顕現せよ。牢記せよ。これに至るは七十二柱の魔神なり。
魔神柱出現
プロフィール
概要
スマホRPG『Fate/Grand Order』第1部「Observer on Timeless Temple-」及び第1.5部「Epic of Remnant」に登場するボスエネミーの一種。主にストーリーの終盤に登場する。
裂け目のようなものが幾多も走った不気味な肉塊の柱に無数の赤黒い目が点在するというなんともおぞましい外見をしている。劇中では主人公達と敵対する登場人物が黒幕から力を授けられ変身したり、聖杯の力で召喚されるといった形で登場する。
外見は大別して3タイプに分かれそれぞれは形態と記載される。
最初に遭遇した魔神柱である第二特異点で現れた第一形態は大きさがバラバラのレンガ状の肌に丸い魔眼、肌と魔眼の境目は鮫の肌のような形状をしている。この第一形態は大半の魔神柱が若干の色違いはあれど、このパターンで占められている。
第五特異点から登場の第二形態は菱形の魔眼をしていて一見、肉柱のようには見えないが実はよく見てみると表面が無数の人間が蠢いてるというおぞましい外見をしている。明確な言及をされてないが一部には第二形態の亜種と呼べるような菱形の魔眼に金属質な表面を持つタイプも存在する。
その正体は人理焼却の黒幕の使い魔であるソロモン72柱そのもの。
伝承と異なる姿であるのはソロモンの計画のために受肉・新生した結果であり、人理焼却のため各特異点に投錨され、時空を超えて地球の自転を静止させている模様。
一体を打倒するだけでも複数のサーヴァントを必要とするほどの強大な力を持つが、さらに厄介なことに「魔神柱は72柱存在する」ということが一種の概念と化しているため、主であるソロモンが存在する限り倒されてもすぐに補填されてしまう。
第1部最終章『冠位時間神殿ソロモン』では、この極悪な特性が遺憾なく発揮されており、倒したところで即刻“再誕する”。再生ではなく、まったく同じものが新たに出現するのである。
しかし弱点が無い訳ではない。
七十二柱の全てが同時に再生するにしても、その再生には魔術王からの魔力を消費する。
そして魔神柱は一度に多数を駆逐されると、戦闘行動を一時停止して機能の復旧に専念し始める。
つまり魔神柱の供給が間に合わないくらいに同時に多数を叩き潰すことで、魔神柱の機能をマヒさせることは可能なのだ。
この隙に魔術王を打倒できれば、魔神柱も同時に消滅する。
このイベント魔神柱を倒した時のドロップがあまりにも美味しすぎた結果、魔神柱との総力戦では無くプレイヤー同士の先着争奪戦の体になり、倒すべき強敵の筈が制圧が完了した、魔神柱の短すぎる命を惜しむプレイヤーが続出した。
詳細は採集決戦の項を参照。
なお、「魔神」と付いているが実際には「魔」性属性も「神」性属性も持っていないため特攻効果が得られない。
おかげでノッブからは「名ばかりのパチモン」呼ばわりされてしまう(彼女の普段の態度や後述するクラス相性から考えると八つ当たりの罵声にも聞こえる)。哀れノッブ。
ちなみに全部が戦闘時に形容しがたい金切り声の様な異様な咆哮を上げるが、自発的に変身するタイプならば普通に会話も可能。
ゲームでの性能
他のボスエネミー同様通常攻撃が全体攻撃となっているため、こちらの消耗が激しい。さらにスキルを連発してこちらの防御力を下げたりやけど状態にしたり自身の攻撃力を上げたりするため、気がついたら全滅していたなんてこともあり得る。しかしスキルを連発して攻撃をしてこない時もあるのでその隙を狙って行きたい。
クラスは「unknown」と表記されているが、後の展開からビーストⅠと推測される。
相性関係としては下記の通りとなっている。
- 攻撃面では、セイバー・アーチャー・ランサーに対して優位で、アヴェンジャーに対しては不利。
- 防御面では、ライダー・キャスター・アサシンに対しては不利。
- バーサーカーとは、通常通りお互いに与ダメージ被ダメージ共に増加。
防御で有利なアヴェンジャーか、攻撃で有利な四騎士クラスで挑むのが基本。バーサーカーは常に全体攻撃である関係から、いつも以上に脆さが出るため、一撃必殺狙いでない限り推奨されない。
なお、終局特異点以降に登場するものは通常のクラスに当てはめられており、相性関係もそれに準ずる。
人物(柱物?)
本編および絆とイベントでのクエストでは、該当人物たちが変身することによって魔神柱になるので、72柱の1柱の何れかということになっているが、最終章の『冠位時間神殿ソロモン』では、名前を冠している1柱を筆頭に共通する性質の計9柱が複合することによって各座の1柱の魔神柱になっている。
第1部に登場
序列六十四位。レフ・ライノールが変身した最初の魔神柱。形態は第一形態。
- 海魔フォルネウス
序列三十位。イアソンがメディアによって変貌させられて出現した。海魔と付くがジルが召喚するものとは異なり、フォルネウスが召喚される際、海の怪物の姿をもって現れるのが由来である。形態は第一形態。
本来の姿は『真・女神転生』同様にエイらしく、魔神柱としての容姿を黒髭にイカ呼ばわりされた際には憤慨していた。
序列八位。マキリが変身した魔神柱。形態は第一形態。
- 御使いの四柱
「祭壇を照らす篝火だ!盛大に燃えるがいい!」
第4章終盤でソロモンによって召喚された四柱の魔神柱。すべての個体名は不明だが、焼却式の名称から、そのうちの一柱が序列十三位ベレトである事は判明している。四柱とも、第一形態。
- クラン・カラティン
瀕死の状態である女王メイヴが聖杯の力を用いて自身の宝具『二十八体の戦士』の枠組みに魔神柱を押し込み、28体同時召喚(と融合)と言う荒業すぎる方法で出現。
一柱でもサーヴァント数人分の戦闘力を誇る魔神柱が28体も融合しただけに並みのサーヴァントでは手が出せない魔術的な大災害と化しており、外見も柱と言うよりも大樹或いは触手の怪物と呼べるものになっている。確認できる限りは第二形態と第三形態の魔神柱の姿は見られない。
- 軍魔ハルファス
「今もって我ら不可解なり。汝ら肉共互いを赦し高め尊び、されど慈愛に至らず孤独を望み、もはや我らの理解は彼岸の果て。死の淵より汝らの滅びを処す。奪い給え、焼却式 ハルファス」
序列三十八位。クー・フーリン・オルタが変身した魔神柱。形態は第二形態で色は白く根元が赤い結晶体に覆われている。セリフからは「魔神柱(=ハルファス)」自身の意思が見受けられ、初めて「自我」を見せた個体でもある。人類を「肉共」と極端に見下しており、台詞の調子も半分棒読みともいえる「こいつらに無駄に労力費やしてやるものか」とも取れる強い侮蔑の感情が見え隠れする。
- 大神アモン・ラー
「メェエエリィイアメン……過去!未来!」
序列七位。魔神柱としての枠はアモンだったが、変身者であるオジマンディアスによって悪魔へと落とされる前の大神としての神格を取り戻した存在となっており、ボイスでもエジプトの神々を叫ぶ。具体的には見た目が金ぴかでゴージャスになっている。形態は第二形態の亜種。オジマンディアスが獅子王に対抗するために用意した切り札の一つで、光輝の大複合神殿(ラムセウム・テンティリス) が存在する限りは自動で修復し続ける機能を持つ。
因みに変身しても(変身者の能力もあってだろうが)割とあっさり元に戻れる。
Fate/GrandOrderArcadeでも登場。なんと、味方側勢力としてプレイヤーを助けてくれる。
「とても暖かい!」
序列四十四位。メディア・リリィの絆クエストに登場。形状は第一形態だがピンク色の肉の柱となっている。
最大の問題はその出番。なんとパンケーキの材料にされるためだけにメディア・リリィに召喚され、散々なやり口で料理された。戦闘時の発言もこの現実から逃避したいような発言ばかりとなっている。
「何故私だけがこんなあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
最終章では魔神柱サブナックの統制下に入っている。顛末は後述の通りだが、魔神柱全員が自分と同じ様な目に遭うとは彼も思っていなかっただろう。
序列二十五位。イベント「魔法少女紀行 〜プリズマ・コーズ〜」にてナーサリー・ライムの姿をとる魔法少女が召喚。形態は第一形態。
なお、召喚時の詠唱はどう見ても外なる神の黒山羊さんだが、諸般の事情からか性質の近いグラシャラボラスが選ばれたようだ。
本編では、最終章でフォルネウスの統制下に入っている。
最終章『冠位時間神殿ソロモン』に登場
- 溶鉱炉ナベリウス
「溶鉱炉、開放。一滴の真理に至れ。焼却式ナベリウス」
序列二十四位。抑制していた機能については不明。Ⅰの座で剣クラスの性質。形態は第一形態。
ゼパル、ボディス、バティン、サレオス、プルソン、モラクス、イポス、アイムが複合している。
第1章『邪竜百年戦争オルレアン』の面々によって封殺され、またこの戦いが魔神柱征圧のヒントとなった。
余談だが、座の管轄リーダーでは唯一戦闘中に妙なたとえ話をしてくる。
- 情報室フラウロス
「情報室、開廷。過去を暴き、未来を墜とす。焼却式 フラウロス」
Ⅱの座で槍クラスの性質。最終章では黒から赤色に変化し、形態は第一形態。
他の座へ情報室による行動予測(ゲーム上ではプレイヤー側のArts性能ダウン)の支援をおこなっている。
オリアス、ウァプラ、ザガン、ウァラク、アンドラス、アンドレアルフス、キマリス、アムドゥシアスが複合。
- 観測所フォルネウス
「観測所、起動。清浄であれ。其の痕跡を消す。焼却式 フォルネウス」
Ⅲの座で術クラスの性質。最終章では黒から紫色に変化し、形態は第一形態。
他の座へ観測所による戦況分析(ゲーム上ではプレイヤー側のBuster性能ダウン)の支援をおこなっている。
グラシャ=ラボラス、ブネ、ロノウェ、ベリト、アスタロス、フォラス、アスモダイ、ガープが複合(うち、ガープは「感情」をようやく理解し、喜びの感情を獲得した)。
「管制塔、点灯。全てを知るが故、全てを嘆くのだ。焼却式 バルバトス」
Ⅳの座で殺クラスの性質。最終章では黒から乳白色に変化し、形態は第一形態。
他の座へ管制塔からの攻撃誘導指令(ゲーム上では魔神柱に“無敵貫通”付与)の支援をおこなっている。
パイモン、ブエル、グシオン、シトリー、ベレト、レラジェ、エリゴス、カイムが複合(うち、パイモンとブエルは自ら活動を停止、ベレト/レラジェ/シトリーの三体は自我を得るも英霊たちの抵抗に理解が出来ずそのまま活動停止、グシオン/エリゴス/カイムは任務を放棄し、英霊達と対話を始める始末であった)。
- 兵装舎ハルファス
「兵装舎、補充。共に愛しながら憎み合うのか。奪い給え。焼却式 ハルファス」
Ⅴの座で狂クラス。形態は第二形態。
他の座へ兵装舎からの魔力供給(ゲーム上では魔神柱の“クリティカル発生率UP”)の支援をおこなっている。
フルフル、マルコシアス、ストラス、フェニクス、マルファス、ラウム、フォカロル、ウェパルが複合。
- 覗覚星アモン
「覗覚星(しかくせい)、開眼。数多の残像、全ての痕跡を私は捉える。焼却式 アモン」
最終章では本来の魔神柱として復権し、Ⅵの座を統括。騎クラスの性質を持っている。形態は第二形態の亜種。
他の座へ覗覚星による結果推論(ゲーム上ではプレイヤー側のQuick性能ダウン)の支援をおこなっていた。
バアル、アガレス、ウァサゴ、ガミジン、マルバス、マレファル、アロケル、オロバスが複合している(アガレス/ウァサゴ/ガミジンの三体はのちに自我崩壊を起こし、自我を獲得したアロケルとオロバスは英霊たちに肩入れした末に消滅した)。
- 生命院サブナック
「生命院、証明。生きとし生けるもの、皆平等に燃えるべし。焼却式 サブナック」
序列四十三位。初期の魔神柱同様に漆黒の固体だが、ハルファスと同じ第二形態。Ⅶの座で弓クラス。
他の座へ生命院による原理抑制(ゲーム上ではプレイヤー側のHP回復量ダウン)の支援をおこなっていた。
シャックス、ヴィネ、ビフロンス、ウヴァル、ハーゲンティ、クロケル、フルカス、バラムが複合(彼らは自我を獲得し、クロケルに力を分け与えて英霊たちに抵抗を試みている)。
- 廃棄孔アンドロマリウス
「廃棄孔、崩落。不要なもの、全てを捨てよう。焼却式 アンドロマリウス」
Ⅷ、Ⅸの座はないため、Ⅹの座の統括。Ⅰの座と同じく剣クラス。第一形態。
他の座へ廃棄孔による弱点補強の支援をおこなっていた。
ムルムル、グレモリー、オセ、アミー、ベリアル、デカラビア、セーレ、ダンタリオンが複合(ムルムル/グレモリー/オセ/アミーの4体は自我崩壊を起こした模様)。
4体目の魔神柱が倒された後、Xの座にて出現。予想外の地点に現れた事で、七つの特異点を巡る旅で繋いだ縁を使い果たした(と思われた)主人公達をもうこれ以上助けには来る者はいない、と絶望させようとするが、どこぞの鬱フラグクラッシャーの如く、「いるさっ、ここに大勢な!」と言わんばかりに現れた巌窟王をはじめとする、イベント限定サーヴァント達に迎撃される。
余談
- デザインはスタジオディーン制作の劇場版UBWに参加していた山中虎鉄。きのこ曰くその時の縁を頼りにお願いしたらしい。『Fate/Grand Order』のボスエネミーの象徴とも言えるほどにデザインが完成されていたが、その以降の話では魔神柱に代わる新しいボスエネミーのデザインに悩むという事態になってしまっている。
- バルバトスの支援名が管制塔なのに「攻撃誘導」の事から「他の魔神柱から攻撃を引き寄せた役目では?」とネタにされてる事もあるとかないとか。
- フォルネウスは何故か黒髭に対し、事あるごとに「汝は特に不認である」であると全否定し、それに怒った彼により、(台詞からおそらくは)目を重点的に潰された。オケアノスで最初に魔術王の聖杯を所持していたのが彼だった事に起因するのだろうか?
- 情報室を構成する魔神柱の一体アムドゥシアスは、本来ならばある人物がなる筈であったが、当人曰く「既に自分は別の物に魂を売っていたから、アムドゥシアスには別の人間がなったのだろう、あるいは魔神柱の絶対尊厳を超えるほどの大切な人に出会ったから」と結論付けている。
- 本作稼動当初のメンテ地獄が記憶に残ってるプレイヤーも居るだろうが、その経験が前述のバルバトス・フラウロスの乱獲に耐え切った強靭なサーバーを生んだのかもしれない。
- 終局特異点で戦闘する際のBGMはナベリウスから順に各特異点のマップBGMのアレンジとなっている。ただしサブナックはティアマト登場時のBGM、アンドロマリウスは炎上汚染都市冬木のマップBGMとなっている。
戦略的に見たイベントの推移
素材の争奪戦となった魔神柱の討滅と玉座への突入までを文章にすると―――
- 開戦当初、全拠点を均一に抑えながら情報室を重点的に攻め陽動作戦展開。
- 敵の目が情報室に引き付けられた後、踵を返して管制塔を一気に制圧する。
- 返す刀で情報室に取って返しこれを殲滅。
- 指揮系統が大混乱に陥った隙を逃さず、観測所を粉砕して目を奪う。
- 次いで生命院に打撃を与え復元機能を遮断。
- 烏合の衆となった兵装舎を蹂躙し、
- 単独での実働戦力の低い頭脳である覗覚星を滅多打ち。
- 中枢神経系が完全壊滅した後、全員で増援が潜んでいた廃棄孔を徹底的にガン掘り、
- 最後に丸裸となった本丸である玉座へ突入。
……計らずも孔明にすら満点を貰えそうな戦略的行動であった。
関連タグ
アルターエゴ(Fate):1.5部中に登場したエクストラクラス。クラス相性が魔神柱の「unknown」の逆になっている。
フェストゥム:他作品に登場する似たような種族。こちらも群体で一つの存在を成しており、後に個体になっている。また、彼らを感知するシステムが「ソロモン」と言うつながりもある。
外部リンク
魔神柱の真実と末路
※ここからは「終局特異点 冠位時間神殿ソロモン」終盤でのネタバレがあります。
そもそも魔神柱とは、3000年前から魔術王によって人理焼却のために大地に撒かれた種より芽吹く大樹といえるものだといえる。
魔術の王から派生した魔術師たちの遺伝子に魔神柱の依り代となる呪いを刻み、それぞれの家系に設定された「担当の時代」まで人理焼却のためだけに存続し続け、設定された時がくれば魔神柱として覚醒するよう仕掛けを施していたという。
そして、2015年にレフが魔神柱として覚醒した事により、人理焼却の計画は実行されたのである。
実際に、これまでの世界線では最後のレフが覚醒前に自殺を遂げてしまうなど、何らかの要因で人理焼却が頓挫している。
その実態は魔術王ソロモンの使い魔ではなく、ソロモンの死後も肉体に残っていた召喚術式が意志を持って受肉し、その肉体を操っていた物。つまりは人理焼却の黒幕そのもの。
詳しい内容はゲーティア(Fate)の項にて。
魔神達の正体は実際のところは自然現象が人格を持った神ではなく、人間の精神の歪みによって生じる魔性である。
元々は個別にいた72体の精神の歪み達に、名前と72体の魔神という群体という特性をソロモンに与えられた結果がこれである。
決戦にて、真の魔術王ソロモンが宝具によって自らの存在を捨てる事で、ソロモンの功績たる魔術である彼らも崩壊し始め、統合された群体から個別の魔神へと解体されることになる。
その結果、結合を拒否する柱、生存を放棄する柱、自己矛盾または英霊達との戦いに意義を見出せないことで自己崩壊した柱、自分達の目的を理解しない英霊達に怒り彼らを殺し続ける事を選んだ柱、他の柱に力を分け与えて消滅した柱、3柱で融合して戦い続ける事を選んだ柱、さらには敵であった英霊達と最期の瞬間まで英霊との討議を選んだ柱、英霊たちの盾となって消滅した柱、そして自分達の中に湧き上がる感情に歓喜し、自分達の総体であるゲーティアに失敗する可能性があれども時間跳躍を実行し自分達の痕跡を宇宙に刻むべきだと進言する柱とそれぞれの判断で最期まで活動を続けた。
最後に残った三柱によるゲーティアは、英雄王の語った「なぜこんな結果になったのか、答えが欲しければお前たちが無価値と評した人間に訊け」という言葉の通り、彼/彼女に問いかけた。
その答えは単純明快、「生きる為だ」と拳とともに叩き付けられた答えに、彼らはようやく理解した。
生存を望みながら死を恐れ、死を恐れながら永遠を目指した自分達を打倒した。そんな救いようがない愚かさ、救う必要のない頑なさに自分達は敗れたのだと。
そして、「人理補正式ゲーティア」は停止した…。
『Fate/GrandOrderArcade』ではアプリ版とは異なり第一特異点からナベリウスが登場。形態、体色が本編とは異なるものになっている。
その後もアプリ版と同名の魔神柱が各特異点に登場するがストーリーが進むにつれその形状が従来の柱から怪物の首のようなものへと変化していく。