「大好きよ。・・・本当に、本当に、大好きなの」
プロフィール
真名 | シータ |
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クラス | アーチャー |
性別 | 女性 |
身長 | 149cm |
体重 | 44kg |
出典 | ラーマーヤナ |
地域 | インド |
属性 | 秩序・善 |
ILLUST | 輪くすさが |
CV | 沢城みゆき |
概要
シータとは、『Fateシリーズ』に登場するキャラクターの1人。
古代インドの民族叙事詩「ラーマーヤナ」の主人公であるラーマの妻。
サーヴァントとして召喚される場合はアーチャーの適正を持つ。
『Fate/Grand Order』では第1部第五章「第五特異点 北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム」に登場する。第五章のキーキャラクターであり、その悲劇的な運命から、ラーマと共にカルデアに召喚したいと望むマスターも多い。
彼女と夫に課せられた運命については、ラーマやラマシタの個別記事を参照されたし。
初登場以降、その設定ゆえに実装は難しいとされてきたが、『Fate/GrandOrderArcade』の第五特異点(2020年9月24日追加)にて☆4のアーチャーとして登場することが判明。
前日の生放送ではプロトマーリンの追加実装しかアナウンスされていなかったため、ファンを大いに驚かせた。一方、ACではラーマが実装されないのでは?と見るファンの声もある。
当初はシナリオでCPUが操作するのみだったが、10月8日のアップデートよりプレイアブル実装された。
人物像
ラーマーヤナの伝承にある通り、非常に穏やかで貞淑な人物。一人称は「わたくし」。マスターに対しては自らを「僕」と称し、非常に献身的な態度で接するが、完全なイエスマンという訳ではなく、嫌な事には嫌と言える人物である。
二人称は基本的に「様」であり、それは夫に対しても変わらないが、消滅する際のセリフから本来の口調は少女らしい砕けた口調のようだ。
その特性からラーマとの再会は叶わないが、万が一イレギュラーで同時に召喚されるような事があれば、自分の身を犠牲にしてでも彼の役に立とうとするだろう。神話でも自分の貞操が潔白である事を証明する為に命を絶ったほどで、それほどまでに彼に対する愛は深いのである。
これほどの呪いに身を置かれながらも、再会を諦めていない辺り、真の強さは他のインド英雄にも引けを取らない。
ラーマが一生涯愛すると誓い、ラーヴァナが彼女を攫おうとするのも納得である。
能力
ラーマと英霊の枠を共有するという特性上、ラーマの弓の技術力を受け継いでおり、後述の宝具たる弓を主武装にした遠距離攻撃を得意とする。
幸福の女神の化身なだけあり、幸運ランクはEXなのだが、愛する者と引き離され続ける彼女が果たして本当の意味で幸運なのかは解釈が分かれる所である。だが、それでも変わらずに自分を愛し続けてくれる夫がいる事が彼女の最大の幸運なのかもしれない。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | D | C | A | A | EX | B |
保有スキル
対魔力(A) | クラススキル。聖仙に受けた教えにより、あらゆる魔術を跳ね返す。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。Aランクでは、Aランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。 |
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単独行動(D) | クラススキル。マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。ランクDならば、マスターを失ったまま現界できるのは一日未満。 |
女神の神核(C) | 英雄を超える聖雄ラーマは、インドの三大神ヴィシュヌの化身の一つである。一節にはシータはヴィシュヌの妻ラクシュミーの化身とも言われている。 |
大地の宝石(A) | 父親が畑を耕した際、神に祈ると鋤の先から現れ出でたという逸話から。彼女は大地に愛され、大地に守られる。 |
試焔の巡礼(B) | 捕虜であったシータが敵との交流がなかったことを証明するように迫られた際、その身を炎に投じた逸話から。はたして彼女は、いかなる炎でも身を焼かれることはなかった。 |
離別の呪い(EX) | 夫ラーマがバーリという名の猿を殺したことによりかけられた呪い。これにより、彼女は夫であるラーマと永遠に巡り会うことはない。シータ自身が呪われている訳ではないが、呪いの内容ゆえ必然的に影響が及んでいる。 |
宝具
追想せし無双弓(ハラダヌ・ジャナカ)
- ランク:B
- 種別:対人宝具
- レンジ:5~50
- 最大捕捉:1人
これが、わたくしにとっての幸せな記憶。ラーマ様の勇姿は、今もなお我が胸に...。 行って!『追想せし無双弓』!
『FGO』マテリアル第3巻にて判明。
インドの神話伝承、叙事詩ラーマーヤナにでてくる神弓。ハラダヌの弓。8台の荷車に載せて運ぶほど重いという。
シヴァ神が力と勇気を試すためにジャナカ王の祖先に授けたという弓。ジャナカ王の一族にはハラダヌの弓を曲げて弦を張る無双の力を持つ血統、血が流れているという。
この弓に弦を張ることが出来た者がシータ姫の花婿に相応しい、と挑戦者を募ったが、ある王子は重さに潰されそうになり、 また、他の王子達も持つことは出来たものの曲げることは出来なかった。
ラーマはゆっくりと弓を持つと弓を曲げ弦を張った。弦を引くと雷のような大きな音がうなった。更に弓の両端を握って曲げ、両端をくっつけてしまった。すると大地が裂けるような音がして弓が折れてしまった。
これでラーマにはジャナカ王の血族と並ぶような無双の力があることが分かり、シータの花婿に決まったのである。
このように本来はラーマが扱ったという逸話に由来する宝具なのだが、夫の別側面の力を与えられた英霊となったシータは、ジャナカ王との血縁に関係なくこの弓を引けるようになっている。
発動時は普段の武器の弓が光に分解された後に空中に巨大化した形で再構築され、シータが両手で力いっぱい弦を引っ張り離すことで光の矢が放たれ敵を射抜く。
FGOACにおけるカード種別はArts。効果は「自身の弱体状態を解除+敵単体に強力な攻撃+自身のHP回復量をアップ(30秒)」。
関連人物
生前
最愛の夫。自分が誘拐された後、新しい妻を娶る事無く、たった1年程しか共に居なかった自分を救う為に戦い続けた彼を心から愛している。
また、生前に民衆が彼女を訝しがって彼に彼女の追放を強いた事については「そうするしかなかった」と納得している。
シータの本体とされる女神で、ヴィシュヌ神の妻。
シータは彼女を様付けで呼んでいることから、ヴィシュヌ神の化身である夫同様に、完全な同一人物でない、いわゆるアルターエゴのようなものだと考えられる。
Fate/GrandOrder
シータの真の姿とされるラクシュミー神が名の由来になっている。また、Fateシリーズの彼女にはラクシュミーの姉・アラクシュミーが宿っており、2部4章ではラーマに「義姉上」と呼ばれる場面もあった。シータとラクシュミーの共演は未だないが、姉妹ともいえる二人の関係に興味を抱き、見てみたいと思うマスターも多い。
余談
彼女がアーチャーとして召喚される(可能性が高い)のは、本来"英雄ラーマ"にアーチャークラスの適正がある為だと思われる(原典でもラーマは弓の名手とされている)。
なお、ラーマ本人は現界するにあたって己の我儘から無理矢理セイバーとして現界している。
理由は明言されていないが、アーチャーとして召喚される彼女との再会に望みをかけての判断だろう。
関連タグ
Fate/GrandOrder サーヴァント
ラマシタ:ラーマとのカップリングタグ。
ラーマーヤナ:彼女が登場する古代インドの民族叙事詩。