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疑似サーヴァント

ぎじさーゔぁんと

疑似サーヴァントとは、Fateシリーズに登場するサーヴァントの一種。人に英霊を憑依させて召喚したもの。
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概要編集

主に通常のサーヴァントのようにその英霊の霊基へ魔力によって肉体を与えたものではなく、現世の肉体に英霊を憑依させることで英霊を補強または格落ちさせて召喚させた存在。

通常のサーヴァントを「使い魔」と表現するなら、疑似サーヴァントは「憑依体」と表現できる。


特殊ではあるがサーヴァントであることは変わらず、特定のクラスを持ち、宝具の使用などその能力は通常のサーヴァントと大きく違わない。

ただしその特殊さから幾つか特徴があり、通常のサーヴァントとは以下の違いが見られる。

  • 性別や外見など、身体的特徴は依代のものに依存する。
    • そのため英霊と疑似サーヴァントの容姿や性別は必ずしも一致しない。体型が本来のものと異なるケースはもちろん、男性神と伝わっている神霊が女性として顕現する事もある。
  • 人格は依代のものと英霊のものが混じり合い、第3の人格を形成する。
    • 人間と英霊では英霊の方が基本的に強い(神霊の場合はなおさら)ため、英霊の方の人格が強く出、かつ主導権も英霊の方が握る。ただし英霊の側に何らかの事情がある場合、力のみを譲り渡して人格の主導権を依り代側に渡す事もある。
  • 既存の肉体を使用しているため霊体化できない。また通常のサーヴァントと違って肉体の生理活動の維持にある程度労力を割く必要がある(食事や睡眠など)。

基本的に何らかの理由(サーヴァントになるには霊基が弱すぎたり強すぎたり、もしくは召喚時に致命的なエラーが発生したりサーヴァント化を拒否したり)で召喚できない場合にこの疑似サーヴァントとして召喚される。所謂「変則召喚」である。

これによって本来はサーヴァントとして召喚できない神霊を召喚したり(ただし神霊の能力(権能)を持ちこむことはできず、英霊の能力として再現されたものに置換される)、サーヴァントとしては霊基が足りない存在を実用レベルで召喚する事が可能。


依代の選考基準として「現界するサーヴァントと最も相性の良い(特に聖杯に縁のある)者」という共通点があり、必然的に今までのシリーズに登場した人間ばかりとなっている。

そのため過去の登場作品を知る人にとっては一種のファンサービスにもなっているが、ある作品で初出のキャラクターである場合、誰が依代となり、何という英霊・神霊が憑依するのか、という情報はストーリー展開上の要であり、重大なネタバレとなる。

この項目にもそうしたネタバレ情報が含まれるため、閲覧にはご注意下さい。


一覧編集

Fate/Grand Order編集


※1:金髪である点はFate/EXTRAシリーズ遠坂凛と似ているが、あくまでベースは冬木の凛である。

※2:疑似サーヴァントであると同時にハイ・サーヴァントでもある。複合された神性はそちらの記事を参照。

※3:疑似サーヴァントの依代とは別にプリヤ時空のイリヤも登場している。


氷室の天地~7人の最強の偉人編編集


ドラマCD『The Blue Bird』編集

依代英霊
臥藤門司不明

英霊憑依(ポゼッション)編集

疑似サーヴァントと同様に英霊を憑依させた存在。

マスターに負担こそかかるものの、意思を持つサーヴァントと自在に分離する事が可能。


明確な違いとしては英霊憑依を行った場合、マスターの外見年齢がサーヴァントに近い状態へと引き上げられる。憑依状態の能力はサーヴァントのものだが直接的な行動権はマスターにあり、サーヴァントのみに対する特攻性のある攻撃から霊基を保護することが可能。

現状では、そのために調整されたホムンクルスであるコハル以外には確認されていない。


英霊憑依該当者編集


その他編集

この他にも、英霊や神霊が現世に生きる者に憑依しサーヴァント化する例や、人間でありながら英霊・神霊の力を宿す者が登場している。

これらが疑似サーヴァントに分類されるかは不明だが、肉体を霊基に依存せず現世の生者をベースにしている為、デミ・サーヴァントにも近く、おそらくは別物扱いだと思われる。




※1:人間またはホムンクルスに英霊・神霊が憑依した存在。

※2:不憫に思った関係者の手によって阻止されたため未遂。

※3:召喚に応じるため「自分が宿るべき依代を自分で作った」稀な例。詳しくは記事参照。


また『FGO』では、ある英霊に「全く異なる別の英霊や神霊」が混ざりこんだイレギュラーなサーヴァントが出てくる事例が多く、これらも一種の疑似サーヴァントとして扱われるケースがある。

中には単体では弱く混ざった状態でしか現界できない英霊や、上記ハイ・サーヴァントやプリテンダーといった専用の枠組みも存在している。


余談編集

疑似サーヴァントという単語は、単純にサーヴァント(英霊)を模した存在(文字通り疑似的なサーヴァント)を指す事もある。


Fate/hollowataraxia』では生きた魔術礼装とも言えるリーゼリットが疑似サーヴァントと呼称されたこともある。

Fate/EXTELLA』では巨神アルテラが作り出したアバターとしての英霊アルテラが登場。


Fate/GrandOrder』では、超能力を持つキャラクターが抑止力によって遣わされた仮初めのサーヴァントとして登場(両儀式浅上藤乃が該当。両儀式は自らを疑似サーヴァントと呼称している)。人類史に逸話・功績を残さぬ現代の人間という意味では「守護者」の類にも通じるものがある。

また、カルデアのシミュレーター内で再現されたシャドウサーヴァントがこう呼称された事もある(ランスロット(バーサーカー)の幕間の物語「己が栄光の為でなく」のDr.ロマンの台詞より)。


関連タグ編集

Fateシリーズ Fate/GrandOrder サーヴァント 憑依

デミ・サーヴァント 夢幻召喚

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