遥か青き星よ(ペイル・ブルー・ドット)
- ランク:B
- 種別:対星宝具
- レンジ:0〜999
- 最大捕捉:---人
「見届けよう。」
「僕は導く。人の夢、人の望み。届けよう、全て遠き、星の海へ。いつか僕らはたどり着く。『遥か青き星よ(ペイル・ブルー・ドット)』!!」
無人探査機ボイジャーが撮影した写真「Pale Blue Dot」。
全部で39枚存在する「太陽系家族写真」と呼ばれる写真群のうちの最後の一枚であり、そこには約60億km離れた地点から撮影された地球の姿が映されている。
地球を写した写真ではあるものの、地球から約60億kmという人類未踏の地から撮影された写真であるため写真のほとんどは銀河であり、写っている地球はわずか0.12ピクセル(しかも拡大処理をしてやっと点として見えるレベル)の点でしかない。
「Pale Blue Dot(青白い点)」という名称もそれに由来するものである。
とても画としての地球は望めないが、裏を返せばPale Blue Dotは「ボイジャーが地球から約60億km離れた地点まで到達しなければ撮れなかった奇跡の写真」でもある。
電気文明を開拓したエジソン、その過去と未来に連なる英雄たち、そして汎人類史に生きた全ての先人たち。Pale Blue Dotを撮影したという事実そのものが、彼等の努力と汎人類史の可能性の証明となる。
現在もボイジャーを除いてこのような写真を撮れたことはなく、Pale Blue Dotはいまなお「地球から最も離れて撮られた地球の写真」としての地位を不動のものにしている。
ちなみに「Pale Blue Dot」はNASAのホームページで公開されている(参考、画像処理で見やすくしたもの)。
余談だが、このPale Blue Dotを撮った時点でボイジャーの出力低下は始まっていたため、この後にボイジャーはカメラの電源を切り、撮影プログラムを自己削除している。