カイムとは、主に下記のものを指す。
- 魔術書『ゴエティア』に記された72の悪魔の一体。
- 『グランブルーファンタジー』の登場人物。→カイム(グラブル)
- 『シムーン』に登場するキャラクター。シムーン乗りの巫女の一人。そこ!「存在感が皆無」とか言わない!!
- 『デビルマン』に登場するデーモン。→カイム(デビルマン)
- 『ドラッグオンドラグーン』 の主人公。→カイム(DOD)
- 『メギド72』の登場キャラクター。→カイム(メギド72)
- 『ロストオデッセイ』の主人公。カイム・アラゴナー。
- 『妖怪ウォッチ』に登場するキャラクター(妖怪)。→カイム(妖怪ウォッチ)
- 『魔入りました!入間くん』の登場キャラクター。→カイム・カムイ
- 『女神転生シリーズ』の登場キャラクター。→夜魔カイム
ソロモン72柱のカイム
『ゴエティア』では53番目、『悪魔の偽王国』では41番目に記載される悪魔。
『ゴエティア』での表記はCaim、『悪魔の偽王国』ではCaym。アレイスター・クロウリーとマクレガー・メイザースによる編集の『ソロモンの小さな鍵』ではカミオ(Camio)という別名が挙げられる。
30の軍団を従える大いなる総裁であり、元は「天使(天使の九階級・下位三隊の一番下)」階級の天使であったとされる。
アメリカのSPI社製TRPG『Dragon Quest』で設定された称号「The Thrush President」を和訳した「鶫総統」が新紀元社刊『幻想世界の住人たちⅡ』を介して日本で広まっている。
『モンスターマスターX』といった作品では「鶫公(つぐみこう)」という二つ名になっている。
ツグミの姿をとる悪魔。召喚後に人間の姿に変じるという。正確な種類については指定されていないが、『悪魔の偽王国』を英訳したレジナルド・ストットはこの箇所で「thrush ( blackbird )」と補っている。
このためかコラン・ド・プランシー著『地獄の辞典』第六版に挿入された挿絵ではツグミの一種クロウタドリをベースにした姿になっている。
翼のところに鳥足のような爪のついた手が生えているという鳥人のようなビジュアルである。
このイラストではサーベルを腰から下げて抜き身で杖のように地面に付いている。
『地獄の辞典』での解説項目ではツグミの姿のほか、鳥の着ぐるみと孔雀の尾羽の冠をかぶった男の姿が紹介され、こちらも挿絵が追加されている。
『ゴエティア』と『悪魔の偽王国』によると、燃える灰の中で問いに答えるという。クロウリー&メイザース編『ソロモンの小さな鍵』だとこれに加え、燃える石炭(coals of fire、炭火)の上に乗って現れて語るとされる。
彼は優れた論争者(disputer)である。召喚者に犬、牛、鳥などの動物の言語、果ては風の囁きから水音の意味さえも「声」として知覚し理解する能力を与える。
「ラッド博士のゴエティア」によると、彼に対抗する天使の名はナナエル(Nanael)。
弁舌に並ぶもの無き悪魔
『地獄の辞典』では論争に優れた面が掘り下げられている。悪魔の中でも特に弁論については非常に卓越した腕前を持ち、いかなる弁論家をもその舌先三寸で打ち砕いてしまえるという。
同書によると、西欧の宗教革命の功労者であるマルティン・ルターとも一戦交えたとも言われる。
鶫と悪魔の関連性
鶫と悪魔を関連付ける要素は一見すると皆無に思える。
しかし西欧の人々にとって、畑にまいた種をついばみ、甲高い声でなく鶫の姿はもしかすると非常に憎々しげに見えたのかもしれない。
それ故なのか、鶫は西欧の一部ではカラスと並ぶ凶鳥とする向きもある。
日本でも鶫の仲間であるトラツグミが妖怪として認知されることがある。
関連タグ
『シムーン』のカイム
眼鏡っ娘でボクっ娘。パートナーであるパライエッタを「パラ様」と呼んで慕う。
双子の妹アルティとは過去に起きた事件のため距離を置いている。
『左門くんはサモナー』のカイム
基本的には悪魔学における皆無と同じ存在。デフォルメしたカラスの兵隊のような姿をしている。
天使ヶ原桜になついており召喚されるたびに「てっしーおらんの…?」とつぶやいてる。
関連タグ
シムーン パライエッタ アルティ 百合 美しければそれでいい