プロフィール
真名 | ロクスタ |
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クラス | アサシン |
性別 | 女性 |
身長 | 148cm |
体重 | 40kg |
出典 | 史実 |
地域 | ローマ |
属性 | 混沌・中庸・人 |
好きなもの | ネロ |
嫌いなもの | タケノコ(通常)、ローマ(コラボイベクリア後) |
ILLUST | BLACK |
CV | 紡木吏佐 |
おいしいキノコをどうぞ!
概要
『Fate/Grand Order』に登場するアサシンクラスのサーヴァント。レアリティは☆4。
『Fate/Grand Order Arcade』とのコラボイベント『螺旋証明世界 リリムハーロット』開催に伴い実装された。ドラコーのピンチを救う形で登場し、主人公達と行動を共にする。
真名
カエサル家が抱えていた女毒使い、「ロクスタ」。
ネロの母アグリッピナによって見出され、第四代皇帝クラウディウス一世殺害のための毒薬を調合した(一説によれば茸とも)という。その後、皇帝になったネロに仕えてからはネロの義弟ブリタンニクスの暗殺に関与。他にも複数の要人暗殺に関わっていたとされる。
こうした逸話から欧州における「毒殺者」のイコン(代表格)ともされ、十九世紀の作家アレクサンドル・デュマ・ペールは、『モンテ・クリスト伯(巌窟王)』にて、毒に関係する作中人物をロクスタに喩えている。現在では知名度はあまりなく、実装時も「誰?」という声が多かった。
人物
一人称は「あたし」。
ケミカルかつマッドな見た目に違わぬ、やたらにハイテンションな変人で、よくメタ台詞を平然と口にする。キノコ、特に毒キノコに対して異様なこだわりを持っている。
趣味兼得意分野も、毒キノコ収集とキノコ料理。英霊となった現在でも、古今東西あらゆるキノコの知識収集を欠かさず、それらの旨味を最大限引き出したキノコ料理を作って振舞まう事を好む。
生前よりネロに心酔しており、ネロの味方にも好意的。
悪ノリが過ぎるきらいはあるが、基本的には明るく楽しい性格の娘。頭のネジが外れているため、悪意なく毒を盛ってくる。充分に注意されたし。
一方で良識な一面もあり、バレンタインでは「とんでもないものを材料にする」をやったところ二番煎じだと主人公に聞かされ、自分以外にぶっ飛んだ発想を持つ者がカルデアにいることにドン引きしていた。
能力
サーヴァント化の影響か、触れると胞子を撒き散らして爆発する毒キノコを武器とする。
モーション中では、毒キノコを投擲したり、地面から大量に生やして炸裂させたり、相手の体自体に生やしたりする。また、毒を塗った虎爪で斬り裂いたりも出来る。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | E | E+ | E | D | EX | A |
保有スキル
気配遮断(B) | アサシンのクラススキル。自身の気配を消す能力。 |
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精神汚染(毒)(D) | 「精神汚染」の亜種スキル。詳細不明。 |
毒薬調合(A+) | 本来は「道具作成」の効果を含む亜種で、魔力を帯びた毒薬を調合出来る。このスキルで作成された毒薬は、神秘の関わらない手段で解毒する事は不可能。 |
頑健(毒)(A) | 詳細不明。毒への耐性を表すと思われる。 |
調理(茸)(B) | 食材を調理し、美味な料理を作り上げる技術。特にロクスタはキノコ料理を得意としている。初めて料理に毒を盛ったという逸話がスキル化したものであり、当然ながら毒を盛る。宝具の台詞的にキノコ以外は割と雑な疑惑があるが…… |
宝具
茸、聖なる御饌なれば(フィニス・フングス)
- ランク:C+
- 種別:対人/対軍宝具
- レンジ:1~5
- 最大補足:1人/7人
「これなるは、神々の御食。」
「毒を盛りましょう、皿に盛りましょう……?悪食こそがローマの美食。食べて吐いてが美食の流儀。哀れな生贄、聖なる御食(みけ)を、愛しき陛下に捧げます!『茸、聖なる御饌なれば(フィニス・フングス)』!!」
コトコト煮込んだキノコのシチューを対象に無理矢理ふるまう。具体的には浴びせかける。シチューには毒薬がたっぷり仕込まれており、浴びるだけでもかなりのダメージを追うが、意外なことに即死効果はない。即死するほどの毒は、ネロの命令なしに使うことは決してしないのだ。
さよなら、愛しき皇帝陛下(フィニス・ウェネーヌム・ネロ)
- ランク:EX
- 種別:自決宝具
- レンジ:−
- 最大補足:1人(ネロにのみ有効)
生涯に一度だけ全霊を込めて作り上げる、黄金の小箱に納められた最高精度の毒薬。
使用対象を安らかに眠らせ、一切の苦痛なく生命の火を静かに消し去る。
皇帝ネロはこの小箱を持って、セルウィリウス庭園へ逃亡したとされるが、遂にこれを飲むことはなかった。実際の彼女は自刃にて生涯に幕を引き、その事実は一層ロクスタを狂わせた。
オリオンの「其は、女神を穿つ狩人」同様、特定個人のためだけの宝具。
ゲーム上での性能
逸話に違わず、毒状態を駆使して立ち回るサブアタッカー。
「毒薬調合」での単純付与だけでなく、「調理(茸)」の効果で通常攻撃時に毒を付与できるようになるため、これで個数を稼いで宝具の特攻倍率アップに繋げる戦い方が主となる。
またこのスキルで味方全体にNP20%を配布できるのも強み。
デメリットとして自身にも毒が降りかかってしまうが、「頑健(毒)」で毒によるスリップダメージを回復効果に逆転させることができるため、寧ろメリットである。
関連人物
生前
生前仕えた主君であり、心酔している相手。
彼女の友であるならば、それはロクスタにとっても大事な人として扱うに足る相手である。
ネロはロクスタのストッパーでもあり、ロクスタが夏のイベントで小学生の女の子を好き勝手に利用し助けに来た友人たちをも妨害した時は、ガチギレしたネロに徹底的に絞められている。
ロクスタとしてはこちらもネロの範疇に入るようで、嫁ネロや水着ネロとは別に個別で反応があり、曰く「私はネロの為のアサシンです」とのこと。
ネロの母親で以前使えていた相手。
彼女の「泥のような目」には恐れを抱いており、逆らえなかった。
生前暗殺した相手にして、第四代皇帝。
キノコが大好きであり、それをアグリッピナに利用されてしまったと思われる。
ブリタンニクス
生前暗殺した相手にして、ネロの義弟(妻オクタヴィアの実弟)。
アグリッピナが彼を新皇帝に擁立しようとしたため、ネロの指示で暗殺した。
Fate/Grand Order
自分とネロのマスター。
血と毒と陰謀に塗れた人生を歩んできたネロを明るい未来に導いてくれると信じており、信頼は厚い。やたらと怪しいキノコを勧めてくる点は他と変わらないが、松茸など無毒のものも持ってきてくれる辺り、彼/彼女へ向ける信頼は本物である事が窺える。
コラボイベントで共演したサーヴァント。
劇中ではドラコーを討ちに来た立場ゆえ露骨に敵視しており、しきりに毒キノコを食わせようとするわ、「ロクスタ体験クエスト」と称していきなりバトルをふっかけるわ、彼が水着騎士王にやられた直後に例のネタ台詞を吐くわとめちゃくちゃ雑に扱っている。
ちなみにバレンタインシナリオではセタンタの犬と中の人が同じ。
ネロの叔父にしてアグリッピナの兄である第三代皇帝。
好きではあるが、本人としてはちょーっと苦手らしい。暴君っぷりが怖いのか、ネロガチ勢としての同担拒否なのか……それはそれとして、ネロの為に用意したキノコは渡さない。
全身が毒の塊という彼女は同じ毒使いとしてやはり興味を引かれるようで、友達になりたがっている様子。自身の体質にコンプレックスのある彼女の方は複雑だろうが……
自身より前の時代で名を馳せた伝説の毒使いに対して「眩しい」「推しが生きて、動いてる」「貴みが、深い」と大興奮。あちらは困惑するであろうことは想像に難くない。
酒呑童子を毒を盛って討った逸話のためか、彼女を「毒を盛る側」だとして、自身で調合した毒を献上しようとしている。盛られた側に見られたら大変な事になりそうだが……
毒が効かないため、「ないわー、引くわー」などと敬遠している。
同じく毒の効かない主人公との対応の違いはネロの縁者ではないからだろうか?
ギロチンという新しい処刑の在り方を聞いて、その残酷さに震え上がっている。首を刎ねられた側であるマリーに対して「可哀想すぎる」と服毒を勧めるあたり、彼女の価値観が窺える。
そんな風なので刎ねた側のサンソンには辛辣。彼も刎ねたくて刎ねたのではないが。
コラボイベントでセリフ無しだが共演。
セタンタを倒した彼女に毒キノコを投げつけるが、平然と毒キノコを食べて笑顔で回復するさまにセタンタ共々ドン引きしていた。我が王、毒耐性ってありましたっけ……
詳細はコンの記事に譲るが、一応キノコに関連したサーヴァント繋がり。
正体を知れば、絶対ロクな事にはならないだろう。
余談
紫色の衣装かつキノコずくめのキャラクターということで、マスター間では実装時「とうとう奈須きのこがサーヴァントになったか」などと言われている。
キノコに縁があり、毒状態になるとスリップダメージを回復に変換する能力からポケモンを知るマスターからはキノガッサと呼ばれているとかいないとか。
2023年水着イベントでは、自身の実装とほぼ同時期に映画化されたゲームに登場する食べると巨大化するキノコを生み出すために暗躍した。