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クリオロフォサウルス

くりおろふぉさうるす

ジュラ紀前期に生存していた肉食恐竜の一種。

概要

 学名は「氷(の中)のトサカを持つ爬虫類」と言う意味。これは南極のカーク・パトリック山のジュラ紀前期の地層から発掘された事に因んでいる。
 発掘された化石は少数だが、それらから推測される大きさは全長6~7メートル程度。
 最大の特徴は涙骨が変化して形成されている扇状のトサカである。これがリーゼントを思わせる事から「エルヴィス・プレスリー」のニックネームを頂戴した。トサカは薄く脆弱な作りと装飾的な形状から、もっぱら視覚的なディスプレイ器官だったと思われる。

 化石にはアロサウルス類に見られる特徴と、ディロフォサウルス等に見られる原始的な特徴が入り混じっている。当初は最初期の食肉竜類(アロサウルスなどを含むグループ)とされていたが、近年の研究で、ディロフォサウルス科に属するとされた。
しかし、そのディロフォサウルスの一種D.sinensisが別属のシノサウルスと判明し、事態が急変。
 2012年に提出された論文によると、シノサウルスと共に原始的な堅尾類に属する、という説が提唱されており、2014年6月現在においてはこの説で落ち着いているようである。

 そもそもクリオロフォサウルスに限ったことではないが、恐竜の骨格とは不完全なものであり、系統解析の際にはその僅かな資料のみに頼らざるを得ない。現在の動物ならばDNA解析による系統解析も可能だろうが、古生物に対しては適用できない。
 あのティラノサウルスですら、現在は空尾竜類の仲間だと判明しているが、標本の不足や研究が発展途上だった時代には、上記の食肉竜類に属すると考えられていたこともある。

 これらの事情から、本種の系統が今日まで混乱することも無理はないと、ご理解戴ければ幸いである。

 製作された復元骨格は前述の食肉竜類説に基づいているため、現在の学説の姿とは少々趣が異なる。復元骨格を参考にイラストを描くときは注意されたい。

関連タグ

恐竜
獣脚類
ディロフォサウルス
南極

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