あわれで可愛いトミーサム、いろいろここまでご苦労さま、でも、ぼうけんはおしまいよ
だってもうじき夢の中。夜のとばりは落ちきった。アナタの首も、ポトンと落ちる
さあ――嘘みたいに殺してあげる。ページを閉じて、さよならね!
プロフィール
真名 | ナーサリー・ライム |
---|---|
クラス | キャスター |
性別 | 不定(女性)※1 |
身長 | 不定(137cm)※1 |
体重 | 不定(30kg)※1 |
出典 | イギリス童話 |
地域 | 欧州 |
属性 | マスターによって変化(中立・中庸・人) |
イメージカラー | 水色※2 |
特技 | 特に無し |
好きなもの | 追いかけっこ、甘いお茶会(EXTRA)※2、ハッピーエンド(FGO) |
嫌いなもの | お医者さん、軍隊(EXTRA)※2、バッドエンド(FGO) |
天敵 | ダン、トワイス、無銘※2 |
設定担当 | 奈須きのこ |
ILLUST | ワダアルコ |
CV | 野中藍 |
※1 身長体重はヒト型(ありす)形態のもの。ちなみに『FGO』のゲームシステム上では、第1再臨の絵本の姿でも「人型」と「女性」の特性は有しているが「子供のサーヴァント」特性を有するのは第2再臨以降になってから。
※2 出典の『Fate/EXTRA material』において、ありすと共通の項目に記されているもの。彼女にも同様に当てはまるかは不明。
概要
『Fate/EXTRA』に登場するキャスタークラスのサーヴァント。
三回戦の対戦相手であるマスターのありすとそっくりな黒い服を着た少女の姿を模した絵本。
ありすからは「アリス」や「あたし」と呼ばれており、こちらもありすを「あたし」と呼ぶ。
真名
実在する絵本・童話・昔話・童歌などの総称を表す、「ナーサリー・ライム」。
おとぎ話の概念が、子供の夢を守る英雄としてサーヴァントになったという特殊な存在。
言ってしまえばおとぎ話の化身。サーヴァントが固有結界を作るのではなく、固有結界そのものがサーヴァント。固有の姿を持たず、マスターによってビジュアル・能力を自由に変化させる。
今回はマスターである「ありす」の愛読書であった『不思議の国のアリス』及び『鏡の国のアリス』に加え、彼女の「自身が物語の主人公だったなら」という望みから、この様な姿をとっている。
容姿
マスターであるありすが白と水色を基調としたデザインであるのに対し、こちらは黒と桃色が基調である。一見するとありすの色違いにしか見えない外見も、金属の光沢を持ち周囲の光景が映り込むドレス(『EXTRA』作中でも描写されていた)や本物の球体関節の手足(『EXTRA material』79頁のありすとの肘関節の描き分けを参照)など、人ではない事を強調したかのようなデザインになっている。ただし、手足に関しては人間のそれに切り替えることもある模様(外部リンク)。
その他ありすと比べてややツリ目・細眉に描き分けられているなど、細かな違いがある。
『FGO』の第2再臨では『EXTRA』から若干のデザイン変更が行われ、服の質感がありすと同じ布状の物になる、帽子のリボンが大きくなる、桃色の髪リボンが白色になるなどの違いがある。
『Fate/EXTRA Record』では、光沢の無い黒ずくめ、縞入りの帽子リボン、桃色のものが1対のみの髪リボンなど、旧作や『FGO』第2再臨及び第3再臨を折衷したようなデザインとなっている。
人物
一人称は「あたし」、まれに「わたし」。
常にありすに付き従っており、唯一無二の友達として彼女の話し相手になっている。
表面上はありすと同じように無邪気に振る舞っているが、実際は非常に冷静な性格であり、自身の存在意義であるサーヴァントとしての役割に忠実である。ありすと異なり聖杯戦争に参加している事を理解しており、マスターの願いを叶えるべくプレイヤーを様々な手で殺しにかかってくる。
名前を奪い、存在を消去してしまう固有結界「名無しの森」を始め、外見に似合わぬ凶悪な能力を多数保有する。漫画版『EXTRA』やドラマCDでは更なる強さを垣間見る事が出来る(後述)。
能力
後術する宝具によって、アリーナに様々な異常現象を引き起こす。
加えて瞬間移動を自在に行っており、その行動は神出鬼没である。攻撃には氷塊や風の刃といった二属性(『FGO』では、マスターのありすが使用していた火炎も加えた三属性)の魔術を用いる。
ただし肉体や外見は人間であるありすを鏡合わせにして顕現しているためか正面向かっての戦闘能力は低く、加えて有する宝具が強力な反面、発動に必要となる詠唱は長く無防備になりやすい。
加えてマスターとキャスターは何かしらの形で対戦相手に対処策を自ら伝えている。
どうやら双方に勝ち目のある「遊び」という形をとらねばならない決まりがある模様。
また『CCC』のとある場面においては、緑衣のアーチャーさえも取り込んだパッションリップのスキル「被虐体質」の影響を全くと言って良いほど受けていなかったりするなど、精神攻撃に対する耐性を有している可能性が示唆されている。人外なのはおろか、非生物であるためであろうか?
ステータス
保有スキル
陣地作成(A) | 『小さな扉、くるくるお茶会、白黒マス目の虹色草原、お喋り双子の禅問答。でもでも、お気に入りはやっぱり一つ。全てを忘れる、名無しの森にご招待!』 |
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自己改造(A) | 『自身の肉体にまったく別の肉体を付属・融合させる適性。このランクが上がれば上るほど正純の英雄から遠ざかっ、カカ、かかか関係ない関係ないそんなのまったく関係ない!何であろうときっかけ貴方の注文通り!』 |
変化(A+) | 『変身するわ、変身するの。私は貴方、貴方は私。変身するぞ、変身したぞ。俺はおまえで、おまえは俺だ。』 |
トミー・サムの秘密の絵本(A) | 「変化(A+)」が変化したスキル。詳細不明。 |
一方その頃(A) | 「頼れる仲間と船に乗り、旅は始まり前途は多難。先に待つのは希望の出会いか悪意の罠か。それはともかくあちらの事情は興味津々。他人の秘密は蜜の味。それでは、世界の裏側へご招待!」 |
戦闘スキル
白の女王様のなぞなぞ | 自身に施す強化の魔術。BREAKに魔力耐性低下効果を付与する。 |
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三月兎の狂乱 | 氷の魔術。GUARDスタンを伴った魔力貫通ダメージを与える。 |
冬の野の白き時 | 風の魔術。ATTACKスタンの効果を持つ魔力ダメージを与える。 |
宝具
誰かの為の物語(ナーサリー・ライム)
- ランク:EX(EXTRA)/ C−→C(FGOパラメーター)/ C++(FGOマテリアル)
- 種別:対人宝具
- レンジ:0
- 最大捕捉:1人
「さあ、一緒に遊びましょう?」
「繰り返すページの細波、押し返す草の栞。全ての童話はお友達よ!」
ナーサリー・ライムというサーヴァントとは「マスターの心を投影したサーヴァントとなる」という性質を持った固有結界のことである。マスターの心を鏡のように映して、マスターが夢見たカタチの疑似サーヴァントとなって顕現する。本来は特定の名などなく「ナーサリー・ライム」という絵本のジャンル。結界の内容であるアリスは、ありすが愛読したであろう絵本の影響による。
詳細は該当記事を参照。
永久機関・少女帝国(クイーンズ・グラスゲーム)
- ランク:C
- 種別:対己宝具
- レンジ:0
- 最大捕捉:1人
「越えて越えて虹色草原(にじいろそうげん)、白黒マス目の王様ゲーム。走って走って鏡の迷宮、惨めなウサギはサヨナラね ♪」
自身や創造物の時間を巻き戻す。「明日を拒絶し、同じ今日を永遠に繰り返す」力。
ナーサリー・ライム固有の宝具ではなく、ありすという少女のために用意されたおとぎ話。
ゲーム内においては、相手に魔力ダメージを与えつつ自身のHPを完全回復させる効果。
EXマテのパラメータ表においては「宝具種別:対己宝具」となっているが、用語辞典においては対界宝具と説明されている。
どちらが正しいのか(あるいはどちらも正しいのか)は不明。
詳細は該当記事を参照。
他作品での活躍
Fate/EXTRA CCC
BBに蘇生されたマスター・サーヴァントとして、ありすと共に再登場を果たす。
初対面の際は顔見せのみであったが、物語後半で再登場した際にはありす共々メルトリリスのとある仕打ちを受けてしまい、ダンジョンの該当ステージ内全てのザコエネミーが「アリス」となってしまう異常事態が発生した(このイベントを完遂し、彼女を"解放"すると元のエネミーに戻る)。
Fate/EXTRA Last Encore
第6話及び第7話にキーパーソンとしてあるシーンで登場。しかし、セイヴァーがチャクラ・ヴァルティンを形成したあとは三階層への侵入者を拒む巨大な怪物へと変貌してしまっていたために、アリスとしての姿は回想のみの登場であった。岸浪ハクノについて何か知っているようだが……?
Fate/Grand Order
2015年クリスマスイベント『ほぼ週間 サンタオルタさん』にて先行実装され、第1部4章と共に恒常実装された。レアリティは☆4。ゲーム開始時のチュートリアルガチャの確定☆4枠に入っている。
プレイヤーサーヴァントとしては、召喚すると出てくるのは何と『ALICE IN WONDERLAND』と表紙に書かれた絵本。まさかのこの姿に驚いたマスターも多いだろう。勿論この状態なら戦闘でもこのまま。1回目の霊基再臨を果たせば『EXTRA』のアリスの姿で出てきてくれるようになる。
メインシナリオでは第1部4章『死界魔霧都市 ロンドン』にてはぐれサーヴァントとして登場。実体を持てず、周囲の人物を眠りへと誘う「魔本」として彷徨うも、アンデルセンにより名づけられたため形を得る。どうやら「わたしを愛してくれた寂しいありす」を探しているようだが……?
ナーサリーライムというサーヴァントの特性上、同じ姿で出てくるのはまずありえないのだが、クリスマスイベントやキャラクエストにおいて、以前に消滅した際にありすとナーサリーライムが互いが互いを思っていたという時空を超えた絆からこの姿で現れた事が明らかになっている。
マスターとの関係は「読者と本」と割りきっており『EXTRA』よりも更に大人びている。絆が深まってくると、マスターの恋人を気取るようなおしゃまで可愛らしい姿を見せてくれることも。
カルデア内では「カルデア子供チーム」の事実上の代表として過ごしている。根が子どもなので普段は他のお子様系サーヴァントと遊んでいるが「カルデア子供チーム」が行動を起こす際にはリーダーシップを発揮する。本質が「童話を愛する子供の味方」であり「子供そのもの」ではないために、時に見た目と不釣り合いな聡明で淑女然とした面を覗かせることがある。『幕間の物語』や期間限定イベントにも度々登場し、子供らしくはしゃぐこともあれば、他のサーヴァントの問題に対する相談役としてマスターに道を示すなど「小さな淑女」としての彼女がローズアップされている。
また、2016年バレンタインイベント『チョコレート・レディの空騒ぎ』では黒幕を務めるが、少々やりすぎたため軽いお仕置きが敢行された。また『プリズマ☆イリヤ』とのコラボイベント『魔法少女紀行 プリズマ・コーズ』では、お菓子の国の女王として彼女の姿を取る魔法少女が登場し、とんでもないものをお伴に召喚している。しかしその呪文はどう聞いてもSAN値直葬なんですが……
ゲーム上での性能
ランク | ☆4(SR) |
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HP | 11882 |
ATK | 8629 |
カード配分 | Quick:1(3hit) / Arts:3(3hit) / Buster:1(1hit) |
クラススキル | 陣地作成(A):自身のArtsカード性能をアップ |
スキル1 | 自己改造(A):自身のクリティカル威力をアップ(3ターン)&スター集中度をアップ(3ターン) |
スキル2 | 変化(A+):自身の防御力を大アップ(1ターン)&防御力をアップ(3ターン)&弱体耐性をアップ(3ターン) |
スキル2(強化後) | トミー・サムの秘密の絵本(A):自身のArtsカード性能をアップ(3ターン)&自身の防御力を大アップ(1ターン)&防御力をアップ(3ターン)&弱体耐性をアップ(3ターン)&味方全体の〔子供のサーヴァント〕のNPを増やす&味方全体の〔童話属性のサーヴァント〕の宝具威力をアップ(3ターン) |
スキル3 | 一方その頃(A):自身のNPを増やす&HPを回復&自身の弱体状態を解除 |
宝具 | 誰かの為の物語:敵全体に強力な攻撃&確率でチャージを減らす<オーバーチャージで確率アップ>&防御力をダウン(3ターン) |
アペンドスキル3 | 対アーチャー攻撃適性:自身の〔アーチャー〕クラスに対する攻撃力をアップする |
特性 | サーヴァント、女性、中立、中庸、人、人型、童話、子供のサーヴァント(第一再臨を除く)、浮遊しているサーヴァント(第一再臨のみ) |
2015年の実装当時には珍しかった、味方への支援より自身が攻撃することに重きを置いたキャスター。
純粋なアタッカーでありながら火力が低いことに実装以来悩まされていたが、2024年に実装された強化クエストで合計50%の火力バフを獲得し、攻撃性能が大幅に向上した。
バトルキャラの再臨段階によって一部の特性が変化する性質があり、とくに「子供」特性の有無は自身のスキル2の効果にも関わってくる。
NP20%はあって困るものではないため、特段の理由がなければ本の姿の第一再臨ではなく、ありすを象った姿の第二・第三段階を使うことが推奨されるであろう。
スキル1のスター集中と、スキル2および「陣地作成」のArtsバフが乗った3枚のArtsカードによるクリティカルや、スキル2,3による最大合計60%のチャージのおかげでNPには困らず、非常に宝具を撃ちやすくなっている。
3ターン持続するスター集中は攻撃宝具のキャスターとしては唯一のものであり、クリティカル威力アップのおかげでNPのみに留まらずダメージも中々のもの。
耐久面において、スキル2の防御力アップと弱体耐性や「一方その頃」のHP回復と弱体解除で抜かりがなく、粘り強く戦える。
「誰かの為の物語」はArts属性の全体攻撃宝具であり、攻撃後に20%の防御力ダウンを付与し、60%(OC1の場合)の確率で敵のチャージを減らすという効果を有する。
前述の通りNPの取り回しが良いので、うまく2発目・3発目を狙い追撃してゆきたい。防御力ダウンはスキルで付与できるArtsバフおよび宝具バフと乗算されるので、火力も伸ばしやすい。
チャージ減の効果は味方の耐久に貢献できる……のだが、かなり不安定な確率なので調整が難しく、特に敵のチャージがMaxの時に撃つと宝具が飛んでくるのかどうか分からないという状況に陥ってしまう。そのため彼女の宝具を撃つ際には、敵チャージがMaxの際は味方のスキルや宝具で確実に足止めをしたり、そもそも敵のチャージがMaxになる以前に倒してしまうなどの対策が必要となるであろう。
弱点としては、自力でのスターの生産能力が低いところが挙げられる。故にナーサリーの長所を十分に活かす為には他サーヴァントや概念礼装による支援が欠かせない。
相性の良いサポーターとしては、
- アルトリア・キャスター
- NPを大量に配布し、スキルと宝具でナーサリーの火力を大幅に引き上げてくれる。周回においても敵編成次第でWキャストリアでの宝具3連射が可能。
- 玉藻の前
- 高い火力支援能力を持っているのに加えて、宝具で味方全体のスキルCTを短縮してくれる。3つ全てのスキルが強力でCTも短いナーサリーにとって恩恵はかなり大きく(キャラクターの仲に反し)相性が良い。
- レディ・アヴァロン
- 定番の耐久&クリティカルサポーター。回復と無敵でパーティ全体を守れる他、宝具での安定したNPとスターの供給も強力。
- アンデルセン
- スキル「人魚姫の愛」でスターとNPを供給しつつ回復もこなす。低レアなので入手しやすいのがウリ。
など定番どころのArts枚数が多いサーヴァントが挙げられる。
概念礼装はナーサリー自身には火力を高める黒の聖杯やイベント特攻礼装、サポーターにはスターを供給する2030年の欠片などが良好である。
総じてスターとのサポートは必須であるが、優秀な継戦能力・連射力を持っているアタッカーであると言えるだろう。
アーチャークラスへの攻撃適性は、恐らくありすの天敵であった無銘及びダンを意識したものだと思われる。
関連人物
Fate/EXTRA
契約したマスター。本作におけるナーサリーの姿は、彼女の姿を模したもの。
互いを必要としている姉妹のような関係であり、その絆は時空すらも超えた。
3回戦における対戦相手。立場上は殺し合う関係であったものの、ありすの友達として一緒に遊んだり、その境遇に対して哀れみを抱いてくれた事には深く感謝している。なお彼/彼女お馴染みの「フランシスコ・ザビエル」ネタは、ナーサリーの名無しの森に迷い込んだ際に起こったものである。
キャスター仲間だが「いい歳してヒロイン気取りのおばさま」と辛辣な言葉で称した。
当然これを聞いた彼女は大人気なく「ぶっ潰す」発言をしたが、嫌ってはいない模様。
Fate/EXTRA CCC
BBにサルページされた後は、一応彼女の配下という立場になっていた。
しかし鈍臭い彼女の指示は全く聞いておらず、ありす共々毒舌を吐いていた。
一方『FGO』のマテリアル本ではこのことに対して罪悪感を持っているようである。
人形好きな彼女の手によって、ありす共々事実上殺されてしまった。
このことは改心した後のメルトにとっては重荷になっている模様である。
Fate/Grand Order
この世界で契約したマスター。特異点での縁で「ありす」の姿で召喚された。
マイルームにおいては、面と向かって「恋人」と自称する程に気に入っている。
元々「対」になるようにデザインされている、キャスタークラス仲間。
原点『CCC』での接点は特になかったが『FGO』ではある意味名付け親。
マイルームにおいては『人魚姫』の結末に関して問い詰める気マンマンである。
2015年クリスマスイベント『ほぼ週間 サンタオルタさん』において共演したお友達。
ロンドンに縁のある子供系サーヴァント同士なためか仲は良い。強引に招待したサンタさんに、互いのプレゼントをねだった。その後も、カルデア内でサンタ・リリィを加えて遊んでいる模様。
2016年クリスマスイベント『二代目はオルタちゃん』で共演。彼女の名前を「スパムみたい」といい、中黒点(・)のたびに「スパム」を挟んだ珍妙で超長い名前で呼ぶという珍事をやらかしている。その後ジャック共々リリィの「海への冒険」を経て、彼女のかけがえのない友人となった。
イベント『もっとマンガで分かる!Fate/Grand Order』及び『オール・ザ・ステイツメン!』において共演した。空想から生まれた幼女系サーヴァント同士、ジャックも加えて友情を築いていた。
アンデルセンと同じく作家だが「難しい話しか書かないおじさん」とあまり好んではいない。
2015年バレンタインイベントでは騒動の元凶の制裁として、彼にトラウマを植え付けられた。
初登場時に彼の口から言及されて以降、なぜか絡みが多い。
幕間の物語においては彼のとある計画に協力することとなる。
人間嫌いなロボが心を開いている数少ないサーヴァントの内の1人がナーサリーであり、彼から見たら彼女は「紙」の匂いがするので、警戒心を抱いていないようだ。ナーサリーと下記のエルキドゥは、人間嫌いなロボと人間であるマスターの意思疎通のための通訳・パイプ役になる事もある。
エルキドゥの幕間とヘシアン・ロボの幕間及びバレンタインイベントで共演。
ヒトを模した人形同士であり、共に任務に赴くだけでなく、モリアーティやメフィストも交えて一緒にポーカーをしたりお茶会を開いているなど、仲が良いことが窺える。なお、プロフィールでナーサリーは「紙」認定されていないのに対し、エルキドゥはなぜか「泥」認定されている。
ナーサリーと同じく童話を原典としている、子供の姿をした英雄。ただしこちらは元人間。
幼い容姿に反し成熟した精神の持ち主同士でもある。現時点では直接的な絡みは少ないが、紅閻魔からは友達になりたいという興味と同時に、異質さに対する恐怖の両方を抱かれている模様。
イベント『Fate/Requiem 盤上遊戯黙示録』にて共演した、子供系のサーヴァント仲間。
初めてのマスターの想いによって姿形が決まった人工物の英霊という共通点を持っている。
第2部5.5章の「天覧聖杯戦争」におけるマスター。幼名の「文珠丸」と呼ぶ。
同章では彼女の内面に合わせてか、和服を着た黒髪の少女の姿を取っていた。
西洋の物語を原典とする者同士だが、読者へのスタンスは「いずれ忘れていく、物語を消費するだけの読者を憎む」と結末に抗おうとするオベロンと、「たとえ忘れられていくものだとしても、自分達物語はいずれ大人になっていく子供達へのもの」と結末を受け入れているナーサリーという形で真逆。故に「全ての読者が消えた後、一緒にお茶会をしよう」という嫌味とも親愛ともとれる彼の誘いに対しナーサリーは「読者の笑顔が大好きだから」と優しい笑顔で断っている(一方オベロンも「まあ、そうだろうと思ったよ」と返答しているあたり、断られることは分かっていた模様)。
ナーサリーを「私たちの永遠のお友達」と呼んでおり、お茶会に招待している。
童話をモチーフとした使い魔「童話の怪物」を使う有珠からすれば、童話そのものであるナーサリーは敬意を表して然るべき相手であり「トミーサムをお茶会に誘えるなんて光栄」との事。
同じく決まった形を持たず、二度と同じ姿と人格には成り得ない「はずだった」サーヴァント。
ただし、マスターとの縁で召喚されたのではなく「最初からカルデアにいた」らしいが……?
中の人が共通している、幼女系の☆4キャスタークラス繋がり。
前者とは『プリズマ・コーズ』にて、魔法少女として共演した。
余談
『EXTRA』のキャラデザは基本的にマスターがワダアルコ氏、サーヴァントが武内崇氏という分担だが、マスターの容姿であるアリスはサーヴァントながら例外的にワダアルコ氏の担当である。
関連イラスト
「アリス(Fate/EXTRA)」の他「ナーサリー・ライム(Fate)」のタグもよく使用されている。