曖昧さ回避
- 悪魔学における悪魔。ソロモン72柱の悪魔の一柱。本項で解説。
- トレーディングカードゲーム『遊戯王』のモンスターカードの一種 → 堕天使アムドゥシアス
- ゲーム『女神転生』シリーズに登場する仲魔の一体。→アムドゥシアス
- ソーシャルゲーム『メギド72』に登場するメギド(悪魔)の一人 → アムドゥスキアス(メギド72)
- アプリゲーム『アビス・ホライズン』に登場する鬼姫(アビス・ホライズン)の一人 → アムドゥスキアス(アビス・ホライズン)
悪魔学におけるアムドゥスキアス
スペルはAmduscias。アレイスター・クロウリーとマクレガー・メイザース版『ソロモンの小さな鍵』ではアムドゥキアス(Amdukias)、またはアムドゥシアス(Amdusias)と表記される。
フレッド・ゲティングス著『悪魔の事典』によると、アムブスキアス(Ambuscias)とも呼ばれる、とある。
『ゴエティア』では67番目、『悪魔の偽王国』では53番目に記される。
「ラッド博士のゴエティア」によると、彼に対抗する天使の名はエイデル(Eidel)。
肩書き
地獄の29の軍団を率いる公爵。
容姿
最初はユニコーンの姿で現れるが、求められれば人間の姿にもなれる。その際にはトランペットやあらゆる楽器の音が後ろから鳴り響くという。
コラン・ド・プランシー著『地獄の辞典』第六版に追加されたイラストではユニコーンの頭を持った男性の姿として描かれる。
この挿絵では岩に座り、背中の下のあたりに置いた金管楽器に体を預けている。
『地獄の辞典』によると、望む者に演奏会を与えるという。
職能
召喚者の求めに応じて木々を曲げたり、優れた使い魔を与えてくれたりする。
『ゴエティア』と『悪魔の偽王国』に記述のある職能は以上である。
日本語のインターネット上では「彼の最大の特徴は音楽。歌や踊り、作曲や楽器の演奏といった音楽に関する才能を開花させる。
また、アムドゥスキアス自身も優れた音楽家であり、自ら音楽会を主催したり、人間の夢に現れて超絶技巧を凝らした演奏をしたりしている」という特徴が語られているが出典は不明である。
1988年刊行で1992年に和訳の出たフレッド・ゲティングス著『悪魔の事典』にある、「オーケストラの存在なしに甘い音楽を奏でることができ、」という記述を膨らませたのかもしれない。
悪魔くんでのアムドスキアス
デザインはバイオリンを持ったオーソドックスなデザインをした悪魔として登場。ユニコーン要素はない。
バイオリンの音を聞いた者に悪夢を見せる力を持つ。
関連タグ
トランペットの音色と共に現れる繋がり:プルソン ベレト ムルムル(バルバトスとパイモンは演奏者の存在が明記)