曖昧さ回避
- ソロモン72柱の一柱。本項で解説
- 漫画『マギ』に登場するジンの一人。→パイモン(マギ)
- ソーシャルゲーム『メギド72』に登場するメギドの一人。→パイモン(メギド72)
- 女神転生シリーズの派生作品、真・女神転生デビルチルドレンに登場する人物の一人。→パイモン(デビチル)
- オープンワールドRPG『原神』に登場する人物の一人。→パイモン(原神)
- パズルRPG『ジャマモン』及び後継作『ガーディアンテイルズ』の登場人物。→パイモン(ガーディアンテイルズ)
1のパイモン
肩書き
天使と能天使の混成堕天使軍団200を率いる元主天使の王。@『ゴエティア』。
※「空の軍勢」に属し、Corban及びマルバス配下。座天使の位にある16番目の大気の精@『妖術の開示』byレジナルド・スコット(1655年版)
※北に住まう智天使@『悪魔の偽王国』。
※オリエンス、エギュン、アマイモンと共に四方を治める西方の王@『隠秘哲学』byアグリッパ。
※西方の王はバイモン(Baymon)との説もあり、同一存在かは不明@『ホノリウスの書』。
※有力悪魔『8人の下位君主(Eight Sub Princes)』の一人@『術士アブラメリンの聖なる魔術の書』
容姿
一瘤駱駝に駕した王冠を戴く女顔の男の姿。要するに男の娘。
職能
人に人文学、科学、秘密などあらゆる知識を授け、大地の組成、水の成分、風向きすら把握すると言う。
召喚者に、人々を思い通りに従える地位を授け、良い使い魔を用意してくれるともいう。
備考
『ゴエティア』では9番目に、『悪魔の偽王国』では22番目に記載される。『妖術の開示』での表記はペイモン(Paymon)。
他の王よりもルシファーに忠実とされる。召喚するとトランペットやシンバル等の楽器を携えた精霊達を先導に現れ、怒鳴り声で話すため、服従させない限り会話が成立しないらしい。
要するに常時耳を塞ぎたくなるような大声で喋るウザキャラ。
その時はガンつけたりして威嚇してみよう。借りてきた猫のように黙って言うことを聞いてくれるぞ。
生贄を付けると、ベバル(Bebal)とアバラム(Abalam)(またはラバル(Labal)とアバリム(Abalim))という二人の王か、能天使25軍団もセットで付いてくる。
「ラッド博士のゴエティア」によると、彼に対抗する天使の名はハツィエル(Haziel)。
※『アブラメリンの書』訳者マグレガー・メイザース曰く『ラビ(ユダヤ教神学者)にはアザゼルと同一視されており、「チリンチリン」という擬音を示すヘブライ語"POMN"が名の由来ではないか』
なお、2018年公開のホラー映画「ヘレディタリー/継承」にも「ペイモン(Paimon)」の呼び名で登場するが、「女の顔の男性」と云う事を踏まえて観ると、意味深な展開になっている。
二次創作
彼女…もとい彼のイラストは絵師さんによって「男の娘」と「お姉さん」との2タイプに分かれる。
…まぁどちらなのかは絵師さんに一任しよう。
ケース1「男の娘」
ケース2「お姉さん」
もっとも、人に類するものとしての姿ではあるが、おっさんの姿で描かれる場合もある。
版権キャラクターではメギド72のパイモンがこれに当たる。ヴィータ(人間)としての姿であり、本来のメギド体は女性の姿をしている。