曖昧さ回避
- ソロモン72柱の悪魔。
- 『メギド72』の登場人物。→アロケル(メギド72)
- 『魔入りました!入間くん』の登場キャラクター。→アロケル・シュナイダー
概要
地獄の36の軍団を率いる強大で強力な公爵。『ゴエティア』では52番目、『悪魔の偽王国』では64番目に記載される。
アロケル(Alocer)は『悪魔の偽王国』での呼称で、『ゴエティア』ではアロセス(Alloces、日本語ではアロケスとも表記)という。アレイスター・クロウリーとマクレガー・メイザースが編集した版の『ソロモンの小さな鍵』ではアロカス(Alocas)という別名を伝えている。アーサー・E・ウェイト編『儀式魔術の書』ではアロセン(Allocen)という。
燃える目を持ち、とても赤いライオンの顔をした兵士の姿をした悪魔。立派な馬に騎乗している。
しゃがれた大きな声で話す。天文学とリベラルアーツと総称される諸学問を教え、良質な使い魔を与える。
コラン・ド・プランシー著『地獄の辞典』の解説箇所に第六版で追加された挿絵では、四つのトゲ付き鉄球を鎖か紐で取付けたメイスを得物として加えられている。
メイスとモーニングスタータイプのフレイルとの複合型のようでもある。
乗っている馬の脚には蹄ではなく、蛙めいた水かきつきの指が生えるという大胆なアレンジが加えられている。
「ラッド博士のゴエティア」によると彼に対抗する天使の名はイマミヤ(Imamiah)。