間では太刀打ちできないほど強大なものであるが、英霊の「本体」を直接召喚できるのは世界のみ。人間が「本体」を召喚することは不可能であり、サーヴァントは「本体」を基に各クラス(後述)ごとの側面を切り出したコピーのようなものである。
ゆえに「英霊としての強さや能力」と「サーヴァントとしての強さや能力」は必ずしも一致しない。

サーヴァントを消滅させても、それは単にサーヴァントが現界できなくなっただけに過ぎず、「本体」そのものが消滅するわけではない。一度消滅したサーヴァントが別の聖杯戦争で再び召喚される場合もある。

また、英霊は本来「力の塊」であり、生前の人格をほとんど有しておらず、サーヴァントとして召喚された際に聖杯から生前の人格を模倣した人格を与えられる。
聖杯戦争時の記憶についても、消滅後に英霊の座へと帰還した際「記録」として「本体」にフィードバックされる。このため、複数回聖杯戦争に召喚されたサーヴァントは「他の時間軸の聖杯戦争の記憶」も記録として保持している。
ただし、量が膨大な上にそれらの多くは「実感を伴わない記録」であるため、多くのサーヴァントは現界に際してその記録を忘却してしまう。
強烈な印象として残る「記録」は実感として再現され、「他の時間軸の聖杯戦争の記憶」として引き継ぐ場合もある。その場合は現界したサーヴァントに何らかの精神的影響を与えている場合が多く、歴史・伝説上は面識のない英霊と知古である場合や、生前の願望や葛藤が変化している場合もある。

なお、英霊にもある種の区別が存在する。
生前の偉業が称えられ英霊となった一般的な英雄
世間から悪と認識されながらも結果としてそれが人々の救いとなった反英雄
そして生前、英雄としての力の代償として死後の自分を星に売り渡した守護者など。
他にも信仰や伝承の知名度などの条件さえ整えば、架空の人物概念現象そのものすらサーヴァントとして召喚することが可能。

架空の人物、概念、現象を除いた英霊の共通項として自分の死を受け入れていることが英霊であることの絶対条件である。そのため、歴史の中で功績こそは残してはいても、なんらかの事情で死ぬ間際、あるいは死ぬことができなくなったために世界が終わる時まで生き続けなければならないは英霊クラスの実力を持っていても厳密には英霊ではなく、そもそも生きているために本来は召喚されることは叶わない存在。
何らかの契約、あるいは特殊な召喚のシステムを介することで、本来のサーヴァントとは若干異なる形だが召喚することが可能である。
一応、死んではいるが自分が死んだという事すら認識できないほどの狂気に囚われているバーサーカーもいたりする。

幻霊

伝承や物語に伝えられる極めて架空に近い存在。
英霊は存在しない架空の存在でもなることができるが、幻霊は英霊になるほどの歴史・知名度(信仰)・存在感などが不足しているため、英霊になれない存在。その為、多くが都市伝説や民間伝承、創作書物の類が出典となっている。
本来であれば幻霊はサーヴァントとして呼び出すことができず、できたとしても上限ステータスがあまりにも低かったり、宝具が存在しなかったり、そもそも実体化できない場合もある。その力の規模はサーヴァントの中でも最弱になりやすい作家系のキャスターにも劣る。
ただし極めて世界法則の乱れた世界(物理的・魔術的に破綻した世界)に於いては幻霊と幻霊、英霊と幻霊を融合させることによる霊基の強化が可能であり、その場合に限り、通常のサーヴァントと同等以上の力を発揮することができる。もちろん、霊基に相当手を加えているため、原点とはかけ離れた存在になることも在るが。
ちなみに一度融合状態で現界すれば、その状態が世界に記録されるためサーヴァントとして召喚可能になる。ただしその状態のサーヴァントを呼び出すには直接相対するほどの縁を必要とする。
特定の幻霊を必要とされたために疑似サーヴァントとして召喚されるケースもある。

クラス

英霊をサーヴァントとして召喚するために憑依させる「器」で、英霊それぞれの能力や逸話に応じて7つのいずれかに分けられ、基本的に重複はしない。
基本7クラスに該当しない特殊な英霊の場合は「特殊クラス」として召喚される。冬木の聖杯戦争では、その際基本7クラスの内のどれかと入れ替わる形になる。
複数のクラスに該当する英雄の場合、サーヴァントとして召喚される際は、いずれかのクラスに該当する側面が召喚される。
元が同じ英霊でも、クラスによって姿・能力などが異なる別個のサーヴァントとして召喚される場合がある。

基本7クラス


エクストラクラス


またこの憑依された状態の器を「霊基」と呼ぶ。すなわち霊基とはサーヴァントの核であり、これを破壊されると、どのような不死性を誇るサーヴァントでも現世にとどまることができなくなる。サーヴァントが実体化する際には、この霊基はその肉体の「心臓」として同時に実体化する。
ちなみに何らかの要因によってこの霊基が変化する場合があり、その場合は器が変わったことによってクラスが変化する場合もある。

なお、聖杯戦争ではサーヴァントの真名(本名、諱)を知られると原典を調べられて容易に弱点を露呈してしまう恐れがあるため、真名を隠しクラス名で呼ぶのが一般的である(隠す事にこだわらず自分から真名を明かす者も)。場合によってはマスターにさえ真名を隠す事もある。
そのためシリーズ当初はサーヴァントの正体(あるいはそれを探る事)が物語の重要な要素になっており、真名で呼ばれるのはこの人くらいしかいなかったが、近年では派生作品が増えた事によりクラス名だけを使うと個々人の区別がつきにくくなったため、作風の関係上基本的に真名を隠さない『Fate/Grand Order』の登場以降、ファンの間ではほぼ真名で呼ばれるのが一般的になっている。クラス名で呼びかけたらその場にいた該当者全員が反応するというネタがお約束になるほど。

能力

ステータス

サーヴァントの特徴の一つとして、生前の英雄としての逸話や伝説に応じた能力と、それを具現化した宝具を持つ。
筋力・耐久・敏捷・魔力・幸運・宝具の6つのパラメータがある他、召喚時の各クラス特有のスキルも持ち、それぞれが低い順にE~A、EXのランクで区分されている。

  • 筋力:肉体的な力の強さ。
  • 耐久:防御力の高さ。
  • 敏捷:動作速度の高さ。
  • 魔力:どれだけの魔力を扱えるか。
  • 幸運:運の良さ。
  • 宝具:所有する宝具の強さ。

ランクに+表記がついている場合は、特定の状況下において数値を倍化できる。
数によって倍率が変わり、+は2倍、++は3倍、+++は4倍。文字通り破格の上昇率だが、それゆえに所有者も希少。
逆に-表記がついている場合は、判定上はそのランクだが実際の能力はそれ未満であるもの、また安定しない数値を表す。
例えば「B-」である場合、各種判定はBであるが実際の能力そのものはC程度でしかなかったり、安定してB相当の能力を発揮できなかったりする。
また「EX」は規格外・判定不能の意味であり、単純に「A」より強力という時もあるが、あまりに異質・特殊である場合も「EX」と判定され、その際は単純な出力では「A」などに劣る場合もある。
スキルの場合は、同じ名称、同じランクでも個々のサーヴァントによって効果が微妙に違ってくる事がある。
これらのパラメータは、マスターが最も認識しやすい形で確認でき、ゲーム中で閲覧できるステータス画面はこの能力によるものと設定されている。

サーヴァントとしての基本性能はマスターの魔力量とクラスによる影響の他、その土地での知名度によって補正がかかる。
例えばクー・フーリンは、アイルランドでは高い知名度を誇るため強力なサーヴァントとなりえるが、日本では知名度が低いため、本来の力より劣ってしまう。
場合によっては、人々からのイメージが呪いじみた力となって能力や外見にまで影響を及ぼす事もある。

サーヴァントの召喚や現界に必要な魔力は聖杯戦争中に限り聖杯から供給されるため、魔力の少ないマスターでもサーヴァントの召喚及び現界の維持は可能。
ただし、戦闘行為や宝具の使用にはマスターの魔力が用いられるため、魔力の少ないマスターだとサーヴァントのパラメータが下がったり、宝具を使えなくなったりする場合もある。
加えて、マスターには『サーヴァントが現世に留まるための依り代』という役割もあるため、マスターを失ったサーヴァントは他のマスターと再契約するか、人を襲い『魂食い』で大量の魔力を得ない限り消滅することになる。
また、聖杯戦争が終了すると聖杯から魔力が供給されなくなるため、マスターの魔力だけでは現界に必要な膨大な魔力を維持できず、勝ち残ったサーヴァントであっても結局は消滅する運命にある(規格外の魔術師がマスターだった場合や、聖杯に「2度目の生」や「受肉」を願えば話は別になる)。

サーヴァントは基本的に実体を持った幽霊のようなものなので、自分やマスターの意思で霊体化して物理的に消えることが可能。
その間はサーヴァントに対する物理攻撃を完全に無効化できる他、壁をすり抜けたり人目から隠れたり、通常では不可能な高速移動やサーヴァントの維持に必要な魔力も節約できるが、戦闘行為も行えないため、マスターは無防備になってしまう。
また、特殊な事情がある一部のサーヴァントに関しては、霊体化できない場合もある。霊体化を好まず実体化してばかりいるサーヴァントもそれなりにいる。
また、霊体化していても霊感の強い人間には姿が見えてしまう事もある。

サーヴァントとマスターは魔力で繋がっているため、記憶や認識をある程度共有したり、テレパシーのように会話したりすることができる(マスターやサーヴァントの意思でシャットすることも可能)。
ただし、感覚器官をリアルタイムで共有する場合は、サーヴァントは実体化していなければならない。

なお、召喚時に聖杯から召喚された時代・場所の基本知識や言語を与えられるため、いかなる時代にも問題なく適応できる。
聖杯から余計なことを知りすぎて残念になったり当人の生きていた時代基準で頓珍漢なたとえ話を始めたりする者も存在する。

属性

各サーヴァントの精神的な傾向。
重んじる方針」の秩序・中立・混沌と、「私的な性格」の善・中庸・悪の各3種類による組み合わせで表される。
「秩序」は社会や組織のルールに沿う考え方。「中立」は文字通り中立的思考。「混沌」は社会に否定的、または社会から排除された者が多い。
また勘違いされやすいが、「性格」の善・中庸・悪は世間一般の正義とは関係ない。「善」は己の善しとするルールに遵守する姿勢、「中庸」は善悪に偏りがない姿勢、「悪」は目的のためには手段を選ばないなどの無軌道な姿勢となる。

これらの精神性は仮に重複していても、全く同じ性格になることはない。
例えば、「秩序・善」でも『Fate/stay night』のセイバーと『Fate/EXTRA』のランサーでは己の尊ぶ秩序が大きく異なっているので似つかぬ性格となるし、「混沌」であっても個人が重要とする事柄が反社会的でさえなければ必ずしも害悪とはならない。

余談だが、サーヴァント同士の相性は「性格」よりも「方針」が同じである方が上手くいく模様。
『Fate/stay night』のセイバーとライダーは、二人とも礼儀正しく基本的には他人を尊重する性格だが折り合いは悪い(尊重しているので争いには発展しない)。
『Fate/Zero』における聖杯問答の三君も、全員性格は「善」だが結果はあの通りである。
しかし個人差はあるので、全てのサーヴァントに当てはまるとは一概には言えない。

元ネタはダンジョンズ&ドラゴンズの属性(アライメント)だが、D&Dにおける概念とは違いがあり、Fate独自の基準がある。

カテゴリ

英霊の立ち位置を表す属性。『Fate/Grand Order』にて大きく取り上げられた。
大きく分けた場合、『人』『地』『天』『星』『獣』の5つに分類され、『人』は『天』に強く、『天』は『地』に強く、『地』は『人』に強いという相互関係にある。

『人』は西暦以後に人類へ貢献した偉人が死後に英雄視され共通認識となったものを指す。
本当に生前から超人的な能力を所有している場合もあるものの、基本的には死後、大衆によって神格化された英霊。
例としてエミヤネロアンデルセンシェイクスピアロビンフッド坂田金時などが挙げられる。

『地』は土着の幻想伝承に語られる英雄に関係するもの。実在しているかどうかはともかく、その知名度が重要になる。
こちらはアルトリアメドゥーサメディアディルムッドジャック・ザ・リッパーなどが分類される。
オルガマリーは、マシュに融合したサーヴァントをこの地属性の英霊だと推測していた。

『天』は英霊化した神霊。大体において「神性」のスキルを得ている者が多い。
ギルガメッシュを筆頭に、クー・フーリン玉藻の前カルナアルジュナなどが分類される。

『星』は天でも地でも人でもない属性。人類にとっての希望であり、困難を打ち破る象徴。主に人類史に残る偉業を成し遂げた者が分類される。
総数は少ないが、ジャンヌ・ダルクフランシス・ドレイクニコラ・テスラなどが分類される。
一見あらゆるカテゴリに対してマイナスを持たない万能属性に見えるが、その本質は別にあるらしい。

またこれらとは別に『星』と相剋するカテゴリ『獣』も存在する。

召喚

魔術師が聖杯戦争の舞台となる土地とタイミングで特定の儀式を行うことで、クラスに応じたサーヴァントを召喚することができる。
ただし、聖杯戦争開始時期になってもマスターとなる魔術師が揃わない場合、マスターとしての資格を持つ者の前に強制的にサーヴァントが召喚される場合もある。
基本的にはマスターと波長の合う、精神的に相性のいい気質のサーヴァントが召喚されるが、決められた手順で儀式を行ったり、英霊と縁の強い遺物を召喚の際に触媒とすることで、特定のサーヴァントを狙って召喚することもできる。
その場合でも、複数の選択肢がある場合はその中から相性の良い者が、また同一英霊でも比較的相性の良い側面が選ばれて召喚される。

このように、基本的に聖杯によってマスターとサーヴァントの組み合わせは決定されるが、英霊指定召喚の場合は根本的に主従の反りが合わない場合もあり、そこから来る想定外のリスクも内包している。
アサシンとバーサーカーに限っては、クラス適正がある場合に限り、召喚時の呪文に特定のフレーズを加えることでクラスを指定して召喚することもできる。

実在しない架空の英霊も確かな信仰さえあればサーヴァントとして召喚可能だが、その場合は架空の英霊そのものではなく、そのモデルになった人物、もしくはその架空の英霊と類似点のある人物が召喚される可能性が存在する。そのため、召喚してみたらただの普通の人だった、というケースも起こりえる。
ただし、Fate世界は現実世界と違い、現実世界での架空の英雄が普通に実在したことになっていたりするので、現実世界で架空の英雄だからと言ってFate世界でも架空の英雄とは限らない。

なお、召喚はあくまで英霊が召喚に応じることで初めて成立するため、聖杯戦争に参加する意思のない英霊や、バーサーカーの場合は英霊が狂化を受け入れない場合などは召喚できない。
また、冬木の聖杯戦争は大聖杯の製造元が西洋のアインツベルンであるため、生きていた時代に聖杯という概念が浸透していなかった東洋圏の英霊は(何らかのイレギュラーな要素がない限り)召喚できない。ただし、中東の英霊は西洋でも知名度の高い英霊(例:ギルガメッシュ、ハサンなど)なら召喚可能。
派生作品ではアインツベルン製でない聖杯を使った別の聖杯戦争が描かれるケースが多くなり、知名度補正を除けば出目を問わない英霊召喚の比率が多くなっている。

1人のマスターが契約できるサーヴァントは、基本的に1人のみ。マスターを失ったサーヴァントとの再契約などで2人以上のサーヴァントと契約する事も可能ではあるが、その分維持に必要な魔力も増えるため、何らかの形で魔力を補える状態にない限りは現実的ではない。

召喚詠唱

素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。 (祖には我が大師××××××××) ※1
降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ

閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。
繰り返すつどに五度
ただ、満たされる刻を破却する

―――――Anfang(セット)

――――――告げる

――――告げる
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ

誓いを此処に
我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者

(されど汝はその眼を混沌に曇らせ侍るべし。汝、狂乱の檻に囚われし者。我はその鎖を手繰る者―) ※2

汝三大の言霊を纏う七天
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!

※1 「礎に石と契約の大公」の次にマスターの起源や個性、系譜など様々な要素による一節が組み込まれることがある。
(例)遠坂家:「祖には我が大師シュバインオーグ」。
また『Fate/Apocrypha』では各陣営の色を宣言する一説が加えられている。
黒の陣営:「手向ける色は“黒”。」 赤の陣営:「手向ける色は“赤”。」

※2 括弧内はバーサーカー召喚の際に加えられる。アサシンも同様の手順で召喚が可能なようだがアサシン召喚の詠唱は不明。

令呪

マスターに与えられる3回限りの絶対命令権。基本的に身体のどこかに3画の文様として刻まれる。
マスターとしての証でもある切り札的存在。詳しくは該当記事を参照。

特殊なサーヴァント

オルタナティブ

「もう一つの」という意味。通称オルタ。
英霊の持つ負の側面が召喚者の干渉や強力な呪いによって表在化した状態。一般的には悪堕ちのイメージを持たれている。
詳細は黒化英霊、二次作品についてはFate黒化を参照。

デミ・擬似サーヴァント

通常のサーヴァントのように魔力によって英霊に人格や肉体を与えたものではなく、その召喚された時代に生きる人間の体を依代として、サーヴァント化させることで召喚されたサーヴァントの亜種(デミ)とも言える存在。
通常のサーヴァントを「使い魔」と表現するなら、このデミ・サーヴァントは「憑依体」と表現できる。

サーヴァントであるため特定のクラスを持ち、宝具の使用などその能力は通常のサーヴァントと変わりない。
ただし肉体を魔力によって作っていないため、いくつか制限や差異が存在する。

  • 憑依した人間自体を依代としているため、マスター=サーヴァントである場合が多く、必ずしも魔術師のマスターを必要としない。
  • 既存の肉体を使用しているため霊体化できない。また通常のサーヴァントと違って肉体の生理活動の維持にある程度労力を割く必要がある(食事や睡眠など)。
  • 基本的に外見は依代となった人間に依存する。そのため英霊とデミ・サーヴァントの容姿や性別は必ずしも一致しない。
  • 人格は依代のものと英霊のものが混じり合い、第3の人格を形成する。基本は英霊の人格が主体となるが、英霊側の人格が主導権を譲渡・放棄、または英霊の人格が何らかの理由で消滅した場合は依代の人格が主導権を得る。

デミ・サーヴァントと疑似サーヴァントは現世の肉体を依代にすると言う点で似通っているものの、その本質にはいささか差異がある。
デミ・サーヴァントはサーヴァントと人間を融合させることで「依代が健在な限り座への帰還を阻止する」という目的が有り、端的に言えば英霊を物理的に受肉させることにある。
一方で擬似サーヴァントは何らかの理由でサーヴァントとして召喚できない英霊(サーヴァントとして規格外すぎる、またはサーヴァント化を拒否するもの)を他者の器に入れることによって無理やり召喚したものであり、強制召喚形態と言える。また本来はサーヴァント化できない神霊を人の器に入れることによってクラスダウンさせて召喚するというケースもあるが、その場合は神霊の能力(権能)を持ちこむことはできず、英霊の能力として再現されたものに変換される。あるいは幻霊の区分であっても抑止力によってその能力を必要とされた場合でも疑似サーヴァントとして召喚されるケースもある。

デミ・擬似サーヴァント、もしくはそれに類する者
依代英霊
ジークジークフリート
レティシアジャンヌ・ダルク
マシュ・キリエライトギャラハッド
エルメロイⅡ世諸葛孔明
アルテミスオリオン
フィリア不明
遠坂凛イシュタル
遠坂凛エレシュキガル
藤村大河ジャガーマン
間桐桜パールヴァティー
衛宮士郎千子村正

クラスカード

staynightのスピンオフであるプリズマ☆イリヤシリーズに登場するサーヴァントの形。
ここでは夢幻召喚(インストール)という方法によって英霊の力を術者自身が纏うことによってマスターが一時的にサーヴァント化できるシステムである。形態としては上記の疑似サーヴァントに近いものだが、具現化するのは「サーヴァントの能力」のみであり、人格は基本的には召喚者自身のままで変わりがない。
これはプリズマ☆イリヤの世界線においてサーヴァント召喚システムの根幹に「置換魔術」を置いたからであり、マスターとサーヴァントを「置換」して運用するシステムとして組まれたからである。
具体的な運用実態などに関しては夢幻召喚を参照のこと。

このシステムではサーヴァントはマスターと直接契約することなく、「クラスカード」と呼ばれる符に「サーヴァントとしての力」だけが格納された状態で存在し、マスターとサーヴァントはお互いに完全に独立した存在となっている。そのために契約などによる縛りがなく、複数のカードがあればそれを随時使い分けることも可能。またカード毎に中に格納されているサーヴァントは予め決まっており、使用者はある程度サーヴァントを選んで使用することができる。他にも限定召喚(インクルード)という手法によってサーヴァントの宝具だけを召喚することもでき、カードを複数同時使用もできるなど、従来のサーヴァントシステムに比べて随分と小回りが利くものになっている。一方で戦闘力の良し悪しがよりマスターに依存するようになったデメリットも存在する。

グランドクラス

人類悪を滅ぼすために召喚される人類最高峰七騎の英霊。
詳細はグランドクラスを参照。

ビースト

前述の冠位(グランド)を冠するサーヴァント達が対処をする存在。
人類史の中における癌細胞。エクストラクラスの一つであるが通常のサーヴァントを遙かに上回る力を持つ。
詳細はビーストを参照。

ハイ・サーヴァント

複数の英霊(神霊)のエッセンスを融合して作られた「英雄複合体」。人工サーヴァント。
詳細はサクラファイブを参照。

その他

『Fate/Grand Order』では従来の作品のサーヴァントではないキャラクター、あるいは他作品のキャラクターがサーヴァントとして複数登場する。
これは人理焼却という特殊な状況のために「特定の人物が英霊となった可能性」として登場したり、擬似的にサーヴァントとなっていたり、カルデアの召喚術式が聖杯のものと異なっているからであると思われる。

また、Fate/EXTELLAではオルタ化とは異なる汚染で性質を歪められたサーヴァントが登場する。

ぼくのかんがえたサーヴァント

サーヴァントはその設定上、様々な英雄や歴史上の人物、果ては虚構のキャラクターにも当てはめることができるため、二次創作では様々な「ぼくのかんがえたサーヴァント」が作られている。
pixivにおいても、Fate/EXTRA-Re:connectという企画内で「ぼくのかんがえたサーヴァント」が募集されている。

また、TYPE-MOON総合板にて下記の様なスレッドが存在し、様々なサーヴァントが考えだされている。
ぼくのかんがえたサーヴァント wiki
みんなで考えるサーヴァント wiki

なお、ニコニコ動画においては、他のアニメ作品の登場キャラクターや、別シリーズのサーヴァントを用いた「Fateサーヴァント差し替えシリーズ」なるMADムービーが制作された。
Fateの設定やストーリー展開や演出を踏襲しつつ(一部改変あり)、他作品のキャラクターや設定を実に上手く絡ませてあり、非常に見ごたえのあるものとなっている。
(※以下、ニコニコ動画への外部リンク)
第6次聖杯戦争シリーズ
Fate/reverse alternative
Fate/Zero EXTRA

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Fateシリーズ TYPE-MOON 英霊 英雄 偉人 使い魔 サーヴァント一覧

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