曖昧さ回避
- 旧約聖書で言及される異教の神バアルの別表記。「バエル」という表記は『ゴエティア』などにみられるもの。19世紀に出版されたオカルト本『地獄の辞典』の挿絵である「ネコ、王冠を被った人間、カエルの頭をもった蜘蛛」の姿が一般によく知られる。(バールじゃないよ)。
- だんごむしさん作のオリジナルキャラクターの悪魔娘。
- 女神転生シリーズに登場する仲魔の一体。→バエル(女神転生)
- TVアニメ『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』に登場するガンダム・フレーム採用型モビルスーツ。→ガンダムバエル
- ソーシャルゲーム『メギド72』に登場するメギドの一人。 → バエル(メギド72)
概要
旧約聖書においては異教徒が崇拝する偽の神として言及されるが、あくまで「偶像」としてでありサタンのような実体を持つ存在としては登場しない。
しかしバアルの名を冠するバアル・ゼブルが転訛したバアル・ゼブブ、ベルゼブブが新約聖書において記述される。
その後ユダヤ教、キリスト教の悪魔学において、バアルそのものも悪魔として取り上げられることになる。
カバラの典籍『ゾーハル』によると、ランクだけで言えば大天使ラファエルと同等の存在であるという。
宗教の側においても高位の悪魔として認識されたバアルは、悪魔の手を借りる類いの魔術書においても重要視されることになる。
「大奥義書」ではルキフゲ・ロフォカレ(ルキフグス)の配下の精霊として名を挙げられる。
ヨハン・ヴァイヤーの『悪魔の偽王国』と『ゴエティア』においては数ある悪魔たちの中で最初に紹介される。
『地獄の辞典』の挿絵で描かれた姿はこの二つの文献における記述を元にしたもの。
両文献において、悪魔達の中で「王」の位を持つ者の一人であり、東方に領土を持つ66の軍団の長たる大悪魔として記され、彼に祈るものは奸計の才を手に入れ、必要に応じて変身・透明になる能力を授けられる。また、戦闘にも長け、法律関係の知識にも精通している。
『ゴエティア』の手稿本の一つである「ラッド博士のゴエティア」によると、彼に対抗する天使の名はヴェフイヤ(Vehuiah)。
関連イラスト
関連タグ
記載順別タグ
前 | 『ゴエティア』 | 後 |
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none:なし | 1:バエル | 2:アガレス→ |
前 | 『悪魔の偽王国』 | 後 |
none:なし | 1:バエル | 2:アガレス→ |