ねえ、きみ。ぼくはね、きたんだ。あのこのところから。
プロフィール
真名 | ボイジャー |
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クラス | フォーリナー |
性別 | 男性 |
身長 | 127cm(第1、2再臨)/ 148cm(第3再臨) |
体重 | 26kg(第1、2再臨)/ 40kg(第3再臨) |
出典 | Fate/Requiem、史実 |
地域 | 北米・アメリカ合衆国 |
属性 | 中立・善・星 |
好きなもの | 旅(第1、2再臨)、ヒトの感覚(第3再臨) |
嫌いなもの | 蛇(第1、2再臨)、宇宙での飛来物(第3再臨) |
設定担当 | 星空めてお |
ILLUST | NOCO |
CV | 井口裕香 |
概要
『Fate/Grand Order』に登場するフォーリナークラスのサーヴァント。レアリティは☆5。
『Fate/Requiem』とのコラボレーションイベント『Fate/Requiem 盤上遊戯黙示録』にて、元々のクラスとは異なるフォーリナーとして登場した。『FGO』に参戦するフォーリナーとしては、初の男性キャラクターとなる。同イベントのガイド役でもあり、ゲームの世界に飲み込まれたサーヴァント達と宇津見エリセを救うために主人公達を導く。
第一再臨は原作と同じ姿。
第二再臨はサン・テグジュペリの『星の王子さま』を意識した礼服(持っている薔薇は、同作で王子が母星に置き去りにしてきた恋人「棘が4つだけの薔薇」がモデルと思われる)に。
2021年ホワイトデーイベント『聖杯怪盗天草四郎』ではこの姿で登場。
第三再臨まで進めると空軍パイロットと宇宙飛行士を合わせたような姿になり、身体も少し成長する。第三再臨では戦い方も変化。第一、第二再臨時の儚げで幻想的でもある所作とは異なり、ロケットを喚びだしてぶちかます等アグレッシブなものへと変化する。
但しこれは、サーヴァントにとって非常に環境の良いカルデアあっての結果らしく、戦い方の変化も相まって、本人も「べつのせかいでは、ぼくはこのすがたにはならないだろうな。なんだか、けんのんだもの」と語っている。
同クラスの謎のヒロインXXとは、関連する「外宇宙の存在」が示されていない事、進出し拡大し続ける「境界」に関する性質を持つ、という共通点がある。
能力
『Requiem』本編では浮遊能力くらいしか持たなかったボイジャーであるが、カルデアでの現界に伴い、他のサーヴァント達と同じく戦闘能力を獲得している。
モーション中では、相手の周りを浮遊して星をぶつける、手から渦を巻く流星を模したエネルギー流を放つ、空から流星弾を浴びせる、頭上から土星型の巨大エネルギー弾を投下する、巨大な星に乗って体当たりするという能力を見せる。全体的に、メルヘンチックな攻撃が多い。
エクストラアタックでは、地面から星型のエネルギーを放出する。
第3再臨では、スイングバイを利用し踏みつけやキックを放つ、探査車に乗ってアンテナから閃光を放射する、ロケット噴射を利用した突進や格闘を披露する、巨大パラボラアンテナからビームを発射する、小型スペースシャトルを突進させるなどという、元の宇宙探査機らしい攻撃に変化する。
エクストラアタックでは、ロケット噴射で飛び上がり急降下して大爆発を起こす。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | E | C | A+ | B | A | B |
保有スキル
領域外の生命(C) | フォーリナーのクラススキル。外なる神々の降臨者たるフォーリナー達とは反対に「人類によって創造され旅立った、外宇宙への使者」として同クラスへの適性を獲得した。エリセ曰く、名誉適正。 |
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単独航海(A) | ボイジャーのクラススキル。『単独行動』と同等のスキル。 |
文明接触(D) | ボイジャーのクラススキル。セファールの『文明侵蝕』の友好的な形態と言える。この拙いスキルがいつの日か役に立つ事を願う。 |
星の航海者(A) | ボイジャーのクラススキル。限定的な『星の開拓者』。星と星を繋ぐ航海、実現不可能な旅を『不可能なまま』達成可能とする。 |
スイングバイ(A) | 戦闘中の特殊な機動。相手の持つ運動エネルギーを奪う、或いは付与し、性能限界を超える加減速を行う。回避行動や高速攻撃向き。 |
最果ての加護(宇宙)(B→B+) | 本来は聖槍に付随するスキル。果てなき宇宙を旅するボイジャー自身が、世界の果てを体現する星の錨の性質を持つ事に拠る。 |
宝具
遥か青き星よ(ペイル・ブルー・ドット)
- ランク:B→B+
- 種別:対星宝具
- レンジ:0〜999
- 最大捕捉:---人
「おしまいにしよう。」
「ぼくはみちびく、ひとのゆめ、ひとののぞみ。とどけよう、すべてとおき、ほしのそらへ。いつかぼくはたどりつく。『遥か青き星よ(ペイル・ブルー・ドット)』!!」
「見届けよう。」
「僕は導く。人の夢、人の望み。届けよう、全て遠き、星の海へ。いつか僕らは辿り着く。『遥か青き星よ(ペイル・ブルー・ドット)』……!!」
1990年に探査機ボイジャー1号が地球から60億キロメートルの彼方から撮影して地球に送信した写真の名称を冠した宝具。あまりの遠さに地球はほんの0.12ピクセルの青い点にしか映らなかったが、そのわずかな点の中に、彼を創造して送り出した全ての人々が生きている。
詳細は該当記事を参照。
ゲーム上での性能
最大HP | 15,592 |
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最大ATK | 10,450 |
コマンドカード | Arts:2/Quick:2/Buster:1 |
宝具カード | Quick |
スキル1 | 星の航海者(A) / 自身のNPを増やす(30~50%)&弱体無効状態を付与(3T)&スターを獲得(10個) |
スキル2 | スイングバイ(A) / 自身に回避状態を付与(1T)&クイック性能アップ(3T)&敵単体のクイック耐性をダウン(3T) |
スキル3 | 最果ての加護(宇宙)(B) / 味方単体のスター集中度アップ(1T)&味方全体のクリティカル威力アップ(3T)&被クリティカル発生耐性アップ(3T) |
宝具 | 自身の宝具威力アップ(1T)〈オーバーチャージで効果UP〉&敵全体に強力な天の力を持つ敵特攻攻撃&味方全体のNPを増やす(20%)&「今を生きる人類」特性持ちのNPを増やす(10%) |
フォーリナー最高値のHPを持つ耐久型。
攻撃力も耐久力も特別優れているとは言い難い反面、宝具の連射性と星出し性能が高く、宝具やクリティカル攻撃を出しやすい。スキルもクリティカルを軸としつつも使う場面に困らないもので固められており、全体的に扱いやすさを重視した性能になっている。
ただしボイジャー自身のスター集中度が高いため、元々の集中度が低いバーサーカークラスに対しては「最果ての加護(宇宙)」が効果を発揮しきれないので注意。
宝具『遥か青き星よ』は全体攻撃とNPチャージを行うもの。
「星の航海者」と合わせればロリンチちゃんに迫る回転率を誇り、彼のカードを選んでいれば苦もなく連発できる。なお、追加効果のNPリチャージ量は一律20%だが、今を生きる人類属性を持つ味方に限り、さらにプラス10%され、合計30%のチャージになる。この「今を生きる人類」だが、平たくいえばライネスやジナコ、ジャガーマン等、元ネタが現代人である疑似サーヴァントと宇津見エリセや両儀式のような直接サーヴァント化した人物が主に該当する。デミ・サーヴァントである我らが後輩ことマシュももちろん対象。ただし、「両儀式」・エレシュキガル・殺生院キアラ・カーマなど条件に合致しながらも対象外となる人物も多い点には注意が必要である。
もっとも、プラス10%の有無だけなので、深く考えずにパーティーを組んでも問題ない。
総評すると万能型なQuickアタッカーで、Quick主体のサーヴァント、クリティカルを扱うサーヴァントであればほぼ誰とでも相性がよい。戦闘中でも、スター稼ぎにNP配布、クリティカルの誘発に雑魚散らしと八面六臂の活躍を期待できるだろう。ただ唯一、クエストボス等大物エネミーとの戦闘だけは攻撃力の低さが災いして苦手としている。継戦能力に欠ける代わりに爆発力を秘めたジャンヌ・オルタなどと組ませると安定するだろう。
関連人物
カルデアでのマスター。「ともだち」と評する。
聖杯怪盗事件では偽の兄弟になることに……
結果、「どけッ!俺/私がお兄ちゃん/お姉ちゃんだぞ!」と叫ぶマスターが続出した。
同じくカルデアに召喚された原作でのマスター。関係性は原作と変わらない。マイルームボイスでは彼女を『星の王子さま』に登場する「バラの花」になぞらえて語っている。
別の平行世界でマスターの望みを反映して現界した際の姿で召喚された、非人間系サーヴァント同士。コラボイベント劇中でアンデルセンによってその点で「同類」であることが指摘され、マイルームボイスでもそれを踏まえた会話がある。
オライオン(オリオン)、セントール(ケイローン)、ジェイソン(イアソン)
その名が星座やロケットの名前に採られているサーヴァントたち。
マイルームで言及するが、ボイジャーがアメリカ生まれであるためか英語読みになっている。
ボイジャーを生み出したアメリカ合衆国の「発明王」。マイルームボイスで敬礼している。
彼に力を貸している合衆国歴代大統領たちの中には、ボイジャーを送り出したジミー・カーターも含まれていると思われる。そのためか、エジソンからもアメリカの誇りと称されている。
ちなみに探査機ボイジャーの動力は原子力電池を利用した「直流」。
これにはエジソンもニッコリ。
原作で新たなエクストラクラスに分類されたサーヴァント繋がり、かつ『FGO』では既出のクラスで実装されたキャラ繋がり。こちらは復刻時の追加エピソードで実装された。
余談
特徴的な最終再臨時の服装と攻撃方法に関しては、過去にそれまでのNASAの物がモデルになっており服装はNASAが空軍主導で創設された経緯から「ゴーグルとジャケット」とその下の特徴的なスーツはスペースシャトル内で搭乗時に使用されるエントリースーツ、そして色はアポロ計画の際の宇宙服の色から、胸のマークはNASAのロゴから取られている他、膝に付けているのはかの有名なゴールデンレコード、スキルのスイングバイは惑星の重力を用いて加速減速を行う航行方法から取られている。
戦闘時にぶつけているロケットは彼を打ち上げたタイタンⅢEロケット(絆礼装にも選ばれている。元々はICBMから派生したシリーズであるため『本来の使い方』と皮肉るマスターも。なお本当に弾道弾として運用されていたのはタイタンⅡまでで、巨大な上段やブースタを追加したⅢC以降はそもそも格納庫に収まらない)で、乗っているローバー(月面探索車)はアポロ15号のもの。
セリフのヒューストンは実際に管制本部が置かれているヒューストン宇宙センターのコードネーム、ズールーとは同じく実際の通信用語であり通信終了を意味する言葉であるなどボイジャー、というよりはNASA自身と思う方が案外良いのかもしれない。
ショタ好きで知られるマシュ役の高橋李依は、ボイジャーの『FGO』実装後1日足らずで宝具レベル5を達成している。イベント開催後の2020年6月5日生放送のカルデア・ラジオ局(この回のMCは高橋氏と田中氏)にて盛大にボイジャーに関して大暴走した。それに加えてボイジャーが描かれているイベント限定礼装『見上げた空の星に』に関しても大暴走した。
ちなみに担当声優は先述の通り井口裕香氏であるが、クラスや第三再臨時の月面移動車による攻撃、そしてゴールデンレコードの存在から、「巨大ロボットに乗って隕石砕きに行きそう」、「紫式部の幼馴染で、ライダーになったらⅣ号戦車運転してきそう」、「レコードに10万3000冊の禁書や演歌も記録されていそう」と言うマスターが続出した。他には「メルトリリスの下僕で、色々と壊れちゃったアサシン」とか言い出すモキュが出てこないだろうか。
カラーリングが似ていることや、天文に纏わる事象が元ネタになっていることもあり、別作品のあるモンスターと絡めたイラストがpixivやTwitter上では散見される。
名前つながりでスタートレック・ヴォイジャーも意識しているらしく、第三再臨以降の戦闘セリフ'Beam me UP!'、'Engage'、'Shields UP'はスタートレックシリーズにおけるセリフに由来する。
前述した2021年ホワイトデーイベントでは主人公の弟役となるが、その弟ムーブに多くのマスターがクリティカルされた。その後、ピックアップ召喚3で復刻された事により、どけ!!!俺(私)はお兄(姉)ちゃんだぞ!!!とガチャを回しに行くマスターが続出したとか。
2021年のフェス礼装『英霊巡遊』では牛若丸、アストルフォとともに日本を旅し紅葉に興味津々なそぶりを見せている。実は現在、「ゴールデンレコードのオリジナル」や「ほぼ同じ素材を使用した限りなく実物に近いボイジャーのレプリカ」が日本の石川県にあるコスモアイル羽咋に展示してあるため、日本に縁のあるサーヴァントでもあったりする。