概要
ディロフォサウルス科に属する恐竜。
名前の意味は「龍を狩るもの」。
頭骨の一部の五箇所しか化石が発見されていないが、湾曲した吻部、ワニに似た細い歯などの特徴的な形態が確認できた為、ディロフォサウルス科であるとわかった。
吻部化石では、頭側の後ろの方へ隆起した薄い骨が確認されるため、ディロフォサウルスに似たトサカが生えていたと思われる。
ディロフォサウルスの復元変更に伴い、この恐竜も力強い顎を持ち、古竜脚類などの大型の獲物を狩っていた可能性が出てきた。この様な食性だったとすると、鋭くて細い歯は獲物の血管を穿って失血死させるのに使用した可能性がある。