概要
2018年に公開されたアメリカの映画。
監督・脚本はアリ・アスター。
原題は「Hereditary」。「遺伝」「親譲りの」という意味の形容詞である。
監督の長編映画デビュー作ながら、ホラー映画ファンから非常に高く評価されており、「21世紀最高のホラー映画」とする声もあるほど。
あらすじ
両親と兄が精神疾患の末に亡くなり、自身も夢遊病に悩まされているエレンは、先天性の遺伝による精神疾患が子供たち2人にも発症しないかと心配していた。
そんな折に、長男ピーターが妹のアニーを連れて友人宅のパーティーに出かける。
それが悲劇の始まりであった…。
登場キャラクター
()内は演者。
- アニー(トニ・コレット)
グラハム家の母。職業はミニチュア模型の作家。
父が精神分裂病の末に餓死し、兄は被害妄想により自殺、つい先日亡くなった母エレンも解離性同一性障害を患っていた。
- スティーブ(ガブリエル・バーン)
アニーの夫。
ナーバスになりがちな妻を支える、理解力のある夫。
- ピーター(アレックス・ウルフ)
アニーとスティーブの息子。16歳。
とある事情から母とは関係がぎくしゃくしている。
- チャーリー(ミリー・シャピロ)
ピーターの妹。13歳。
祖母のエレンと仲が良かった。
いつもスケッチブックを持ち歩いている。