ダークファルス・ヴァエル
だーくふぁるすゔぁえる
この記事にはメインストーリー第7章のネタバレがあるためご注意ください。
「奴の名はヴァエル。スターレスの王とも呼べる存在だ」
緊急クエスト『星蝕の奔流』に登場するレイドボス。
その正体はスターレスの中でも最も多くの星系を破壊した最強のダークファルス級スターレス。スターレスの王とも呼称される。
「常に飢えている」と言われる程、貪欲なまでに餌となるフォトンを求めており、500年前に長年平和が続いていた宇宙にスターレス総出で襲来。
当時敵対したゼフェットから多くのものを奪い、数々の星系と多くの人類種の命をも奪った主犯であり、惑星ハルファの悲劇の元凶でもある。
名前の由来は他のダークファルスと同じくソロモン72柱の悪魔バアル(バアル・ゼブル、ベルゼブブ)と思われる。この悪魔(最高神)には「王」「主」「首領」など頂点に立つ者を意味する異名が多い。
他のスターレス同様理性の類いは持ち合わせていないと思われるがスターレスの中でも恐ろしく狡猾で知恵が周る。
襲来当時に餌となるフォトンの量が少ない事を知るとゼフェット本人に気付かれる事なく憑依する事で身を隠し、自身が率いていたスターレスらを位相空間に撤退させてさも忽然と姿を消したように見せかけた。
そしてゼフェットら生き残った人類種が力を付けて、餌であるフォトンの量を増やしてくれるのを待つことにした。
頭部はネクス・エアリオに近いドラゴンを思わせるデザインをしている。頭の上に王冠を象ったパーツのようなものがあり、ゼフェットはここから王を連想したのだろう。
胴体部分はダークファルスとどこか似ている。PVを見るに最初の形態は身体を丸めた防御姿勢を取っており、蛹状態だったダークファルスとコンセプトが近い。
ヴァエルがダークファルスに似ているというより、ゼフェットが持つヴァエルのイメージが反映されたのがあのダークファルスだったのだろうか。
過去の戦いでゼフェット以外の部隊を皆殺しにし、ゼフェットの母星も消滅させた。そしてゼフェットが気絶している間に憑依し、機を窺うことに。
時は流れて現代。ヴァエルの目論見通り、打倒スターレスに燃えるゼフェットはフォトンを扱える種族「アークス」を再びこの宇宙に復活させた。更に絶大なフォトン感応値を持つ主人公をベースにした4thクローンまで製造するという皮肉にもヴァエルにとってこの上無い好条件を揃えてしまった。
やがてヴァエルは、ゼフェットが4thクローンに意識を移した際に満を持して覚醒。4thクローンを乗っ取りゼフェットの意識を取り込んで活動を再開させる。
手始めにアイナを殺そうとしたが間一髪のところで躱されてしまう。だが圧倒的な力で主人公たちを打ち倒した。
直後、ゼフェットの最期の抵抗によって位相空間に飛ばされてしまった。
しかしゼフェットによれば「ヴァエルは位相空間で力を蓄えている。間もなく4thクローンを依代にハルファに来るだろう」と語られ、ヴァエルの標的は大量のフォトン=アークスが集まっている場所――即ち惑星ハルファに他ならないとされており、ハルファに住まうアークス達はかつてない強敵との対峙を強いられる事となった。
ゼフェットは主にヴァエルを倒すために4thクローンの作成を行ったが、その過程で出た被害は甚大なものであった。ゼフェットがここまで狂気に囚われたのは、憑依していたヴァエルの意識が影響した可能性が示唆されている。
その結果、最強を超えたアークスの素体である4thクローンをヴァエルに乗っ取られてしまったのは皮肉としか言いようがない。
ファンタシースターオンライン2_ニュージェネシス PSO2NGS スターレス ゼフェット(PSO2NGS) ダークファルス
ダークファルス【敗者】:ある科学者に憑依してアークスの立て直しに貢献したが、非道な人体実験で甚大な被害を出していた。実は科学者は【敗者】に操られており、これが凋落した理由である。
ダークファルス・テアトル:【劇場】の名を冠するダークファルス。その名の通り歴史の裏から暗躍して世界を支配していた。イドラ化能力を持たず躍起になっていたある人物に憑依して念願のイドラ化を果たさせるが、用済みとなった途端に肉体を奪い取った。
【深遠なる闇】:妄執に囚われたある人物を依代にして顕現したダークファルスの上位存在。物語の一番最初に登場した惑星を喰らうことで力を付けようとしているため、主人公たちは総力を以て迎撃に出る。意味合いは異なるがこちらの標的も「フォトンとそれを使う者たち」である。