概要
サーヴァントは通常、『その英霊が最も最盛期であった時の肉体』で現界される。
ただし、召喚過程において何らかの干渉があった場合、『属性の反転』『別側面での解釈』によって本来呼び出されるべき肉体に何らかの影響が生じる事がある。
その代表的な物が『黒化英霊』と呼ばれるオルタサーヴァントと、本項目で紹介する"子供化"したサーヴァントである。
始めて「子供バージョン」と明言されたセイバー・リリィの名称に倣い、公式・ファンともに以降の類似例を「〇〇・リリィ」という愛称で呼ぶようにもなった("リリィ"とはラテン語で「花」のこと)。
ただし、実際にリリィと公式で呼ばれるのは女性サーヴァントのみで、男性サーヴァントに公称として付けられた事は一度もない。また定義的に「リリィ」と名付けてもおかしくないサーヴァントでもつかない場合があり、その法則性は現状では不明。
子ギルの別表記である「ギルガメッシュ幼年体」から、「幼年体」と便宜上記載される事もある。
召喚手順の原理としてはオルタとほぼ同じ。同じ英霊から顕現しているので性質は同じだが、オルタと違う点は『そのサーヴァントの幼少期の人格』が表面化している事(例外あり)。
性格についても、『大人の時の記憶』は有しているものの、思考・趣向・概念が肉体の年齢に引っ張られている傾向がある。
「時の流れは残酷」ともいうが、中には幼少期と成人期を並べた場合、「嘘だぁ!」と言われるほど容姿・性格が変貌しているケースも少なくない。ただし「三つ子の魂百まで」ともいうべきか、その人物としての「根底」は同じであるケースもまた多い。
オルタサーヴァントのイメージカラーが黒系統、瞳や肌の色にも影響が出るのに対し、こちらの瞳や肌といった外見的色設定はオリジナルと変わりがない。
強いて言うなら、幼さを出す為なのか、配色が元より明るくなっており、本記事の仮称もこうしたイメージから「黒化英霊」のごろ合わせとして捻出されたもの。
前述の通り、この状態はまっとうな召喚方法を行えば普通は発生しないものであり、サーヴァントとしての性能自体も、本来の大人時代より一回り弱い。
だが、近年では(主に社長とかのせいで)こうしたサーヴァントの召喚が(特にFGOで)発生している。
これら変質サーヴァントは基本七クラス以外にも発生しており、クラス等の縛りは特にない。流石に冠位は怪しいが、最終的に全てのクラスに登場しても可笑しくは無いだろう。
注意事項
- 成人する前に死んだ等、幼少期の肉体が最盛期として召喚された子供系サーヴァントは含まれない(ただし、後に大人サーヴァントが召喚された場合は訂正する)
- 明確に『元の霊基をいじくった』と公言しているサーヴァントは該当する。
- 元の霊基より若くなっても「…リリィ?」と年齢が疑問視されるサーヴァントは、とりあえず別枠とする。
該当サーヴァント一覧
※新規執筆随時募集中。
- セイバー・リリィ
幼年期 成人期
正確にはオリジナルの青セイバーも、完全な大人というわけでは無い。
- 子ギル
幼年期 成人期
- エリザベート・バートリー
幼年期 少女期 成人期
幼年期は完全にイレギュラーだが、少女期と成人期はそれぞれ別側面の全盛期とされている模様。
- アレキサンダー
幼年期 成人期
ちなみに公式によると、宝具の一つが「使う度に神性は上がるが美少年スキルはランクダウン」という物があるからだとの事。
- 諸葛孔明
幼年期 成人期
絆レベルを上げて霊基を上げていくと、何故か若返った。
- メディア・リリィ
幼年期 成人期
どうしてこの子があんな大人になったのか。女神ヘラの加護が怖い。
- メドゥーサ(ランサー)
幼年期 成人期
ベースが反英霊のメドゥーサがそのまま神性を保った状態での現界…言うなれば、ポセイドンが手を出す前のピュアな時期。
- ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ
幼年期 成人期
経緯も名前も非常にややこしくてみんな間違える。
- 少年フェルグス
幼年期 成人期
女好き絶論男の幼少期は、初心で女性関係に奥手な気弱な男の子。成長までに、一体何かあったのだろう。
- 武則天
幼年期 成人期
- アルテラ・ラーヴァ
幼年期 成人期
- レオナルド・ダ・ヴィンチ(ライダー)
幼年期 成人期
後に、自身のバックアップとその他の権限を持つ人工サーヴァントを作ったのだが、何故か女体化した自分のロリ化。劇中曰く、天才とアレは紙一重。
- 葛飾北斎(水着)
幼年期 成人期
この彼女は大人の記憶がすっぱりと無い為、本当に黒歴史だとオリジナルは嘆いている。
- 殺生院リリィ
幼年期 成人期
- セタンタ
幼年期 成人期
- レジライダー・リリィ
幼年期 成人期
妖怪歯茎ジジィの幼少期が美少年と言うギャップに、さしもの黒髭も現実逃避を余儀なくされた。
その半生は謎に包まれているが、どこかの画家が彼を美少年として絵を描いたので、美少年コロンブスのブームが起きたらしい。正気か汎人類史?
- マルタ〔サンタ〕
幼年期 成人期
- ラーヴァ/ティアマト
幼年期 成人期
老人・青年版
- 李書文
青年期 老年期
- ヤング・モリアーティ
青年期 老年期
大抵のリリィは「青年期との年齢差」によって分類(?)されるが、これら人物は最盛期とされる歳が高齢期である為、若返っても青年期と言うパターン。
リリィ=子供である為、このような『若返ってもリリィ(子供)では無い』パターンも、総数は少ないが或ることはある。
その他
全盛期ではない幼童の姿で現界している事が名言されているものの、現在本来の姿としての活躍が確認されていない少数例。
そうなった原因については千差万別で、中には本人もよく把握していない場合もある。
- ハンス・クリスチャン・アンデルセン
幼年期 成人期
CVが某七変化なので、元々声が変だったとは言え…。
「この時期のパリスちゃんが一番輝いていた」という理由で、付属している太陽神が霊基を勝手にいじくった。結果、生前の彼を知っている知り合い全てが「お前誰だ!」と叫び、実兄が頭を抱え、第一部からパリスの悪評を聞き続けているマスター達が絶句。
- キャプテン・ネモ
幼年期 成人期
それ故、本来老人期が全盛期の所、融合先に影響される形で若者として現界している。