プロフィール
※ プロフィールの出典地域は本百科の推測なので注意。
概要
『Fate/Requiem』に登場するセイバークラスのサーヴァント。
『Fate/Grand Order』にてキーパーソンであったギャラハッドが反転した姿。
初登場作品である『Requiem』では物語開始時点から黒化した状態で登場している。オリジナルがまだ謎の多い人物だけに、オルタとして別作品に登場した事は多くのマスターの話題をさらった。
マスターはコハル・F・ライデンフロースという騎士然とした少女で、スポーツとなった聖杯戦争『聖杯トーナメント』に参戦する。
人物
オリジナルのギャラハッドよりも髪が長くなり、目がセイバーオルタなどの黒化英霊に見られる黄色になった事が大きな特徴である。
性格は天然かつ無欲な聖人と評されたオリジナルに比べ、最も聖なる騎士の信条を捨てたと紹介されるように、皮肉を入れ容赦のない言動が目立つ。
もっとも、そうした側面は力を貸した少女の体を介して父親に辛辣になったり、人類最後のマスターに来たる人理滅亡の予言を突き付けるなどオリジナル時にも見られていた。
だが黒化英霊は本質は変化していない為、マスターであるコハルを見殺しにしなかったエリセの恩に報いるなど、義理を返す律儀な面も持ち合わせる。
彼自身の口から述べられたオルタの理由は、聖杯探索を諦めたイフの歴史の出身であるため。
能力
セイバーのクラスとして現界している為か、彼の象徴たる盾の類は所持しておらず、二振りの剣を腰に提げている。そのうちの『奇妙な垂れ布の剣』と称する一振りは、ギャラハッドが旅路で入手した『ダビデ王の剣』。聖遺物としての属性を持つ剣であり、作中ではロンギヌスの宝具である聖槍に対してもある程度の干渉を可能としている。
もう一振りの黒鞘の剣はほとんど使われていないが、2巻で追い詰められて抜こうとした際にはマスターであるコハルに大きな負荷がかかっているなどかなり強力な宝具であることが示唆されている。「ギャラハッドの二振り目の剣」であることに鑑みると、こちらの正体は伝承における「ベイリン卿の剣(赤い柄の剣)」である可能性が高いだろう。
作中ではコハルに『英霊憑依』する事で力を貸している(わかりやすく言えばこの方々に近い。疑似サーヴァントの記事も参照)。
余談
殆どの人間が心臓に聖杯を持ち、英霊を召喚している『Requiem』世界とは言え、通常の聖杯戦争では召喚されないはずであるギャラハッド、それも黒化した状態で召喚されている事から、聖杯を持たない本作の主人公と並んでイレギュラーすぎる存在である。
作中にて、ロンギヌスからプラン少年を守った際にロンギヌスへ皮肉をかましあまり信用していないと思われるシーンがあるが、ギャラハッドは生前ロンギヌスの槍を聖遺物として得た事があり、常に血がついているなどの不穏な事が度々仄かされる事があるが詳細は不明。詳しくはガラハッドの記事を参照してほしい。ちなみに『FGO』では共に聖杯探索に赴いた同胞の騎士がロンギヌスの槍を持ち帰った事になっている。
また『FGO』生放送にて『Fate/Requiem』とのコラボイベントの開催が発表されており(新型コロナウイルスにより少し延期してしまったが)、SNS上では「オリジナルのシールダークラスに先んじての実装となるのではないか?」と大いに話題となり、twitterではトレンド入りを果たしている。実際に実装されたのは配布でエリセ、期間限定でボイジャーと鬼女紅葉。概念礼装では、コハルと共に描かれた『トーナメント・スター』が☆4で、期間限定で実装された。
ちなみに聖杯探索を諦めたという事は帰って来たとも言えアグラヴェインが理解者を得て救われているという可能性が生じている。
ただし、これでもブリテンは崩壊している為考えられる可能性としては
- 「『王の命令を遂行しなかった』としてアグラヴェインからの信頼がなくなった」
- ギネヴィアへの憎しみが爆発して殺そうとした
説が挙げられている。
根拠としてはギャラハッド・オルタの性格が騎士の信条を捨てたと言えるものとなっているがその理由として、前者は「心から慕っていたアグラヴェインから嫌われた」、後者は「事情があったとは言え母を捨てた父と良い感じになっている女性に対して憎悪を我慢出来なかった」と説明出来るからである。