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ここでは死なない。復讐を、報復を・・・。

誰もやらないのなら、俺がやる。お前たちの代わりに俺がやる。

何故なら、俺は―――


CV:阿部敦

概要編集

TVアニメ『Fate/EXTRA Last Encore』の主人公

聖杯戦争への参加者が128人揃ったことで予選会場と共にパージされかけたが、辺獄の底にあった剣をとることでセイバーと契約し129人目の参加者というイレギュラーな存在として聖杯戦争へと出場を果たす。


人物編集

外見上は『EXTRAシリーズ』の主人公である岸波白野男性版と同じ。


しかし原作ゲーム以上に無感動かつ自我が希薄。また予選を通過しても戻らない過去の記憶に対しても執着が薄い。更には理由がわからない月への強烈な怒りと憎しみを抱き、岸波白野が持つ諦めの悪さ、それらを持つことでおそるべき復讐者とも言うべき者となっている。


編集

理由が不明の怒りと憎しみを抱く彼だけでなく、その周囲についてもさらに謎に包まれている。

センシティブな作品

第1話のアバンでは女性の岸波白野が両脚を欠損し、セイバーは最後に待ち受けるモノと戦い、それに敗北した光景があった。公式HPのソースコードを見ることでその一端がわかるが、この岸浪ハクノではない岸波白野がいることは確定している模様。

第8話EDクレジットにて『試写室の少女』として女性の岸波白野が登場し、第9話にて彼女の名前が漢字表記の岸波白野であることが明らかになった。


関連タグ編集

Fate/EXTRA LastEncore 岸波白野 主人公

男主人公(ザビ男) 復讐者



※ここからはFate/EXTRA_Last_Encoreのネタバレが含まれています。





















――――死にたくなく、何も分からないから上を目指してきた。

そして他の誰でもない『誰か』になるため、名前のないアナタは目覚めたのだ。


正体(ネタバレ注意)編集

その正体は、ムーンセルが機能停止したことで浄化されることも無く蓄積された多くの敗者、死者、蓄えられた膨大な敗戦記録といった怨念ともいうべきそれが集まって作られた死の集合体。


『回想で出てきたハクノ』はあくまで彼の姿で自身を構成する死者の記録を垣間見ていただけで彼自身の記憶ではなく、岸波白野(ザビ子)との共通点も彼を構成する要素の一つに彼女が含まれていたからに過ぎない。


辺獄――予選会場は1000年前と同じ結果を幾度と無く繰り返してきたが、SE.RA.PHの終わりを感じ取りたった一つだけ起こした『死に囚われた悪性情報から特定の誰でもないヒトガタを生み出す』というレアケースが岸浪ハクノという存在である。


本来であれば、憎しみに囚われ動く災害としかなり得ないはずだったが、窮地において生きる為に戦う意志という憎しみ以外の感情を得る奇跡を起こしたことで、あり得ざる129人目のマスターとしての資格を手にするに至った。


強化現象として発動した死相(デッドフェイス)は、自身に内包した死者の怨念の力を引き出すものであり、使いすぎるとその怨念に乗っ取られる可能性を秘めている。

また、自身に内包した死者達のコードキャストを全て行使することができるが、それを引き出すのは岸浪ハクノという一つの存在であるため、一度に複数のコードキャストを発動することはできない。


また、彼に限らず死相という存在自体がムーンセルが機能を停止しているが故に誕生した存在なので、熾天の座に辿り着きムーンセルを破壊しようとしている者の願いを挫く(=ムーンセルを正常に戻す)ということは彼自身の消滅を意味する。

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