概要
MHWにて登場した、これまでのランポスやギアノスのようなディノニクス然とした見た目をした中型モンスター。別名『眩鳥(げんちょう)』。
見た目は真っ青であり、登場するステージの色合いもあってとても馴染んでいる。
頭部からのびる二本の触角が最大の特徴。
本編では陸珊瑚の台地を初探索する際、ツィツィヤックとの邂逅が本編進行のトリガーでもあるが、巡回ルートが決まっており、このルートを外れて探索していたらパオウルムーに出逢ったり、適当に登ったらレイギエナの強襲に遭った…なんて事が起こる。彼の縄張りは初期ベースキャンプを降りてすぐのエリア1,2,7,8,あたりであり、とりあえず降りてから真っ直ぐ進めば逢いやすい。
生態では縄張り意識が強く、あちらこちらのモンスターと縄張り争いをしているような設定だが、害意が無いものには寛容なのか、こちらから喧嘩を売らない限りは基本的に積極的な行動をしない。後ろを付いていくとある地点でまどろんで一休みするすごくカワイイ姿を見れることも。ただし目の前をうろちょろしすぎると一度威嚇をし、それでも視界から外れないと敵対意識を全開に、容赦ない攻防を仕掛けてくる。
生態
「陸珊瑚の台地」を拠点とする鳥竜種。集団で狩りをするシャムオスの天敵であり、同じ翼竜のラフィノスをエサとするレイギエナとも縄張り争いをする事もある攻撃性を持つ。
しかし、見た感じすごい長い眉毛みたいな触角以外はクルルヤックのような中型モンスターの形状しかしておらず、その手も何かを掴むには不適。そもそもエサは空高く飛ぶ翼竜である。そんなのでどうやって小型モンスターや飛竜種と渡り合うのか。
この子の最大の武器は…
コレである。
長い眉毛みたいな触角はなんと広げることでまるでジュラシック・パークシリーズのディロフォサウルスのエリマキ(むしろ位置的にクリオロフォサウルスのトサカに近い)を思わすヒレが出現。
これは「発光膜」と呼ばれる発光器官(編纂者日誌によると正確には拡散器官であり、本当の発光器官は鼻の甲殻にある)であり、前方のヒレを始点とした約140°の範囲に強烈な光を照射、ハンターの閃光玉なんてチャチもんじゃない強烈な光でシャムオスを苦しめるどころか飛行するパオウルムーやレイギエナすら撃墜する。エサであるラフィノスを撃ち落とすためにも使用し、これで気絶したラフィノスを後ろ足の爪で裂き殺して捕食する。
しかもこの閃光、かなりのロングレンジであり、発光動作を見て後ろに下がろうものなら普通に届いて閃光の餌食になる。背を向けていても食らう。
この強烈な光こそがツィツィヤックの最大の武器であり、眩鳥という名前の所以でもある。
主な攻撃方法
クチバシ攻撃や引っ掻き、飛びかかりをするクルルヤックとかなり似たモーションで攻撃するが、ツィツィヤックはそこに噛み付きと後ろ蹴り、飛びかかり後尻尾払い攻撃が追加されている。
そして言わずもがな最大の脅威は閃光攻撃。
本当に範囲が広く、ガンナーや斬れ味・体力の回復のために距離を取ったハンターを短時間ながら容赦なく気絶させる。
もっとも閃光発動時は普段は閉じているヒレを展開してから首を振って準備するという大雑把なモーションを見せるため、攻撃から逃れる時間は割とある。
だが背を向けて逃げてはいけない。
ツィツィヤックの閃光は見なければどうということはあるのである。
範囲内でも距離を取ればと思うかも知れないが前述のようにかなりのロングレンジのため、ボウガンの貫通弾のクリティカルレンジを超えて更にもう少しいかないと閃光が刺さる。
ガード可能な武器種であれば、無理に動こうとせずにツィツィヤックの方角に向けてガードして耐えるのも手。
自身があれば回避を活かして避けてみるのも一興。
またクラッチクローで組み付くことで無効化することも可能。
とはいっても、この閃光は「ハンターを気絶させる」攻撃であるため「気絶耐性」のスキルさえつけてしまえば相手にするのがとてつもなく楽になる。
闘技場でツィツィヤックを同時に三体も相手にするイベントでは、このスキルがあるかないかで難易度が大きく変化する。
一方で、陸珊瑚の台地では面白いくらいに登場するモンスターのため、パオウルムーやレイギエナ、バゼルギウス等の凶悪な大型モンスターとの戦闘に乱入してきたと思ったら閃光で敵を足止めするナイスアシストをしてくれることもある。
しかもした後は特に戦闘に参加する事なくその場をクールに去っていくため、「先輩」という愛称をつけられた。
これまでは操作に慣れるための序盤の敵に「先生」や「教官」という愛称が付いた事は有るが、純粋に自分たちの狩りの手伝いを意図せずしてくれる姿から愛称を付けられたのは初。モンスター同士で容赦ない争いをする本作ならではの経緯である。
当然、範囲内にいたら例外なく巻き込まれるので活用する際は立ち位置を気をつけよう。
破壊可能部位は発光器官のみ。破壊すると攻撃範囲が狭まる他、疲労状態などが重なると攻撃モーションは取っても肝心の閃光が照射されない時がある。ちなみにこの閃光攻撃、照射した際に「ぷぇえ」みたいな情けない音が出るが、ツィツィヤックの鳴き声なのか、発光音なのかは不明。うめき声や攻撃時のコケーッとした声などにはちょっと鶏の面影がある。
拡張DLCの「アイスボーン」によって解放されたマスターランクからはなんとフェイントを仕掛けるようになった。閃光攻撃の際その場に立ち止まって準備するのではなく、準備段階で一回以上ステップをかけて回り込んでから閃光を放つようになる。そのため、準備万端と盾を構えていると側面からやられたり、縄張り争いではしゃいでるレイギエナ達から閃光攻撃で漁夫の利を得ようとしたら見事に巻き込まれたりするようになった。逆を言えばこれくらいなので、マスターランクの火力さえなんとかなれば狩猟は難しくない方である。
装備
「ツィツィシリーズ」が作成可能。男性は鎖帷子を着た戦国の武士のような鎧を着込み、女性は冒険者っぽい見た目になる。基本的にツヤツヤ。
最大の特徴であった発光器官だが、女性はグラサンの装飾のようになり、男性は何故か口元につけられてヒゲのようになっている。装備効果は気絶耐性に特化しており、雷属性やられ等によって気絶させられやすい敵と相性がいい。
余談
お得意の閃光でオドガロンを攻撃するものの、オドガロンの性質上この攻撃が殆ど効かず、逆に吹っ飛ばされて大ダメージを受ける。
- 無理に相手しなくてもいいと先述したが、台地のかなで族と親交を深めたいのであれば狩猟する必要がある。(しかも2頭)