——立たないと 怖いままでいい。 痛いままでいい。 その上でもう一度考えないと。
…だってこの手は、まだ一度も、自分の意思で戦ってすらいないのだから————!
プロフィール
性別 | 男 | 女 |
---|---|---|
身長 | 170cm | 160cm |
体重 | 63kg | 45kg |
イメージカラー | 焦げ茶 | 薄茶 |
特技 | 精神的に頑丈 | 諦めの悪さ |
好きなもの | あんみつ、まごころ / あまった礼装の整理 | 飴、気遣い / 無茶な絆クエスト |
嫌いなもの | 借金取り、温められた商品 / 無茶な絆クエスト | 武器自慢、固い床 / あまった礼装の整理 |
天敵 | 殺生院キアラ、生徒会長 / ヴェルバー03 | トワイス、生徒会長 / ヴェルバー01 |
CV | 阿部敦 | 石川由依 |
概要
自己の存在証明を模索する迷える少年少女
Fate/EXTRAシリーズの主人公及びデフォルト名。
記憶がなく、聖杯に臨む願いどころか自分のことすら分からないまま聖杯戦争に身を投じる。
名前は「君の名 白紙」のアナグラム。
人物
デザインコンセプトは「極めて一般的な17歳学生像」「クラスで3番目の美男子・美少女」。
3番目止まりの理由として、男主人公は地味な印象をもたれているため、女主人公は表情が乏しく愛想がないためと説明されている。
男女ともに茶色の髪に、凛々しい印象の目と眉毛が特徴。
ゲーム内では無口・無個性・中立で通ってるらしく、EXTRA初期では感情希薄で自己主張が少なめ、普段はモノローグとして素朴な主観を語る。
しかし、選択肢次第では誰も予想がつかないアグレッシブな行動と思考を見せつけてくることも。
基本的に厄介な人物達に好かれる傾向があり、周りが呆れるほどのお人好し・人畜無害かつ小動物系と評される一方で、こうと決めたら決して曲げない頑固な一面も。
赤セイバー曰く「八方美人だがここ一番の選択は決して間違えない」とのこと。
主人公の性別を問わずに、赤セイバーと英雄王からは「良い声」、キャス狐からは「魂がイケメン」と評されている。
また歴史上の人物にやたら詳しい。
作中の真名当てでは名探偵さながらの推理力を発揮する知識を有しており、特にフランシスコ・ザビエルの人生については一家言持っている節があるらしい。
ユーザーからも「おかしい」と囁かれ、奈須きのこ氏曰く「元は歴史マニアだったのかも」とのこと。
『EXTELLA』では遂に赤セイバーからツッコまれる。
他にも、鏡文字の英文を即座に和訳したり、7ケタ以上の秒数を即座に日数換算したりと変なところで頭が回る。
続編『CCC』では再び記憶を失い、落とされた月の裏側でサーヴァントと新たな戦いに挑む。
本作では以前に増してはっちゃける事が増え、強烈な個性を発揮することとなった。
え、無個性? 残念、やっぱり型月主人公でした!!
『EXTELLA』ではとうとうどこぞのプラナリアみたいに分裂した。
分裂した魂・精神・身体は個々に性格が異なっている。
『EXTELLA LINK』ではゲーム内でもCV付きで喋るようになった。
常人では食べることができないどころかダメージを受けてしまう激辛麻婆豆腐をおいしそうに食べる、Fateシリーズでも数少ない存在。
能力
魔術師(ウィザード)としての能力は平均的。
魔術回路の質こそ高いが鍛錬不足で宝の持ち腐れになっており、結果サーヴァントの霊格を大幅に低下させている。
一方で、戦術眼についてはレオやリンといった最高クラスのマスターから「自分と同等、もしくはそれ以上」と高く評価されるように。
しかし、主人公の真価は逆境においても決して諦めない往生際の悪さである。
その必死の行動は下馬評を覆し、数々の格上のマスターたちにさえ抗しうるほど。
忍耐力も高く、ボロボロに傷付こうが、絶望の淵に立たされようが、激マズの料理を食わされようが、決して前に進むことを止めない不屈の意志の持ち主なのだ。
それはどんな状況でも希望を捨てていないからではなく、自分にできる唯一のことが「諦めないこと」だと理解しているからであり、そこにはある種の異常性すら感じられる。
諦めの悪さと頑丈な精神が伴った強い意志こそが白野の最大の武器であり、EXTRAシリーズにおいてのサーヴァント達と忠誠以上の信頼関係を築き仲間となれた理由のひとつなのかもしれない。
アンデルセンからは典型的な「汎用救世主型主人公」「中身がまだ存在しない」と評されている。
余談
2人まとめて「ザビーズ」。
これはゲーム中のある選択肢に由来している。
岸波白野という名は『Fate/EXTRA』コミック版作者ろび~な氏が奈須きのこ氏に頼み名付けられたのが最初であり、『Fate/EXTRA-CCC』からデフォルトネームとして正式採用された。以降、基本的にこの名前が使用される事となる。
名前付け際、奈須きのこ氏は「ザビエルじゃ……ダメ?」と言っている(コミック版1巻あとがき)。
キャラクターデザインはワダアルコ氏のオリジナル。オーダーからビジュアルを詰め、個性が強すぎない親しみやすい主人公・アニメの全員集合するED絵に混ぜても悪目立ちしないイメージで作られた(季刊エスインタビューから)。
ほか髪型のデザインイメージとして、ザビ男はとある男性アイドルもしていた2000年代初頭に流行っていた髪型。
ザビ子はワダアルコ氏の好みに加え、周りの華美な髪型のキャラに対しあえてすっきりした印象をもたせる事でキャラを立たせる狙いもあったことが、TYPE-MOONエースVOL.16での対談で明かされている。
外部作品での活躍
※男女両方が登場している作品のみ記載。
Fate/EXTRA Last Encore
主人公はザビ男。しかし名前は岸浪ハクノと表記が違う。
ザビ子は第一話冒頭や回想シーンなどで度々登場し、後にそのハクノとの関係性やその正体が明かされた。
氷室の天地
ザビ男が「角隈白野」、ザビ子が「生徒会書記」として登場。彼の名字が角隈となっているのは、岸波という名前がデフォルトネームになる前に付けられた為。
小ネタとして異名が『ムーンウォーカー』だったり、『英雄史大戦』でのプレイヤー名が"フランシスコ"だったり、デッキに玉藻前を組み込んでいたりする。
なお角隈少年はこの繋がりから『Fate/strangeFake』にもチラッと登場した。
Fate/Grand Order
概念礼装では度々、ビジュアル化されていたが、物語としての登場は以下。
『螺旋証明世界リリムハーロット』終盤で邂逅。男女どちらの姿で現れるかはプレイヤーが選べる仕様。このときの白野は自らの物語を終えた後であり、自らのパートナーのイフたる人類悪をずっと見守り、今回の件にも介入していたことを明かしている。
ちなみに例のネタ偽名を名乗ろうとしたが、「この人あっさり信じそうな目をしている」という理由で即座に撤回した。
2024年水着イベント『セレブサマー・エクスペリエンス!』兼奏章Ⅲ『新霊長後継戦アーキタイプ・インセプション』では、遂に本格的に参戦。
男女両方とも別存在として分かれ共演している。今までのチョイ役とは打って変わってガッツリ物語に絡み、何とプレイアブルとしても使用可能。
詳細は岸波白野(ムーンキャンサー)を参照。
関連人物
契約サーヴァント
共に笑い、共に泣き、共に道を切り開いていく"導く者"。
未熟さに皮肉を言いつつも、常に温かく見守ってくれる"守りし者"。
どんな事があっても、何を選んでも、最後まで共にいると付き従う"寄り添う者"。
その生き様や闘志を認め、行く末を見届ける"愉しむ者"。
破壊を存在意義とし、暴力的に虜として付き従わせるも共に歩み寄ろうとする"無垢なる者"。
王という立場ではなく、一人の騎士として、もう一人の自分を止めるために共に戦う"夢を歩む者"。
聖杯戦争参加者
国籍不明、中東でレジスタンス活動をしている少女。
気丈でドライな価値観を持つが根は姉御肌でお人好し。
「アトラス院」から聖杯戦争に送り込まれた少女。
人間味が薄く、無垢な人形なような雰囲気を持つ。
ゲームチャンプの経歴を持つ凄腕ハッカー。
他人を見下す少々問題のある性格が目立つ友人。
月の聖杯戦争において最強と称されるマスター。
少年ながらもその言動には王者の風格が備わっている。
とある財閥に属する暗殺者。
聖杯戦争序盤から敵意を向けられる。
AI、登場サーヴァント
上級NPCである健康管理AI。
名字は聖杯戦争参加者からランダム選出されたもの。
続編CCCでは重要な役割を担う。
桜と同じ顔を持つ謎の少女。
聖杯戦争参加者を月の裏側に落とした張本人でもある。
BBが生み出したアルターエゴ。
気弱で清純な性格ながら要領の悪さからいじめられやすく、被虐体質を持つ。
BBが生み出したアルターエゴ。
好戦的で無慈悲、かつ加虐趣味を持つ。
構造的な美しさを好み、醜いものを許さない潔癖症。
月の裏側にて敵となるランサーの少女。
自身がアイドルであるかのように振舞い、その美貌を保つためなら如何なる犠牲もいとわない。
「何度も出てきて恥ずかしくないんですか?」と辛辣なツッコミを受ける。
その他
『カプセルさーばんと』にて共演。
こちらでも全く話さない為、士郎に強者認定される。
凛の見立てによれば、アーチャーと仲が良い。
無論、冬木における二人である為、彼女の知る二人ではない。(そもそも時代設定が1990年代後半である為、こちらに登場するザビ子も別人である。)