ボイジャー(Fate)
ぼいじゃー
「あい、あすく、ゆー」
「あー、ゆー、わーじー、おぶ、びーいんぐ、まい、ますたー?」
真名 | ボイジャー |
---|---|
クラス | ボイジャー |
性別 | 男性 |
身長 | 127cm(第1、2再臨)/ 148cm(第3再臨) |
体重 | 26kg(第1、2再臨)/ 40kg(第3再臨) |
出典 | Fate/Requiem、史実 |
地域 | 北米・アメリカ合衆国 |
属性 | 中立・善・星 |
好きなもの | 旅、ヒトの感覚 |
嫌いなもの | 蛇、宇宙での飛来物 |
設定担当 | 星空めてお |
ILLUST | NOCO |
CV | 井口裕香 |
現在記載しているプロフィール・性能は、『Fate/Grand Order』登場時のもの。
金のスカーフはいつもゆらゆら。
『Fate/Requiem』に登場するボイジャークラスのサーヴァント。
作中の冒頭で、負傷し落水した主人公「宇津見エリセ」の前に顕れた謎の少年。本作におけるキーキャラクターであり、「この世界」で最後に召喚されたサーヴァントとなるらしい。
容姿は八歳位な金髪碧眼の少年で、童話『星の王子さま』の王子に似た姿をしているが、機械的な雰囲気を思わせるマフラーとギリシャのチュニック風の衣装を羽織っている。表紙では赤い飛行機のおもちゃを持ち、当初は王子本人か、その作者サン=テグジュペリが真名だと思われていた。
真名は本人に聞いても要領を得なかったどころか、都市管理AIのカレンに調べてもらっても情報が無く、そのままエリセの下で保護される事となった。一巻では仮称として、『星の王子さま』のフランス語題「ル・プチ・プランス」を略して「プラン」という愛称で呼ばれる事となる。
星の王子様でもなければ、サン=テグジュペリでもなく、その正体は1977年に打ち上げられ、今もなお宇宙を旅する、「無人惑星探査機ボイジャー」。
木星、土星、天王星、海王星を直接観測することを目的として開発されたNASAの探査機で、観測から得られた様々なデータは新惑星の発見などに貢献した。
ボイジャー自身は任務終了後も帰還しないことを前提に設計されており、観測任務を終えた後はそのまま宇宙を漂流し続けることになる。この「地球に帰らない」性質から、ボイジャーは通常の観測任務とは異なるもう一つの使命を負っている。それは、宇宙のどこかにいるかもしれない知的生命体に「ゴールデンレコード」を届けること。
この「ゴールデンレコード」とはボイジャーに搭載された金属部品で、地球の音楽、動物の鳴き声、言語、画像、地球の位置や自然、人類の歴史など、地球上で得られるありとあらゆる情報が収録されたもの。現界時に流れた、聞きなれない言語や音楽はこれに由来するものと思われる。
宇宙探査機ボイジャーとは世界の果てを探検する航海者であり、また人類史の碑文を運ぶ最果てのメッセンジャーなのである。
”英雄”としての死期は、ボイジャーが原子力電池の出力低下により完全停止する2025年辺りと言われており、作中の描写から推察される『Requiem』の作中時期ともちょうど一致する。
その場合、無銘の弓兵や无二打、諜報部長の様に相当の近代英霊である事が分かり、明確に死んだ年代が分かっている上に実在する中では、"最も新しい英霊"に成りうると考えられる。
元々純粋な機械でありながら座に昇華された功績としては、未知の領域の拡大=人類の可能性を広げた事の他、数多の人類情報の集積体ゆえに「ヒトとしての死」が認められたとも推察できる。
聖杯戦争を戦い抜き、意思疎通をはかるため人間と同等の霊体を獲得する事に至ったが、そこまでの奇跡の反動として、聖杯から導入される筈の一般知識を殆ど受け取れておらず、肉体も頑強とは言えない。その外見の素描には初めてのマスターとなったエリセの主観が大きく影響している。
一人称は「ぼく」、または「僕」。
見た目相応に好奇心旺盛な一方、作中ではかな表記される語彙に乏しい訥々とした、詩を詠むような喋りが特徴的。常に雰囲気も言動もふわふわして掴みどころがなく、会話している者はどこか「時差」がある様な感覚を覚える。
2つの意味で幼く世間知らずであり、様々な事象に関する知識は疎い一方で、『星の王子様』に関する知識は何故かあるなど、知識は割と偏っている。特に、聖杯戦争に参加しうるサーヴァントであるにもかかわらず、「戦争」という物を知らない一方で「殺す」という概念は知っている様子。
犬の鳴き真似をする際には犬の動きも表現して見たりと、物真似も得意。因みに後述の真名故なのか水に沈むのは嫌いで、隙あらばシャワーから逃げようとしていた。
一巻中盤で貰ったゴーグルが気に入ったようで、以降頭にかけている。
真名が明らかになりアイデンティティを取り戻してからは、喋る量がやや増えた。それ故、しばしばエリセと衝突し喧嘩になる事態も出てきた(主に味覚の相違で)。
本記事冒頭にも記載した初登場時の言葉はおそらく、"I ask you. Are you worthy of being my master?"。すなわち、「問おう。あなたがわたしのマスターか」である。
『Requiem』においては、直接的な戦闘能力は無いとの事。
スキルによって魔力を用い宙をふわりと飛ぶことが出来るが、マスターであるエリセと一緒でないと行えない。なお、浮遊の制御権は2人それぞれにある。
また、出自故の特性により、未知の場所であっても絶対的な方向感覚と空間把握能力を発揮する。聴力にも優れ、見聞きした一切を記憶している模様。
契約したマスター。というより、姉弟のような関係。
一緒にお風呂に入るシーンもあり、なかなか羨ま……微笑ましいシーンとなっている。
サーヴァントがいなかった彼女にとっては初めてのサーヴァントで、聖杯トーナメント襲撃事件の折に正式にマスターとなった。そして、聖杯戦争を止めるために旅に出ることになる。
エリセの友人で、バーサーカーのマスター。
プランという愛称は彼女の提案である。
カリンのサーヴァント。聖杯トーナメント観戦の際には二人仲良く聖杯トーナメントを観戦していた。海では一緒に準備体操をしていた。
『FGO』の宇宙(世界線)においてはフォーリナークラスで召喚された彼。
しかしあるマイルームボイスで、元々のクラスは「ボイジャー(航海者)」なる自身の名と同じ新クラスであったとフライング明言された。ゲーム上の都合と言ってしまえばそこまでだが、いつか出会うかもしれない地球外文明にとっては立派なフォーリナーである、と解釈することもできる。
クラスカードのイラストは、外套に身を包みアストロラーベ(星座早見盤の原型)らしき機器を掲げた少年。前列の無いタイプの霊基パターンとして、某大魔女により新しく命名・定義された。
ちなみに、ボイジャーとは2020年現在も交信できるのだが、現時点ですでに地球から60億km以上離れているため、メッセージを交わすには片道17時間もの時差が発生する。上述の「時差のある話し方」はおそらくここに由来するものと思われる。
無生物や概念が英霊化している例としては他に、
などがいる他、人間が英霊化したにもかかわらず無機物の霊基で現界したチャールズ・バベッジ、一応生物ではあるが生物らしい情動を持たないペイルライダー(病)等がいる。しかし彼はそのいずれにも該当しない、機械がヒトの身になっているという前例の無いサーヴァントになっている。
『FGO』の場合は本来まだ稼働している(=まだ死んでいない)2020年の時点でサーヴァントになっているというさらに特殊な事態になっている。第2部は2018年に人理漂白が行われ「地球外との交信が取れなくなっている」ため抑止力から見てボイジャーは生死不明という扱いになったからサーヴァント化できたのかもしれないという考察もある。
直接のモチーフについて
ボイジャーは1号機と2号機が存在し、両方とも2020年時点では稼働中。
1号機は2025年稼働停止、2号機は2030年稼働停止とされている。
作中に登場するボイジャーが1号機なのか2号機なのか、はたまたボイジャーという概念そのものが集約したサーヴァントなのかは明言されていない。
証拠となる特徴はいくつかあるが決定的とまでは言えず、現状では想像の域を出ない。
1号機説
宝具の元ネタとなった写真「Pale Blue Dot」を1号機が撮影したため。
また、2025年稼働停止の旨が明言されれば1号機で確定となる。
2号機説
衛星の防護服のようなパーツ「サーマルブランケット」が、1号機は銀色、2号機は金色をしており、サーヴァントのボイジャーが首に巻いているマフラーは金色であるため。
ボイジャー計画説
ボイジャー計画という概念そのものをモデルとする説。
上記の通り、1号機と2号機それぞれの特徴持つこと、また作中での描写のされ方から、現状ではこの説が最も可能性が高いとされている。
「聖槍」ボイジャー
Fate世界において、世界の果てには「聖槍」なるものが存在していることが語られている。
人類未到達の領域=人類史にとっての世界の果てを探検するボイジャーも、この聖槍と似た者同士といえるかもしれない。また、獅子王と同様の「人類の記録を保存し、いつか来る次の存在に託す」という考えに基づいてゴールデンレコードを搭載しているという点でも共通している。
氷室の天地:5巻収録分の巻頭書下ろし部にて、ボイジャーではないものの小惑星探査機はやぶさが読者から応募された中で没となったと紹介された。しかも擬人化してネタにされているから大丈夫と言いたい放題。
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