ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

フルフル

ふるふる

『モンスターハンター』シリーズに登場する飛竜種モンスター。(もしくは、ソロモン72柱の悪魔の一人や、それをモチーフとするキャラクター)
目次 [非表示]

曖昧さ回避


概要

夜籠り 遊宴

にょろりと首玉 伸びてきて

酒友は つるり腹の中

「おのれ仇! 面を見せい!」

振り向いた顔は ああ その顔は

虚 意気沮喪

(MHRiseの登場ムービーより)


飛竜種に分類される大型モンスター。初代『モンハン』から登場している古株。

モチーフはホライモリワラスボ、生態は洋画エイリアンと思われる。

長らく別名の存在しないモンスターだったが、MHRise奇怪竜という別名が付いた。


データ

分類竜盤目竜脚亜目奇怪竜下目稀白竜上科フルフル科
別名奇怪竜(きかいりゅう)
異名白い虚無

生態

生活環境・習性

寒くて暗い環境を好むモンスター。

環境に適応した結果、目と耳が退化しており(目の痕跡は確認できる)、顔面には巨大な口だけに見える、ヒルの様な頭部を持つ。


しきりに頭部を動かして臭いを嗅ぐ様な動作をする事から、恐らく嗅覚で獲物や外敵を探っていると思われる(作中設定によると、嗅覚ではなく未知の感覚器を使っているという説もある)。

皮膚も通常の飛竜とは違い、鱗や甲殻は一切なく、ぶよぶよの皮膚を粘膜が覆っているだけ。


体内に電気袋と呼ばれる電流を発生させる器官を持っており、放電や電流をブレスとして放つ。

放電を行う際は尻尾をアース代わりにする事が多いが、接地せずに放電攻撃を行う事もある為、尻尾に頼らなくてもいいようだ。


成体がアース代わりに使っている尻尾は幼体のうちは口として機能しており、成長に従ってこちらの口が機能しなくなり、前後が入れ替わって今の姿になるらしい。


脚の指や翼爪はカエルの指先の様な形状で、洞窟等の天井に貼りついて移動する事もできる。


尻尾だけで天井からぶら下がる事もあり、天井からよだれを垂らしてきたり、電撃ブレスを吐いたり、丸呑みにしようとしたり、洞窟内では多彩な戦法を持つ。


雌雄同体で、単独で受精卵を作って生殖する。

ジガバチの様に電気で獲物を麻痺させ、卵を体内に植え付ける


産まれた幼体(フルフルベビー)はその獲物を養分に成長し、ある程度大きくなると物陰や木陰に隠れて生活する様になる。外敵に襲われた場合はその外敵に吸い付き、養分を吸収する。


シリーズではお馴染みの要素として雪山山頂にあるクシャルダオラの抜け殻からは高確率でフルフルベビーが採取できる。

獲物に産み付けたフルフルベビー達がある程度大きくなり、身を隠すのに都合がいいクシャルダオラの抜け殻を見つけたと思われる。


首の部分は非常に柔軟な組織で出来ており、一瞬であればかなり長く伸ばして獲物や外敵を攻撃できる。

しかし老化によって筋力が衰えてくると頭を持ち上げられなくなり、餌を獲れずに死んでしまう。


捕食の際には首を伸ばし、円形の口で獲物に噛み付いて丸呑みにしており、時には不運なハンターが丸呑みにされる事もある。

その柔軟性故か、刃物には弱く、ハンターの武器によっては弱点となる。


白い皮膚を持ち、素材名はアルビノと付く物もあるが、フルフルが白いのは色素欠乏ではなく、進化の過程で白くなっただけなので、現実の生物学におけるアルビノではない。


よく見ると白い皮膚の下に血管が走っており、血液が流れているので、細部まで丁寧に作り込まれている。体の下部、中央には赤い点があり、心臓まで透けて見えていると思われる。


脆弱に見える肉体の反面、弱点属性以外の攻撃に対して強く、更に状態異常も眠り等を除いてすぐに回復してしまう。


特異な外見から、ハンター業が発達する以前は不気味な怪物として嫌われていた。

中には「全身にカビが生えていてカビブレスを吐く」という誤認もあったようだ。


素材の利用方法

フルフルベビーは珍味として知られており、アイスクリームに加工した「フルベビアイス」やマカ壺で漬け込んだ酒のアテの「フルベビ漬け」などがあるらしい。

成長の過程で体内構造が変化するらしく、成体は食用には適さない。

フルフルから入手できる「アルビノの霜降り」や「アルビノの中落ち」等といった素材の説明にも、「おいしそうだが、食べちゃいけない、食べられない」などと書かれている事から、まずいだけではなく食べた場合には危険が伴うようである(同じ放電能力を持つラギアクルスは尻尾は食べられる事が判明している)。

体液であるアルビノエキスは他の薬品の効果を増強させる効果があり、上位版の薬品を作る際に用いられる。


電気袋は電撃を放つ武具の製作には必須レベルと言ってもよく、その調達元としてしばしば狩られる。

皮膚は解説文にもあるように加工が非常に難しく、最近になるまではあまり使われていなかったが、近年の武具加工技術によって高いフィット感を持つ防具として加工されるようになった。

作品によっては雷属性の最高レベル武器の作成にフルフル素材が要求される事もあり、MH界でおなじみの雷属性モンスターでもある。


ゲームのフルフル

視覚がほぼ完全に退化しているため、他のモンスターの様に閃光玉を投げても効果が無く、ボスモンスター共通の仕様であるハンターを発見したサインの目玉マークも表示されない。

BGMも流れないが、これは無音が仕様になっているため(クエスト内で同時に出現する大型モンスターと対峙した時によくわかる)。

この仕様はMHRiseでようやく優先度が最低になったがその前はドス鳥竜達よりも上だった為、うっかりかち合うとドス鳥竜戦が無音になってしまう羽目になっていた(MHXにおける極圏でのドスファンゴ戦も同様に無音になってしまうがこちらはフィールドとモンスターの仕様が原因であり他のモンスターと極圏で戦ったり別のフィールドでドスファンゴと戦うとちゃんとBGMが流れる)。

無音の宿命か、「フルフルの戦闘BGM」を「モンスターハンター随一の名曲」として褒めちぎるのがお約束と化している。主に各々が幻聴した旋律を語るパターンと、あらゆるBGMなし状態を指してフルフル専用曲と見なし、「モンハンを知らない層にも膾炙した世界的に馴染み深い曲」と評価するパターンの二つが存在する。


MHP2G以前では嗅覚が発達しているためこやし玉が非常に有効で、こやし玉をぶつけられると他のモンスターが閃光玉を食らった時と同じく、攻撃方向が滅茶苦茶になるが、攻撃パターンが読みづらくなり、事故に繋がり易い為、プレイヤーには殆ど利用されていなかった。

現在ではこの仕様はカットされており、こやし玉をぶつけられると他のモンスター同様エリア移動するだけになっている。


生態の欄にもある様に、状態異常には高い耐性を持っており、シビレ罠にはかかるが状態異常を利用した足止めは効果が薄い。


毒は状態異常にしやすい一方短時間で治るので、殆どダメージを与えられない。

肉質も「ブヨブヨしている」設定の割には全体的に硬めで、弱点の首か頭部以外はダメージの通りが悪い。

有効な部位へ攻撃できない場合や武器が確保できない場合は、爆弾や貫通弾等の肉質を無視してダメージを与えられるアイテムが有効。


MHP2(G)では序盤の緊急クエスト(次のランクに上がるために必ずクリアする必要がある)の狩猟対象になっており、動きこそ他と比べ若干鈍重ではあるが、見た目に反して意外と硬い肉質と怒り状態での凶悪な攻撃力や攻撃速度で多くの初心者ハンター達を苦しめた序盤の壁の一つと言われている。


特にフルフルの攻撃パターンで恐ろしいのはいわゆるハメ攻撃で、3wayに飛んでいく電撃ブレス→ボディプレス→放電というパターンで一気にキャンプ送りにされる場合もある。

怒り状態になると咆哮から即座に攻撃に移る事もあり、当初は耳栓や盾のついていない武器で挑むのは中々の危険を伴う事だった(後のシリーズでは咆哮による硬直が短縮された)。


ちなみに瀕死になると唐突にその場で動かなくなる。攻撃されて怒り状態になってもモーションが終われば再度棒立ちするので、クエストランクや装備次第ではそのまま撃破も可能(硬直時間はそこまで長くないので、罠で足止めができないなら素直に飛び立って休憩したところを爆弾で起こした方が確実だが)。

コラボ

MH4で亜種共々久しぶりの復帰。

グラフィックの進歩により、皮膚のヌメヌメとした光沢や透けて見える血管などがリアリティを増し、より一層不気味になっている。

今作では壁や天井で咆哮や放電したり、ギギネブラ亜種の様に天井から電気ブレスを放つ様になった。

また従来の跳びかかりと同じ予備動作から逆にバックジャンプで距離を取ったり、放電の後に意表を突く様にもう一度放電する新モーションも追加されている。


天井からの涎垂らしも健在な他、真下に放つ電気ブレスに当たるとなんと拘束攻撃に移行し、天井からぶら下がった状態で上半身を丸呑みにされてしまう。

センシティブな作品

後述する生態ムービーをハンターで再現される形となるが、ハンター相手では流石に勝手が違うのか空中で激しく振り回された後、ジュルジュルと音を立てながら体液を吸い取られるものとなっている。

そのいやらしさやねちっこさは先駆者にもまるで引けを取らない。


さらに今作特有のシステムである狂竜ウイルスにも対応しており、感染すると元から特徴的であった咆哮が非常におぞましい声に変化してしまう他、先述の拘束攻撃も吸われる度にフルフル側へ回復薬を飲んだ時と同じ回復エフェクトが発生する様になり、よりいやらしさの増したものとなる。


今作では発覚時にちゃんと目玉マークが表示されるので、フルフル相手でも緊急回避が出来る様になった。

フルフル

残念ながら新大陸では出番が無かったが、Nintendo Switchから発売されたMHRiseにてめでたく復活。何気に今作で初めて別名である「奇怪竜」が設定された。(これまでは「フルフル」のみの表記だった。ただし素材の名前は依然と変わらず、「奇怪竜の〇〇」といった素材は無い)

本作には妖怪を意識した新モンスターが多く登場しているが、フルフルは退化した目や伸縮自在な首からのっぺらぼうろくろ首を足したようなイメージの模様。

この記事冒頭の語りは本作での登場ムービーに流れるもので、妖怪モチーフの新モンスターたちと比べてもかなりホラーな演出がされている。


MHRise時点では目立った新技はなかったものの、超大型追加コンテンツであるMHR:Sのマスターランクでは新技を2つ習得。

中でも、その場で首を最大限伸ばし前方地面を薙ぎ払う攻撃はかなり不気味。

フルフルらしい奇怪なモーションに仕上がっている。

カルチャァァァショォォック!!!

ぽかぽかアイルー村にも登場。たらこ唇になっており、キモ可愛さに磨きがかかっている?


亜種

赤き稲妻・フルフル

詳細はリンク先を参照。


武具

武器

武器は当然雷属性。医療器具をモチーフとしている他、フルフルの頭をそのまま武器に転用した様なデザインが多く、狩猟笛はフルフルの頭で音色もフルフルというこだわりっぷり。


ランス、ボウガン等のカテゴリでは上述のナースというコンセプトからか、注射器の様な武器が登場している。

種類武器名コンセプト
大剣フルミナントソードメス
太刀清輝雷華刀包帯
片手剣フルレイザー手術台の照明
双剣フルージェントタガー持針器
ハンマーフクロダタキ氷嚢
狩猟笛フルフルホルン包帯
ランスフルフルランス座薬
ガンランス電銃槍フルボルト点火プラグ
スラッシュアックスフルフルツール十徳ナイフ
操虫棍ボルトチャンバー点滴
ライトボウガンフルットシリンジ注射器
フルフルボウ酸素マスク
オトモ武器フルフルネコチクリ注射器

性能は癖のあるモンスター像からは想像できないほど扱いやすい性能をしており、世代によっては雷属性最強武器に輝くことも。

また、フルフルを狩るクエストの前にはフルフルが弱点とする炎属性を持ったモンスターがおり、その武具を製作できる。リオレウス系統が雷属性を弱点とすることから「炎属性モンスターを狩る→その武器でフルフルを狩る→フルフル武器でレウス種を狩猟する」の流れをレベルデザインとしているのかもしれない。

欠点は競合の多い雷属性である点、特に最近の世代における雷属性はパッケージモンスターから主力モンス古龍級生物などに至るまでさまざまであり、クセのない性能が仇になって個性を発揮できていないことも多々ある。


防具

バスターソード【MH4G】フルフル防具×狩猟笛

センシティブな作品センシティブな作品

上は男性用、下は女性用。

防具のデザインは男性用がフードやマスクで顔を隠した暗殺者を思わせる軽装なのに対し、女性用はナースと患者がモチーフで、耳付きフードだったり天使の様なシルエットになったりする。

亜種の防具は男性用が赤なのに対し、女性用はなぜかピンク色をしている。

その見た目から男性からはカッコイイ、女性からはかわいい装備として定評がある。

スキルは女性用のモチーフに合わせているのか回復系のスキルや、PTメンバーにアイテム効果を伝搬させる「広域化」などのスキルが主に発動する。


**ふるふるにゃん**

MH4にて登場したオトモ用の装備はまさかのナース服である。

詳細はフルフル装備を参照。


二次創作におけるフルフル

フルフルは滑らかなボディに血管が浮き出ており、「アルビノエキス」という白い体液を持つ。

また、フルフルベビーは獲物に吸い付く。

彼の電撃を一度浴びれば体が痺れて動けなくなる

更に、唾液は強酸性で、触れたものを溶かしてしまうという。

どう考えてもバイオです。本当にありがとうございます。


というより何を隠そう、彼(彼女?)は元々はバイオハザードでのリッカー系の新種の没案だったものをモンハンのスタッフが、そのデザインを見てもったいないと思って拾い設定などを色々リファインしてモンハンのモンスターとして採用された経緯があったりする。


なので一部では人気がある。ただし雌雄同体かつ卵生なので、真っ当な性癖からは逸れる存在と思われる。


また生態ムービーねちっこい拘束攻撃電撃ブレスによる麻痺などさらに一部の人には堪らない要素を大量に持ち合わせるため、可憐な女の子達があられもない姿で責められている物もかなり多い。

生態動画

ショッキングなので閲覧注意。


余談

  • MHP2G以前のフルフルの放電は無属性だった。しかし、MH4では雷属性になっている様だ。
  • MH4Gでは、ネルスキュラ亜種がフルフルの皮を外套状にして身に纏っている(原種ゲリョスの皮を身に纏う)。

関連イラスト

フルフル

センシティブな作品洞窟の白



関連タグ

モンスターハンター フルフルベビー ギギネブラ

雷属性 雌雄同体 ホライモリ ワラスボ


デンキウナギ:同じく放電が得意。

ライゼクス…同じく電撃を操る飛竜種繋がり。


トラウマ:初見だとどう考えてもモンハンが一時的にホラーゲームとなるから。


EVA量産機:目のない頭部や大きな口・白い体色を持つ、ビジュアルが似ている者の代表例。

関連記事

親記事

飛竜種 ひりゅうしゅ

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 12906862

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました