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ディロフォサウルス

でぃろふぉさうるす

ジュラ紀前期に北アメリカに棲息していた中型の肉食恐竜。
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概要

学名は「ふたつのトサカを持つ爬虫類」の意。その名の通り、頭骨の上部にある1対の半月状突起が特徴的。この突起は非常に薄く脆かった為闘いには用いられず、もっぱらディスプレー器官であったとの解釈が一般的である。
全長5~7mほど。但し全長の半分以上は尾で占められ、骨格もスマートな作りである。

かつて中国産の種はディロフォサウルス・シネンシスの学名が与えられていたが、最近の研究でシノサウルス・トリアシクスとされた。

細長い頭部と反りのない歯を持つ。特に上顎の前部と後部で歯列が分かれており、また上顎の全部に「くびれ」があるのも特徴的。これらの身体的構造は現生のワニ、そしてバリオニクススピノサウルスと言った魚食性恐竜に類似する特徴でもある為、ディロフォサウルスも同じように魚食性であったと考えられる…が、直接的な証拠は今の所処見つかっていない。
一般にはトカゲのような小型の爬虫類やより小型の恐竜を捕食していた、あるいは腐肉食性で死肉を漁っていたと考えられている。但し、シノサウルスが同等の大きさの古竜脚類と共に産出した例もあり、顎の力では無く鋭利な歯による失血死と言う方法で大きな獲物を殺す事も出来た、と考える研究者も居る。

フィクションでは

何と言っても映画「ジュラシック・パーク」に登場する、エリマキトカゲのようなフリルを持った姿が印象的。最も、このフリルを持った姿は映画関係者による全くの想像に寄るもので、化石ではディロフォサウルスがフリルを持っていた証拠は見つかっていない。…え?ゾイドディロフォースにはエリマキが付いてるって?気にするな!。そしてその体長は、実質よりもかなり小さい。
また、同映画及び原作の小説ではこの恐竜が唾液腺からを分泌し、敵の顔面に吐きつけて無力化すると言う設定がある。これは、小説の執筆当時は(前述の)魚食説がまだ提唱されておらず、脆弱な顎での捕食手段について議論が交わされていたという時代背景に由来する。この議論に対する一つの解として、原作者のマイクル・クライトンが示したのがこの設定だった。「強力な顎でなくても毒という補助があれば狩りはできる」というわけである。絶滅動物が完全に復元された場合、化石証拠のみでは分からなかった性質が発見される可能性を指摘する事にもなり、小説のリアリティ向上に寄与している。尤も、この毒に関する記述もフリル同様完全なフィクションであり、存在の可能性を示す物的証拠は見つかっていない(ただし、毒牙を持っていた可能性の高い恐竜は発見されている)。
なお、2015年公開のジュラシック・パークシリーズ最新作「ジュラシック・ワールド」では、サムスン・イノベーションセンターの立体映像として再登場し、ジャイロスフィアの訪問者案内用の教育ビデオでは、この恐竜の名が登場する。

関連タグ

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