バゼルギウス
ばぜるぎうす
『モンスターハンター:ワールド』(MHWorld)から登場する大型の飛竜種。
通称「爆鱗竜(ばくりんりゅう)」。
新大陸の各地にて生息が確認される飛竜。極めて獰猛な性格と非常に危険な特性を持ち合わせており、出現時には最大限の警戒を要する特級の危険生物である。
全体的に丸みを帯びたフォルムと、身体の上面と下面で色合いが異なる巨大な鱗が特徴。上面は黒みがかった黄色の鱗が集まって大きな甲殻を形成しており、首や尻尾の下側からは黒銀色の鱗が果実のように垂れ下がるようにして生えている。飛行可能な所謂ワイバーン型の飛竜としては、かなり体格に恵まれており、ディアブロスにも匹敵する程の巨体の持ち主。
その巨体を持ち上げる長大な翼を広げると、大型の爆撃機を連想させるシルエットとなる。
遠目ではアルマジロやセンザンコウのような印象を受けるが、かなり厳つい顔面をしている。しかし、顎には小さな突起を持つものの角などは特に生えておらず、肉食性の大型の飛竜であるが、その割には口は小さく比較的顎の力も弱い。牙も特に鋭さや強度に秀でている訳ではなく、爪にも尻尾や翼などにも棘などの攻撃的な部位の発達はそれ程見られないなど、巨体こそ誇るものの一見すると、ずんぐりとしたフォルムも相成って危険な様相はあまり窺えない。
では、何が飛竜の中でもトップレベルに危険生物扱いされる要因かと言うと、別名の由来でもある身体の下から垂れ下がる黒い無数の鱗である。この鱗は「爆腺」と呼ばれる体内器官から分泌される体液が、空気に触れて表面が冷えて固まる事で形成されたもので、刺激を与えると強烈な爆発を引き起こす性質を持っており、それ故に「爆鱗」と呼ばれる。これが喉から腹と尻尾にトライポフォビア発狂レベルで大量に付着している為、人によってはとてつもなく気持ち悪く感じる。
この爆鱗はちょっとした動きでも簡単に抜け落ちてしまい、軽い衝撃で爆発する上に一つ一つの素の火力が強烈で、範囲こそ狭いが防御力400台近くの防具を以てしても、1~2個で体力を8~9割消し飛ばされる程の超火力を持ち、尻尾に関してはそれ一個あるだけで家が一つ消し飛ぶほどの爆鱗がついており、爆腺に関しては扱いを間違えるだけで周囲を瞬く間に火の海に変えてしまう。
そんなものを遥か上空から大量にばら撒く様は絨毯爆撃そのものであり、やってるゲームを間違えたか?と錯覚するレベル。
さらにバゼルギウスは爆鱗を攻撃の軌道上に撒き散らし、そこに自身の攻撃による衝撃を加えて爆発させるという戦闘スタイルを得意とする。神風特攻のつもりか?
重い肉弾攻撃の後に遅れて爆発を起こすように衝撃を加える為、各攻撃は見た目以上に広い範囲を巻き込む。攻撃後の隙を突いて接近しようとしても、遅れて発生する鱗の爆発に巻き込まれかねない為、迂闊に接敵する事は非常に危険である。
戦闘が長引けば一時的に爆鱗が尽きてしまう事もあるが、前述の通り体液から作られるものなので、ある程度の時間さえあれば、また新しい爆鱗を生成する事が可能である。
また、抜け落ちた爆鱗は地面に埋没して煙を出して、刺激を加えるか高確率で一定時間後に爆発する地雷に変わる。そしてそこから爆発し損ねた不発弾は本種の痕跡として残る。
ちなみに不発弾は、ファンの間では煙を出すその見た目からお灸とも揶揄される。
他にも、強敵との戦いでは口部の爆腺から、体液を直接吹き付けて爆炎を巻き起こすブレス攻撃を放ったりする事も可能で、これによって周囲の不発弾を一斉に起爆させられる。いざという時には全身の爆鱗をその身に付けたまま、一斉に炸裂させるという荒業を見せる場合もあるという。
咆哮も特徴的で、低くも地底から響いてくるような「ア゛オ゛オ゛オ゛オ゛ーン」という鳴き声は、まるで空襲警報のサイレンのようで不気味で恐ろしいと評される。
逆に転倒した時の「ンヒィーッ、ンヒィーッ」という馬のような牛のような鳴き声は、可愛いと評判。こちらに気付いてない時スリンガーをぶつけても聴ける。
興奮すると一時的に身体を赤熱化させる。この際には体色が黒化して、爆鱗の一つ一つまでもが熱されて赤く輝き出し、衝撃を加えずとも抜け落ちた直後に爆発するようになる。
火力も底上げされており、攻撃の前後に身体を少し動かしただけで、次々と爆破の嵐が巻き起こる。その為に接近はより一層困難かつ危険が伴うものとなる。
このモンスターは下位では決して登場せず、上位のクエストか探索にのみ姿を現すのだが、最大の特徴は乱入の仕様。これまでの乱入モンスターはあくまでも偶然の乱入でありアクシデントの側面が強かったのだが、このバゼルギウスはハンターと中~大型モンスターが戦闘を始めた場合、それを察知して戦闘中のエリアに一直線に飛んでくるというAIが設定されている。
つまり、目標のモンスターとの戦闘を始めると確定でやってくるのである。
MHWorldの大型モンスターは決まったフィールドに出現し、なおかつ決まったエリア内でのみ行動するのだが、バゼルギウスの登場するフィールドは上位までの通常フィールド全て、なおかつ侵入可能エリアは戦闘が発生するフィールド全域となっている。つまり、どこで誰と戦闘を始めたとしても、バゼルギウスがフィールドにいる場合は必ず乱入されてしまう。
初遭遇のムービーが無いばかりか、上位終盤相当のステータスでありながら最序盤から出現する可能性がある。事前に未発見モンスターのアイコンを確認できる探索はともかく、フリークエストでは何の前触れもなく飛んでくるため驚いた人も多いことだろう。
なお、初遭遇時には相棒こと受付嬢から「危険ですよ!」と警告が入る為、素直に聞き入れて逃げればどうという事は無い。しかし上位に入った万能感かつ新モンスター登場の感動により、一度は部位破壊などで調査ポイントだけでも…と思ったが最後。気がついたらネコタクに乗せられて受付嬢に顔を覗かれている事だろう。爆鱗にトラウマを植え付けられた上で。
意図的に挑もうとしたならばまだマシだが、当然ながら唐突に入り込んできたこいつに突如爆破されることも起こり得る。特に上位上がりたての段階では防具も鍛えられていないため、不意に近くへ落ちた爆鱗で即死し、何が起きたか分からないままキャンプに送り返されてしまう…という、まさしくかつてのイビルジョーのような経験をした人もいたことだろう。
現在では防御力が高く体力増強も付いているガーディアンシリーズを着ていれば流石に即死は免れるが、それでも強化していなければ爆鱗一発でかなり手痛いダメージを受ける。当然、こんなものに頼らねえ!と使わずにプレイしていれば、当時の人と同じ体験もできる。
大型DLCであるアイスボーンで追加されたマスターランクではなんと本種は登場せず、入れ替わる形で特殊個体である紅蓮滾るバゼルギウスが登場する。
上位の通常種はあくまで乱入者であり倒さなくてもストーリーを進められたが、こちらは本編にキッチリ関わっており、倒さない限り話が進まない。
また詳しくは項目を参照していただきたいが、なんと特殊個体は意図的な乱入を一切行わず、出現フィールドも龍結晶のみとなったため、乱入者としての印象は一気に薄れることとなった。
生態
とてつもなく高い攻撃性と徘徊性を持つ危険種である。
調査団からは数十年前から度々存在は確認されており、爆鱗の危険性や狩猟の難度は折り紙付き。
非常に行動範囲が広く、各個体がそれぞれ新大陸の各地を飛び回りながら獲物を探している。
獲物を見つければ爆鱗を周囲に撒き散らしながら飛来して、周囲に存在する全てのものを爆破で巻き込みながら狩りを行う非常に迷惑なモンスターである。ワイバーン型にしては珍しく基本的には滑空を主体に飛行する為、上下への急制動は不得手だが、やっかいな事に移動自体はとても静かなので、巨体ながらも自身の接近を対象に気付かれにくい。
また、たとえそのフィールドを支配する実力者の大型モンスターや、古龍級の生物や、果ては同種であっても、遭遇すれば例外なく攻撃対象と認識して襲い掛かる場合が多い。この性質はバゼルギウスの縄張りや獲物に対する並々ならぬ執着や独占欲に起因するもので、さらにバゼルギウス自身は狩りや戦闘の際に周囲を省みる様子は一切見られない為、本気で暴れ始めればターゲット以外の周囲の環境にも大きな影響を与えかない。
そういった意味でも非常に危険で質の悪いモンスターである。
しかし、果たしてこの狩猟方法で摂取できる栄養は黒字なのだろうか…
なお、前述の通り大型飛竜にしては咬合力が弱く(戦闘でも噛み付くような攻撃は殆ど行ってこない)、それを補う為に甲羅や外殻などを持った硬い獲物を焼いて食べやすくしているらしい。実際にゲーム中では、よくアプケロスなどが爆撃される姿が確認される。可哀そうに…
ただ、どこぞの健啖な悪魔よりはある意味グルメである。
自然とモンスター、そして人間の調和に重点を置く本作のテーマからすれば、そんな調和なぞクソ食らえと言わんばかりに自分勝手に全てを焼き尽くす姿は、新大陸が産んだ「調和」への生けるカウンターとも言える。
その凄まじさから『古龍級生物』として扱われている。
滅茶苦茶強い…存在自体が生態系を乱す…乱入する…
……そんな奴、以前にも居たような…
…え?そいつも新大陸に来てる…?
縄張り争い
3月14日に行われたカプコンの生放送にて、これまで明確な縄張り争いのパターンが存在しなかったバゼルギウスに、『理不尽に強い・無差別・乱入してくる』の三拍子が揃ったモンスターの先輩である、イビルジョーとの縄張り争いが実装された。
スタッフ公認の「新旧お邪魔キャラ同士の戦い」である。
強敵乱入者として扱われている本種であるが、古龍級生物に相当するのかどうかは不明であったが、イビルジョーとの縄張り争いの結果として双方に多大なダメージを及ぼす(事実上の引き分け)となる仕様や扱いからも、ラージャン及びイビルジョーとほぼ同格と言って差し支えない種であり、少なくとも一般的な生態系にある生物を上回る戦闘力を誇るのは、まず間違いないだろう。
ただし、本種は縄張り争い中に、2度もイビルジョーに捕食されかけては爆鱗で逃れており、本種の戦闘力が爆鱗に大きく依存している事がはっきりと分かる。また後半では胴体下部の爆鱗をほぼ使い切ってしまっており、直接の戦闘力ではイビルジョーに劣るのではないかという指摘も多い。
動画の1:51:40からバゼルギウスとイビルジョーの縄張り争いを確認できる。
普通に戦う場合は、近接ハンターはかなりの苦戦を強いられる…というか上位入りたては狩猟はかなり難しい。その理由は前述の爆鱗である。
尻尾振り回しや突撃は勿論、普通に移動するだけでも一撃必殺系の超火力が、面白い程にポロポロとバラ蒔かれる。しかも火属性なので当たると焼けるので、辛うじて爆発に耐えられてもこの火属性やられダメージでトドメを刺される事もある。
そんなものがちょっとの動きでバラ蒔かれ、しかもバゼルギウスが踏んだり突進なりで刺激するので近くで爆発しまくる。そんな奴の懐に潜りこんで連撃を叩き込もうなどと考えるのは、自殺行為以外の何物でもない。
ガンナーで挑めば近接武器程は爆鱗の危険性は高くはなくなるが、バゼルギウスも全く遠距離武器への対抗策が無い訳ではなく、例えば爆鱗だけでなく飛竜宜しくブレスを吐く。
- 射程は短いが威力が高く、後ずさりながら吐く為に無理やり射程圏内に持ち込まれやすい。爆鱗同様火属性持ちである。
- また、ばらまいた爆鱗を起爆する為に吐く場合もあるので始末に負えない。
- そもそもガンナーの防御力では爆鱗の威力には耐えられず、ちょっとのミスで1オチが確定する。
- ショルダータックルの様な動きで翼を広げて突っ込んでくるモーションが存在する。
- 巨体故に範囲も中々に広いので遠距離相手だと高頻度で使用してくる。
…このように最低限の遠距離対策は備えている為、余程の腕前と装備がない限りは逃げるかスリンガーこやし弾でお帰り頂いた方が無難だろう。また、照準モードで動き回ったせいで足下が疎かになり、気付いたら爆鱗に囲まれていた、なんて事もある。
勿論脅威となるのはハンターに対してだけでなく、オトモアイルーがせっかくスカウトした獣人種やオトモダチモンスターも、爆発に巻き込まれていつの間にか退場させられる時がある。
最大の脅威は飛翔して爆鱗を振り落とした後、それを自身の滑空突撃で一斉着火する絨毯爆撃。
自身が受ける場合も炎熱地獄だが、モンスター同士の争いでも炎熱地獄を形成する為、二次災害を被る事もある非常に危険な攻撃である。動き回る程に爆撃範囲が広がる為、こちらに向かっていると気付いた時点で動くのは控えるべき。
赤熱化してない限りはすぐ爆発はしないので、被害と不発弾の拡散を抑える為にも動くのは最小限に留めたい。ただし、爆鱗は無限では無く、撒き散らせ続ければいずれ鱗は切れ、しばらくの間爆撃は収まる。また、罠やダウンによっても鱗が全滅するが、その後すぐ怒り状態に移行して、再生後は爆鱗地獄が始まる為、自然の罠やテトルー拘束等が発動した場合は全力で叩き伏せ、仕留めきれなかったら素直に逃げよう。
だけど
ステータスを攻撃に全振りし過ぎたのか、肉質は「全身性感帯」とまで揶揄される程、どの武器種でどこを殴っても、ものすごく柔らかくてまず弾かれない。
厄介な爆鱗も防御力と火耐性が高い防具を装備、もしくは火耐性スキルをきっちり積んでおけばダメージを大幅にカットできる。
体当たりなどの物理攻撃は範囲こそ広いものの、爆鱗程の威力は無く動きも単調である。
爆鱗による攻撃は必ずバラ撒いてから着火する、という攻撃方法を取る為、原理的にバゼルギウスが通過したラインを通らなければ爆発には巻き込まれない。しかし、フィールドの不発弾は大抵かなりの数が落ちているので、バゼルギウスへの攻撃の際に着火してしまい爆発に巻き込まれやすい。極論を言えば被弾する要因はこの不発弾が大半を占めているので、バゼルギウスとの戦いは如何に不発弾を避けるかにかかっていると言える。
他にも、脚は特に弱点と言う訳ではないが、転びやすい上に転んだ際に爆鱗を全て暴発させるので、しばらく無防備な状態になる。
平時は大型モンスターに喧嘩を売っておきながら、手痛い反撃を受けて無様に撤退する姿を見せる時も稀によくある。
大型モンスターとバゼルギウスは互いのヘイトがハンターより優先される(完全に無視される訳では無いため注意)傾向にあるので、一旦距離を取って彼に暴れるだけ暴れてもらって狩猟対象をボロボロにしてもらうという戦術も取れる。
ソロであればフレンドリーファイアがONの大型のオトモだと思って活用しよう。
こやしとバゼルギウス
MH3以来、合流した大型モンスターの片方を追いやったり、拘束を解く時に使われる「こやし玉」。
MHWorldにおいてはスリンガーこやし弾という形で使うのだが、このスリンガーこやし弾を率先してぶつけられるモンスターと言えば、他でもないバゼルギウスである。
前述のように、ソロであれば第2のオトモとしての活躍も見込める彼だが、多人数プレイでは狩猟対象が強化されるせいで、難易度がやたら跳ね上がって対象が討伐し辛い上に、この爆鱗によって事故死の原因に成りかねないので、マルチでは率先してクソ食らえと言わんばかりに、こやし弾をぶつけられているのである。
ぶっちゃけ上位ではスリンガーこやし弾はコイツの為にあるようなものに等しく、同時に最もスリンガーこやし弾を当てられたモンスターなのは間違いない。
特に発売当時は、現在程に対処や活用方法が調査され尽くしていない状況で、急に狩猟中に通り魔の如く現れては、ハンターもモンスターもまとめて焼き尽くして去っていく姿に怒りを覚えたMHWorldのハンターは多く、爆鱗をボロボロ落とす様も相まって、それまでとは違う意味で「クソモンス」なんてあだ名を付けられていた。
現在では、倒し方も調査されて当時程の脅威ではなくなった事や、同族のイビルジョーの登場やそれに伴う専用のモーション、なんだかんだ聴いてると愛嬌がある鳴き声等も相俟って、「クソモンス」というあだ名も悪い意味で使われなくなり始めている。
バゼルギウスを対象とした依頼は、調査クエストの他、生態研究課の学者からバゼルギウス単体の狩猟依頼が来るのと、HR(ハンターランク)30以上の解放条件である任務クエストに、バゼルギウス2頭の歴戦個体(強化個体)の狩猟というものがある。
後者は正攻法では超火力かつ頻繁に合流する為に、乱戦になりやすいという難関クエストなのだが、好戦的な性格を利用し、合流したのを隠れて眺めているとお互いに争い始め、片方が逃げたらもう片方にこやし弾を当てて追わせてを繰り返すと、気づいた頃には両方とも瀕死になる事が多い。仲良くしろよ…
その為、このクエストだけは難易度が上がるパーティープレイは避け、ソロプレイで隠れ身の装具などで縄張り争いを傍観しつつ、漁夫の利を狙って弱った所を捕獲するなり倒すなりが良いとまで言われている。
イビルジョーとの同時討伐クエストでも、同様の現象が起こるが、マップによっては合流しづらくなる。
弱肉強食 血煙飛揚
戦塵 招くは 非道の乱入
情け無用 赤熱の凶漢
八方炸裂 阿鼻叫喚
弁え知らずが 横行跋扈
(MHRiseの登場ムービーより)
- MHRise第一弾アップデートにて、新種のヌシやドス古龍が追加された中、しれっとアップデート後の各フィールドに出現するようになった。しかもアップデート直前のスペシャルプログラムでは、MHST2のPVでは(新たなオトモン候補として)姿を見せていたもののMHRiseの映像では全く出演しておらず、ノーマークでの参戦にMHWorld勢は驚嘆した。
- 肝心の本体は火力こそ据え置きだが、難易度はややマイルドに仕上がっている。ポロポロと落とす爆鱗もあまり足元には落とさず周囲に撒くように調整が入り、剣士でも足元に張り付き易くなっている。
- 防具は砲術・ガード関連・砲弾装填が揃っており、チャアクの他、ガンランスにうってつけのスキル構成となっており、スロットも豊富な傾向にある。
そして前作ワールドでは酷評されまくっていたバゼルギウスだが…
今作ではなんとマラソン枠になっている。主な理由としては
・頭、尻尾が斬撃なら弱点特効の対象になる肉質
・相変わらずライトボウガンの斬裂弾が優秀
・現状斬裂ライトボウガン最強の王牙弩【野雷】に弱点特効、弾丸節約、速射強化などのスキルを付与して最大持ち込み数の60発を全て撃ち込むとちょうどバゼルギウスの捕獲可能ライン
・バゼルギウスの素材がマカ錬金でトップクラスに高いポイントに設定されている(ライト周回されたRiseのラスボスと同等)
これらの点から日々大量のバゼルギウスが捕獲されマカ錬金に素材を突っ込まれている。装飾品で必要となる瑠璃原珠を稀に落とすのも魅力のひとつだろう。
またマガイマガドと同じく操竜の強さも別格。圧倒的な爆撃性能の威力の高さは非常に頼りになる。
肉質が見直されており、斬撃に弱く弾丸にめっぽう強くなった。
どれくらいかというと、翼以外の弾肉質が異様なまでに低く設定されており、貫通弾バラ撒きでも四苦八苦するほどの硬さに設定されてしまった。
一応上述の通りボウガンでも斬裂弾ならあっさり狩れたりするが、それでも弓を含むガンナー諸兄からこの調整の評判は悪い。
因みに今作に再登場するモンスターは何らかの日本に由来するモチーフを持っていたが、バゼルギウスの場合は「日本に襲来した爆撃機」とも取れる。
和の世界観に突如現れて、人が乗り縦断爆撃をしかけ、操竜の仕様上即座に撤退する姿はまさに爆撃機である。
または「黒船」とも言われているがサンブレイク込みで他のモンスターが妖怪や怪物がモチーフの中、このバゼルギウスだけは日本を驚かせたとは言えただの人間が主モチーフという点でもやはり異質と言える。
看板モンスターであるマガイマガドと縄張り争いを繰り広げる場面も存在するが、相手も爆破属性を扱い且つ上空まで迫ってくる機動力の前に自慢の爆鱗を使う暇もなく一方的に叩きのめされてしまう。
古龍級といえど、やはり爆鱗を抜きにした純粋なフィジカルの面では一般的な飛竜種と大差はないのだろう。
ちなみに前作において力の爪と守りの爪の素材を担当していたのは彼だったが、今作はその担当をとある古龍種モンスターが務めている。
専用のBGMは「飛来せし気高き非道」。気高い…?とか絶対に思ってはいけない。
曲調は完全に怪獣映画で怪獣が上陸した時の曲そのもの。そこに威圧的な雰囲気として構成した軍歌調の曲のイメージを合わせた中々に独特なものとなっている。
イントロでは、空間全体に響き渡るストリングスが空襲警報のサイレンの音っぽく聴こえ、爆撃や空襲も意識したメロディである事もよく分かる。猛々しく恐ろしくもどこか物悲しく、悲壮感をも感じさせるMHWorldでも人気が高い曲となっている。
出現した事への絶望と、押し返す事の出来ない圧倒的すぎる力への哀愁を感じさせる。
先述の通り、MHWorldでのバゼルギウスはAIの関係で必ず乱入してくるため、この曲を聴く機会は非常に多かった。しかも仕様上バゼルギウスと敵対すると、爆撃機のエンジンのような特徴的な咆哮→空襲警報のサイレンのようなイントロがスタート→〆にデデデデン!…という流れが綺麗に決まるため、インパクトも抜群。傍迷惑な乱入者というバゼルギウスのイメージ作りにしっかり貢献している。
某動画サイトでは、件の部分で一斉にデデデドン弾幕を打つ珍妙な光景が拝める。
ライズに続役した際にはbgmもアレンジされており、「どこぞの帝国軍が攻めてきた」と言わしめるほどの重厚感を携えてやってきた(その帝国軍もバゼルギウスのモチーフである国の作品なので相性は良いのかもしれない)。
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バゼルギウス BGM 勝手に歌詞
バゼルギウスの戦闘BGM、『飛来せし気高き非道』の歌詞です。 ワールドの方を聞きながら作りましたが、バゼルの曲はワールドとライズでメロディーがそこまで変わらないので、ライズの方で「けして忘れぬよう」「刻み込めあいつは」のメロディーが聞こえにくい(ありはする)こと以外は、問題なく歌えます。無理やり感も少なめ。 2ページ目は、相変わらず役に立つのか分からない、ちょっとややこしい所の解説です。だんだん『テ』と『デ』がゲシュタルト崩壊してきます。 追記: 「眼下にあるならば構わず焼き尽くす」を、 「眼下に見えるもの全てを焼き尽くす」に変更しました。535文字pixiv小説作品 - 既確認墜落彗星とナマクラ斬竜
旧大陸からの速達、宛先は不発弾!?
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