ピクシブ百科事典

ディロフォサウルス

でぃろふぉさうるす

ジュラ紀の始めくらいに北アメリカに棲息していた中型くらいの肉食恐竜。長らく北アメリカと中国に生息していたとされていたが、中国産のものは最近別の恐竜として分類された。
目次[非表示]

概要

学名は「ふたつのトサカを持つトカゲ」という意味で、その名の通り頭骨の上部にある1対の半月状突起が特徴的。
ただしこうした「トサカ」のある連中の常で作りは弱く、闘いにはまず使えなかったようだ。
メスにアピールするとか、オス同士が互いに競い合うディスプレー器官であったとの解釈が一般的ながら、頭を突っ込んで食べるときのスペース確保に使ったとも。
 
当初はメガロサウルスの化石と誤認されており、全長5~7mほどなので背丈は大人より少し高いくらいだが、骨格やそこから推定される体格は全体的にスリムで、全長の半分以上は尾で占められていた。つまり数値より割と小柄だったということ。

多くの肉食恐竜がそうだったように歯には鋸歯(きょし)とかセレーションと呼ばれるギザギザがあったものの、上あごは全体的に「くびれ」があり、前部と後部で歯列が分かれていたのも特徴的。
これらの身体的構造は現生のワニ、そしてバリオニクススピノサウルスといった魚食性恐竜に類似する特徴でもあるため魚を食べたという説もあるが、そのスピノサウルス類の歯は「溝のある太いクギ」とでもいったつくりになっており、鋸歯はない。
薄く鋭いナイフのようなディロフォサウルスの歯とは大きく異なるため、かつてトカゲのような小型の爬虫類やより小型の恐竜を捕食していた、あるいは腐肉食性で死肉を漁っていたと考えられていた。

最近では、研究が進み力が強かったこと、獲物を失血死させるのに適した歯をしている事が指摘され、自身より大きな獲物を楽々と殺せる優秀なハンターであることが明らかとなった。

以前中国産の種はディロフォサウルス・シネンシスの学名が与えられていたが、最近の研究で別属に分類されるシノサウルスとされた。

フィクションでは

エリマキ恐竜


何と言っても映画『ジュラシック・パーク』シリーズに登場する、エリマキトカゲフリルを併せ持つ姿が印象的。尤も、エリマキトカゲの特徴を取り入れているだけでこのフリルを持った姿は映画関係者による全くの想像に寄るもので、化石ではディロフォサウルスがフリルを持っていた証拠は見つかっていない。
また、同映画及び原作の小説ではこの恐竜が唾液腺からを分泌し、リンカルスのように敵の顔面に吐きつけて無力化すると言う設定がある。これは、小説の執筆当時は(前述の)魚食説がまだ提唱されておらず、脆弱な顎での捕食手段について議論が交わされていたという時代背景に由来する。

この議論に対する一つの解として、原作者のマイクル・クライトンが示したのがこの設定だった。「顎の力が弱くても毒という補助があれば狩りはできる」というわけである。
絶滅動物が完全に復元された場合、化石証拠のみでは分からなかった性質が発見される可能性を指摘する事にもなり、小説のリアリティ向上に寄与している。また毒に関する記述もフリル同様完全なフィクションであり、存在の可能性を示す物的証拠は見つかっていない(ただし、毒牙を持っていた可能性の高い恐竜は発見されている)。
そもそも「ジュラシック・パーク」での恐竜は未発見の遺伝子を現存する動物から採取した遺伝子で代用しており、ディロフォサウルスはエリマキトカゲとリンカルスの遺伝子が使われている可能性が高い。

なお、2015年公開の「ジュラシック・パーク」シリーズ最新作『ジュラシック・ワールド』では、サムスン・イノベーションセンターの立体映像として再登場し、ジャイロスフィアの訪問者案内用の教育ビデオでは、この恐竜の名が登場する。そして、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』では久しぶりに生体が出演する。

本作のオリジナル設定において現存する動物の特徴を併せ持った恐竜はカルノタウルスも含まれており、彼らは体を周囲の色に変色させるカメレオンの特性を併せ持つ。

また、「ジュラシック・パーク」でのオリジナル設定は他の作品でも採用されている。

モチーフとなったキャラクター

ディロフォース(ゾイド)※エリマキトカゲとの複合モチーフである。他にも色々あるし、むしろこちらとかこっちの方が似ている。
デストラ・マッジョ(快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
)

関連タグ

古生物 恐竜 ジュラ紀
新獣脚類
ジュラシック・パーク エリマキトカゲ  フリル

モノロフォサウルス…和訳すると「ひとつのトサカを持ったトカゲ」。同じくジュラ紀の恐竜で生息地域も共通している。
クリオロフォサウルス…頭部のトサカ、体長、生息時代、生態系での立ち位置など、似ている部分が少なくない。ただし、こちらはホロタイプが未成熟個体であることから、成熟個体は更に大型であった可能性がある。和訳すると「氷のトサカを持ったトカゲ」となる。

関連記事

親記事

ディロフォサウルス科 でぃろふぉさうるすか

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivで「ディロフォサウルス」のイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで「ディロフォサウルス」の小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 49021

コメント