曖昧さ回避
- ソロモン72柱の悪魔。
- 『メギド72』の登場人物。→ヴィネ(メギド72)
概要
地獄の36の軍団を率いる王にして伯爵。『ゴエティア』と『悪魔の偽王国』において45番目に記される悪魔。
マクレガー・メイザースとアレイスター・クロウリー版『ソロモンの小さな鍵』ではヴィネア(Vinea)の別名が記される。
「ライオンの頭を持つ」でもなく、その姿は単に「ライオン」とされるが、「手に」毒蛇を持つと記される。そして更に、黒い馬に乗っている。
職能として隠された事物、魔女たち(witches)の居場所、過去・現在・未来の事物を見つけ出し、召喚者の命令に従い塔を築き、立派な石の壁を倒壊させ、嵐と共に水を荒れさせる事ができる。
魔女のくだりはメイザースとクロウリー版『ソロモンの小さな鍵』では「魔女、魔法使い達(Wizards)」とされる。過去・現在・未来の事柄について『悪魔の偽王国』では召喚者側に解答する、という書き方になっている。
「ラッド博士のゴエティア」によると、彼に対抗する天使の名はセアリヤ(Sealiah)。
創作での扱い
女神転生シリーズ
『真・女神転生if…』の最初に訪れる魔界、傲慢界のボスとして登場。
種族は”堕天使”で、姿は黒い馬に乗っている胸がライオンの頭になった獣人で、頭のあるべき場所は角の生えたドクロが乗っている。
この世界はボスの部屋まで簡単に行ける構造のため、謙虚にレベル上げや装備の充実を行わないと簡単に全滅してしまう。
直接金子一馬氏によるドット絵で描かれているため、単体の公式イラストは発表されておらず、後のシリーズには登場していない。
なお柳澤一明によるコミカライズ用に設定画が描かれている。
PCで発売された『偽典・女神転生』では種族”降天使”で、ライオン頭の天使姿で登場した。
関連タグ
マルバス:ライオンの姿で現れる悪魔