概要
開催期間:2023年4月26日(水) 20:00~5月17日(水) 12:59
アンケート復刻版:2024年6月7日(金) 18:00~6月28日(金) 12:59
『Fate/Grand Order』における、ゴールデンウィーク恒例のコラボレーションイベント。
今回はアーケード版から配布枠でセタンタ、先行してラーヴァ/ティアマト、新クラス「ビースト」となったソドムズビースト/ドラコー、さらに新規でネロの関係者であるロクスタが実装。
タイトルはアーケード版における収束特異点「背徳果実都市リリムハーロット」を思わせるものとなっており、本エピソードはその後日談にあたる。
加えて主人公達が置かれた状況や各話の副題は『Fate/EXTRA Last Encore』も彷彿とさせる等、実質『EXTRA』コラボとしての側面も強く、実際、今回の中心人物の幕間を事前にクリアしているとシナリオパートの終盤で特別な選択肢が追加される。
あとさりげなくだがこの人の初参加イベントだったりもする(条件は第2部6.5章クリア)。
シナリオ担当は鋼屋ジン氏。『Fate/Zero』や第2部第3章を執筆した虚淵玄氏と同じニトロプラスに昨年まで所属しており、コラボイベントでは珍しく外部からのゲスト参加となる。
PUサーヴァントの人気とPU機会が少ないためかイベント復刻を願う声が多く、2024年1月に行われたアンケートにて復刻が決まった。
ストーリー
突如、カルデア内に響き渡る敵襲を知らせる警報。
それは、外部からの攻撃ではなく、カルデア内部の魔力汚染を知らせるものだった。
しかも、その魔力が示すものは――人類悪・ビースト。
魔力の根源を絶つため出撃するカルデアの面々だったが、ビーストの眷属との戦いのなか、マスターは突然のレイシフトに巻き込まれてしまう。
目が覚めたその場所は、廃墟のごとくさびれた劇場。
状況を飲み込めずにいるマスターの前に"ドラコー"と名乗る少女が現れ、告げる。
英霊との縁が紡いだ"証明世界"にて、聖杯をめぐる新たな物語の幕が上がる。
(公式より)
キャラクター
※イベント特攻は新規実装に加え、アプリ・アーケードどちらにも実装されている全員+レディ・アヴァロンとジャック・ド・モレー。
新規サーヴァント。今イベントのキーパーソン。
カルデアを内部から襲撃したビースト本人だが、魔獣赫を失っており著しく弱体化している。
カルデアのマスターを強制レイシフトさせたうえで魔力パスを繋ぎ、強引に一蓮托生の関係を構築。「全ての魔獣赫を回収しビーストの権能を取り戻せば契約を解除できる」と告げ、証明世界からの脱出と復活を目論む。
新規サーヴァント。
バビロニアで死闘の末倒された生命の母。「もう一つのカルデア」からやってきたそうで、魔獣赫から主人公を守ってくれたため間違いなく味方なのだが、主人公がドラコーと同行するため敵対関係に。
新規サーヴァント。今イベントの配布枠。
ティアマトに巻き込まれて「もう一つのカルデア」から来訪し、最初はティアマトと行動を共にしていたが、ひょんなことから主人公と同行することになる。
新規サーヴァント。
ネロに忠実な毒キノコジャンキー。ドラコーやそのマスターである主人公には好意的に接してくるが、セタンタとは馬が合わず、よく毒キノコを食わせようとしてくる。しかし後半にてとある悲しき思惑が明らかとなり……。
去年の夏イベでこちらのカルデアにやってきた妹を名乗る不審者。
ここでも正体を知られたくないそうで、真名を言われそうになるとみんなの妹と言ってゴリ押す。今回は傍観者として主人公達の行く末を観ているようだが……。
模倣された「臨界繁栄都市バビロン」の支配者である一人目のフロア・ガーディアン。
本来割り当てられるはずのスーパーバビロニアンウルク人が役目を放棄したらしく、「茶番には茶番で返す」とのことでバビロンをルルハワ風の臨界観光都市に変えてしまった。
自身は霊衣を纏って超高層ホテル「ホテル・ジグラット」のオーナーとなり、バビロン兵を従業員として従えている。
模倣された「騎勲渇仰遠征ロスト・エルサレム」の支配者である二人目のフロア・ガーディアン。
本来は男の方のモレーがこの役割を担っていたようだが、突然変質化してしまい、悪魔崇拝の魔女の側面が表に出てしまった。
エルサレムを自身がかつて暗躍していたハロウィン風の世界「魔宴渇望遠征ロスト・エルサレム」に変貌させ、魔獣赫を利用し再び邪神降臨を目論む。
ビーストⅥ打倒のために呼ばれたサーヴァントの一騎。
魔獣赫を自身に封じこめた三人目のフロア・ガーディアンであるクー・フーリン・オルタをナイチンゲールと共に殺し続けていた。
「北米神話侵食イ・プルーリバス・ウナム」の模倣特異点である「北米神話大殲」の地にて、他のサーヴァントと共に主人公達の前に立ちはだかる。
「死界魔霧都市ロンドン」の模倣特異点である「死界愁雨都市ロンドン」にて立ちはだかるサーヴァント。霧や雨の影響で思うように戦えない主人公一向を苦しめる。しかし、普段とはどこか様子がおかしいようで……?
「封鎖終局四海オケアノス」の模倣特異点である「決壊終局絶海オケアノス」にて主人公達の手助けとなったサーヴァント達。
オケアノスにて戦ったドレイクの宝具たる「黄金の鹿号(ゴールデンハインド)」は一度は沈んだがアルトリアの最後の魔力により再び浮上、主人公達の頼もしい力となるもその影響からアルトリアは消滅、そんな彼女をレディ・アヴァロンは「魔力も残ってないのに無理をして!アーサー王というのは、みんなやんちゃだな!」と何処か嬉しそうに語っていた…。
「永続狂気帝国セプテム」の模倣特異点である「永続狂気劇場セプテム」にて魔獣赫スペルビアを倒した直後に出現したサーヴァント……かと思われたが……?
「邪竜百年戦争オルレアン」の模倣特異点である「■竜■■戦争■■■■■」にて冒頭に登場するも、模倣特異点へやって来た黒幕によって消滅させられる…。
システム
今回のイベントでは、アーケードに似たシステムである「コマンドサポートシステム」が採用されており、ストーリーを進めていくごとにアーケード初出のサーヴァント達が攻撃時に様々な支援をしてくれる。
支援サーヴァント達にはレベルが存在しており、ミッションをこなすことでレベルアップしていく。
一覧
サーヴァント | カード種類 | 攻撃時効果 |
---|---|---|
ソドムズビースト/ドラコー | アーツ | 敵単体の防御力ダウン(1T) |
ラーヴァ/ティアマト | バスター | 敵単体に確率スタンを付与(1T/再使用3T後) |
カーマ(ミステイク) | クイック | 自身のクリティカル威力をアップ(1T) |
エレナ・ブラヴァツキー(クリスマス) | アーツ | 自身の宝具威力アップ(1回/2T) |
鈴鹿御前〔サンタ〕 | クイック | 敵単体の攻撃力ダウン(1T) |
フランケンシュタイン(クリスマス) | バスター | スターを獲得 |
セタンタ | クイック | 自身の攻撃力アップ(1T) |
レディ・アヴァロン | アーツ | 自身のNPを増やす |
ジャック・ド・モレー | バスター | チャージ減少(確率) |
シータ | アーツ | 自身のHPを回復 |
ネモ/ノア | アーツ | 自身のアーツ性能をアップ(1T) |
各節
プロローグ | 序 |
---|---|
1 | 今は旧き辺獄の底 |
2 | 君が獣、戦場 |
3 | 果てなき空の進路を辿れ |
4 | 臨界観光都市バビロン |
5 | ピントもチューニングもズレてる |
6 | 魔宴渇望遠征ロスト・エルサレム |
7 | 手にした聖地をぶち壊して |
8 | 北米神話大殲イ・プルーリバス・ウナム |
9 | 病めるものも、繋ぐものも |
10 | 願わくば我が手でその胸を貫いて |
11 | 死界■■都市ロンドン |
12 | 死界愁雨都市ロンドン |
13 | 決壊終局絶海オケアノス |
14 | 永続狂気劇場セプテム |
15 | 傷を焼べて、愛も焼べて |
16 | ■竜■■戦争■■■■■ |
17 | 声枯らした希望を、真実に |
エピローグ | アンコールは終わらない |
余談
今回の副題の内、(歌詞が)元ネタ候補とされている楽曲は以下の通り。
- 『Bright Burning Shout』:『Fate/EXTRA Last Encore』OP
- 『亂世エロイカ』:『Fate/Extra』OP
- 『phantom joke』:アニメ版『絶対魔獣戦線バビロニア』OP
- 『月と花束』:『Last Encore』ED
- 『独白』:劇場版『神聖円卓領域キャメロット』前編主題歌
- 『hollow』:『Fate/hollow ataraxia』PC版OP
また、第1節の元ネタは『Last Encore』第1話「今は旧き辺獄の底」より。
FGOのハロウィンイベントでジャック・ド・モレーがデザインした特異点が本イベントにおける『模倣第6特異点』だったのではないかという推測がネット上で挙げられている。
以下はその根拠である。
- 特異点自体はドラコーが作ったもの
- 模倣第6特異点のフロアガーディアンとして召喚されたのはジャック・ド・モレー
- 砂漠地帯が広がっている
- 誰もいない居城がある
- ハロウィンイベント終盤のある選択肢を選ぶ事で分岐するバッドエンドにおいて、モレーが召喚しようとした神は降臨せず、『竜の頭のようなシルエットの怪物』が出現する。このシルエットが魔獣赫と似ている
(また、ハロウィンイベントの開催時期はアーケード版第6特異点開の催時期とかなり近い)
関連動画
関連タグ
Fate/GrandOrder Fate/GrandOrderArcade
主人公とドラコーを見守っていた存在、別世界で行われた聖杯戦争でのネロの奏者(マスター)。
裏・余談
FGOでは従来なら開催期間終了後メンテナンスに入る仕様なのだが、本イベントでは前日になって突然実施不可の告知が公式から発表されマスターを困惑させた。
だが、実は終了後バナーからイベントマップを見てみると、舞台が暗転し光る階段とマップが消えた状態…言うなればまるで閉幕した劇場を思わせるニクい演出を見る事が出来た。