シリーズの壮大なる終幕
概要
2022年公開の『ジュラシック・パーク』シリーズ第6作で、『ジュラシック・ワールド』3部作の最終作となる作品。原題は『Jurassic World/Dominion(ジュラシック・ワールド/ドミニオン)』。
また本編はスピンオフ作品と同時に進行し、本編公開前にティラノサウルスのレクシィを主人公にした5分間の短編映画『ジュラシック・ワールド新たなる支配者/プロローグ』が公開され、映画公開と同時にメイジー・ロックウッドを主人公にした小説『ジュラシック・ワールド/メイジー・ロックウッドアドベンチャー』が刊行された。
『ジュラシック・ワールド』及び『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の続編でクリス・プラットによると本作を持ってジュラシック・パークから続いたジュラシックサーガは完結する。しかしフランチャイズが終了するわけでは無くプロデューサーのフランク・マーシャルによるとその後はスピンオフや新作映画などでシリーズ自体は続くとの事である。因みに予定されているものには各生物を主人公にした恐竜目線のスピンオフが予定されているという事らしい。
シリーズの生みの親スティーブン・スピルバーグは引き続き制作総指揮。監督には第1作と同様コリン・トレボロウ。脚本はジュラシック・ワールド/バトル・アット・ビッグ・ロックで脚本を務めた女性脚本家エミリー・カーマイケル、デレク・コノリーとトレボロウが務め、主演はオーウェン・グラディ役にクリス・プラット、クレア・ディアリング役でブライス・ダラス・ハワード、新メインヒロインは前作から引き続きメイジー・ロックウッド役のイザベラ・サーモンが務める。ジア・ロドリゲス役のダニエラ・ピネダとフランクリン・ウェブ役のジャスティス・スミスが続投しバリー・センベーヌ役のオマール・シーが再出演する。新キャストにオーウェンらを支援する元海軍パイロットのケイラ・ワッツ役としてデワンダ・ワイズが参加し、恐竜ハンターレイン・デラコート役にはスコット・ヘイズが扮し、第1作のオールキャストも登場予定。
またレジェンド俳優でアラン・グラント役のサム・ニール、イアン・マルコム役のジェフ・ゴールドブラム、エリー・サトラー役のローラ・ダーン、ヘンリー・ウー博士役にB.Dウォンが出演する。また本作はシリーズの顔であるレクシィがメイン恐竜であり、プロローグでは遂にレクシィのオリジンについても描かれる。また人間側の主人公はレクシィと平行する様にメイジーが務め、それぞれモササウルスと恐竜&翼竜を外の世界に開放した者同士である彼女らの人生が交差しシンクロしていく。その為、先行撮影としてメイジー役のイザベラは全キャストの中で撮影順がトップバッターでトレボロウもカナダのセットで撮影中のイザベラの写真を一番に投稿している。
ちなみに「ドミニオン」とは統治や支配を意味し、自然を支配するのは人間か恐竜かのことを表しているが、トレボロウ監督は作中において恐竜と人間の戦争、及び恐竜の都市破壊は存在せず、また前作までの悪役ポジションだったハイブリッド恐竜も登場しないと明かしている。そして活躍するメイン恐竜や生物は全て雌である事も判明している。
ストーリー
地球を支配するのは人類か恐竜か、それとも共存の道を選ぶのか---
『ジュラシック・ワールド』のあったイスラ・ヌブラル島が火山噴火によって壊滅し、島から脱出・捕獲された恐竜たちがメイジー・ロックウッドとティラノサウルスのレクシィによりそれぞれ人間の世界に放たれて自由の身となってから4年後の2022年。
ロックウッドエステートから脱走した恐竜達の他、オークションで落札され世界中に発送された恐竜、さらには他の企業や組織が秘密裏に復元、繁殖して密売された恐竜も脱走や投棄され、一部はバイオテクノロジー企業の巨人「バイオシン社」により捕獲又は駆除されたが、放たれた大多数の恐竜達はいまや世界中に広まり、恐竜の権利を訴える声もあるもののいまだに人類は恐竜との安全な共存の道を見い出せずにいた。
その頃、オーウェンとクレアは13歳になったメイジーのDNAを狙う勢力から守るため養父母となりシエラネバダ山脈の雪山で疑似家族として暮らし、またそこで赤ちゃんラプトルのベータを連れたヴェロキラプトルのブルーと再会する。ところがある日、バイオシン社の手の者であるレイン・デラコート率いる一団にベータ、そしてメイジーが誘拐されてしまう。オーウェンはブルーにベータの奪還を約束し、クレアそしてケイラと共にメイジーの救出に向かう。
一方、サトラー博士は世界各地から恐竜を集めて研究をしているバイオシン社をある目的から追っており、そこへグラント博士も駆けつけ、マルコム博士にも協力を求める。
人類と恐竜の共存の前に立ちはだかる謎の企業、バイオシン社の恐るべき計画とは---?オーウェンとクレア、そして3人の博士は大切な命とこの世界の未来を守ることが出来るのか?
登場人物
演:クリス・プラット
吹替:玉木宏
『ワールド』シリーズ及び本作の主人公。元海兵にしてジュラシック・ワールドの元恐竜監視員でメイジーの養父。現在はシエラネバダ山脈で野生化した恐竜達の保護活動に勤しんでいる。ベータ奪還をブルーと約束した際に尻尾で左手を切られて負傷、以後は包帯を着用する。前作から絆を深めたクレアとは晴れてパートナーとなり、さらに同じ恐竜好きで相性の合う義娘のメイジーとは義理の親子を通り越して早速デレデレでありその様はまるで恋人のようでありかなりの親バカと化している。
吹替:木村佳乃
元ジュラシック・ワールドの運用管理者でDPG代表でメイジーの養母。現在でもジアやフランクリンらと共に密猟された恐竜達の救助に励んでおり、また前作での自らの行動が生態系を破壊した事を痛感し反省してもいる。義娘のメイジーとは本当の親子では無い事もありその事で溝が出来ている。
吹き替え:住田萌乃
本作のメインヒロインで2009年生まれの13歳。お転婆な女の子だった前作から落ち着いた美しい少女へと成長している。隔離された生活故に反抗期で生意気な性格となっているが、恐竜達への優しさは失っていない。表向きはベンジャミン・ロックウッドの孫娘として育ったクローン人間。前作にて同じクローンである恐竜達への哀れみから、この世界に解き放った元凶的な側面を持つ。
前作での騒動後オーウェンとクレアに養女として引き取られ、疑似家族として暮らしている。場面での並び順は毎回センターで本作のメイン登場人物の行動基準は全て彼女を守る事である。世間から離れオーウェンしか男性を知らない為、頻繁に抱き付いたり二人っきりで焚き火を前にナイフ裁きを披露したり、その様は歳の離れた恋人の様。一行に守られるポジションで13歳の子供ながら、薪割りを簡単にこなすなどオーウェンに匹敵する身体能力の持ち主でもある。中盤で左手を負傷し義父オーウェン同様に左手に包帯を着用する。
演:サム・ニール
吹き替え:菅生隆之
古生物博士で第1作と第3作では主人公を務めた。トラウマを抱えながらも相変わらず恐竜好きで研究を続けている。かつての恋人でもあるエリーと再会し、再び行動を共にする。因みに助手のビリーは独立した模様。
吹き替え:大塚芳忠
カオス理論の数学者。第1作より登場し、第2作では主人公を務めた。前作ラストで恐竜が解き放たれた世界がジュラシック・ワールドに変わると宣言をした。現在は謎の企業バイオシン社の内部で働いているらしい。
演:ローラ・ダーン
吹き替え:井上喜久子
第1作より登場した元古植物学者。第3作では外交官の夫マーク・テグラーとの間に二人の息子がいたが、既にマークとは離婚しており本作では姓名がサトラーに戻っている。全米で発生しているイナゴの大群被害とバイオシン社との接点を見出だし、アランに協力を求める。
- ヘンリー・ウー博士
演:B.Dウォン
吹き替え:近藤浩徳
第1作目から登場した遺伝子学者。元ジュラシック・ワールド研究主任でキメラ恐竜を作成し、現在は指名手配犯のマッドサイエンティスト。前作の騒動後も生存しており、さらに自分の過ちを悟り改心している。現在はバイオシン社に無理矢理雇われている。
吹き替え:伊藤沙莉
元海軍のパイロットで現在は恐竜密輸業に関わっている。黒人で既婚者でバイセクシャルで勇猛果敢とLGBTを意識した人物。根までは悪人ではなく途中よりオーウェンらを支援する。物語を大きく動かすキャラクターだが実はメイン人物が白人だらけな為にポリコレ回避の為に押されているという裏事情がある。初期設定ではジア同様にDPGの獣医だった。またキャラクターモチーフはハン・ソロである。
演:ダニエラ・ピネダ
吹き替え:石川由依
元海兵でDPGの獣医。
吹き替え:満島真之介
DPGのコンピューター担当。映画冒頭でクレアの行動に「正しいが無茶」として転職。現在はCIA職員。その後CIAの情報を協力を求めてきたクレアに流し支援する。
演:オマール・シー
吹き替え:安元洋貴
オーウェンの友人の元ラプトル調教師。現在はCIAで捜査官をしており、マルタ島にてソヨナを追っている。
吹き替え:高山みなみ
バイオシン社と通じている恐竜バイヤー。マルタ島を拠点にしている。
ドジスンの指示でメイジーとベータを誘拐し、報酬としてアトロキラプトルを入手した。
演:スコット・ヘイズ
吹き替え:宮下栄治
サントスの部下の恐竜ハンターで、恐竜の密猟の常習犯として指名手配されている。頬にタトゥーを入れている。初期設定ではゼイン・マキシンという名前だったが変更された。
演:マムドゥ・アチー
吹き替え:日野聡
ドジスンの部下でバイオシン社の広報部長。
吹き替え:井上和彦
第1作序盤でネドリー(ディロフォサウルスにやられたデブ)を買収したバイオシン社の科学者で、現在は同社のCEO。映画版では上記場面だけのチョイ役に終わっていた(小説版では続編にも登場し、最終的にティラノサウルスに食われた)が、まさかの再登場を果たすことになった。
演:イザベラ・サーモン(幼少期)、エルヴァ・トリル(成長後)
吹き替え:住田萌乃(幼少期)、平田裕香(成長後)
本作ではすでに故人となっている女性。前作の内容と深く関わっているらしく…?
演:ジャスミン・チウ
吹き替え:早見沙織
テレビのキャスターとして“ジュラシック・ワールド”と化した現状をリポートする女性。
登場する恐竜及び古代生物
当初はスコミムス、デイノニクス、エルミサウルス、マメンチサウルス、スティラコサウルス、パキリノサウルスも登場が予定されていた。
本作も、前作と同様、他のシリーズに比べて獣脚類が数多く登場する作品である。
恐竜
肉食
本作のメイン恐竜にして、1作目から登場のシリーズの顔。(恐らく)地球最後の雌のティラノサウルス。1988年生まれの34歳と最年長。前作の事件後、シエラネバダ山脈の森に潜んでいたところを捕獲され、イタリアのバイオシン本社があるバイオシン・サンクチュアリに他の恐竜達と共に放し飼いにされている。知能が高く理性を持ち、インドミナス戦でブルーに助けられブルーと一緒にいたオーウェンらを見ていた事から気に入らない人間以外には基本的に危害を加えない。
また、先史時代の光景ではレクシィの(遺伝子的な)祖先とも言えるティラノサウルスも出ており、体に毛のような羽毛が生えた姿で描かれている。
ギガノトサウルスに勝負を仕掛けるも殺された…かに見えたが…
また、「Dinotracker」ではレクシィとは異なるとみられる若い個体がアパトサウルスを襲おうとしているところが目撃されている。
もしかするとレクシィも最後の1頭から脱出か…?
青い模様が特徴的の最強のヴェロキラプトル。2012年生まれの10歳。レクシィ同様に地球最後の個体……と思われていたが前作から今作までの間になんと(組み込まれたオオトカゲのDNAによって)単為生殖で娘であるベータという赤ちゃんラプトルを産んでいた事が判明する。
また、「Dinotracker」の投稿にてイスラ・ソルナ島の個体群である雌雄2頭が現存していたことが明らかになった。
ブルーが単為生殖で産んだヴェロキラプトルの赤ちゃん。母親同様、体に青い模様がついている。ブルーとともに行動していたが、ある時バイオシン社の手の者に拐われてしまい…。
今作初登場。ティラノサウルスを凌ぐ巨体を誇る雌の肉食恐竜。先史時代では後にレクシィとなるティラノサウルスと闘い、勝利する。そして現代になって復活し、なぜかオーウェンたちを執拗に狙う。
監督は本種について「ジョーカーのような雰囲気を出したかった」と語っている。
今作初登場のドロマエオサウルス科の恐竜。ヴェロキラプトルよりも大柄かつより凶暴で残忍な性質で発達した嗅覚で獲物を追跡する。「Dinotracker」の情報によると何らかの目的で生み出された「デザイナー恐竜」らしく、『ワールド』におけるラプトル四姉妹のように色の異なる4頭のアトロキラプトルが登場、市街地にてオーウェン達を執拗に追跡する。
もともとはデイノニクスとして設定されていた。
『バトル・アット・ビッグ・ロック』にも登場した雌の成体が幼体やカルノタウルスとともに闇市場の闘技場に収容されていたが後に解き放たれ市街地に出没した。
「Dinotracker」の投稿ではエジプトで足跡が発見されたほか、アメリカにて若い個体に襲われかけた映像が載せられた。
今作初登場。北米で発見されたティラノサウルスの仲間では最も古い種。先史時代の光景ではティラノサウルスと共存しており、ギガノトサウルスの食べかすを啄んでいた。
現代でもバイオシン社にて復元、飼育がされている(ちなみに実物よりかなり小さく描かれている)。
第一作以来、本格的に生体が登場。特徴的な襟巻きや小柄な体格も健在。
『サバイバル・キャンプ』に登場した雄のカルノタウルスのブルが再登場。左の角が折れ体が焼け焦げている。本種の幼体やアロサウルスとともに闇市場の闘技場に収容されていたが、後に解き放たれ市街地に出没した。
「Dinotracker」での投稿では別個体がアメリカ以外でも目撃されており、ペルーでラマを襲っている姿が目撃されているほか、イギリスで小屋を破壊した痕跡が見つかっている。
本種の幼体(片腕が義手になっている)がアロサウルスやブル同様、闘技場らしき施設に収容されレイン・デラコートを襲っていた。
「Dinotracker」での投稿では、成体がメキシコで撮影者を追いかけた様子や、イギリスでプールに居座っている様子が見られる。
今作初登場の小型のドロマエオサウルス科の恐竜(それ以前にもゲーム等にて登場していた)。ヴェロキラプトルやアトロキラプトルと異なり、全身が赤い羽毛で覆われた姿をしている。また、羽毛の保温性はかなりのものであり凍った池のなかを泳ぐという離れ業も披露している。
草食
『バトル・アット・ビッグ・ロック』にも登場した角竜。先史時代の光景では大きな群れを形成していた(何頭かは水浴びしていた)。
現代ではネバダ州の牧場にて密売目的で飼育・繁殖させられており、1頭の幼体がクレア達に保護された。牧場主たちは取り返そうとして、激怒した成体たちに車を攻撃されている。「Dinotracker」での投稿などでもアメリカで成体、幼体ともに目撃されている。
前作でも名前が登場していたかなり大型の竜脚類。先史時代の光景にて最初に登場し、湖の周辺に群れで暮らしていた。
現代でもいつの間にか復活しており、バイオシン・サンクチュアリでは最大の恐竜となっている。
今作初登場の大型の鳥脚類。先史時代の光景にて起き上がったギガノトサウルスとやってきたティラノサウルスから逃げていた。
現代でも(見つけにくいが)バイオシン・サンクチュアリに生息している。
先史時代の光景にも登場しこの時は3頭で水を飲んでいた。現代でも解放された個体が草原を闊歩しており、「Dinotracker」の投稿でもアメリカやインドで目撃されている。また『サバイバルキャンプ』に登場したバンピーと見られる個体も目撃されている。
予告編では他の草食恐竜同様に山火事に陥った森から湖に避難する姿が確認されている。
「Dinotracker」の投稿ではイギリスにて群れが道路を横断する姿が見られる。
ナストケラトプス同様、ネバダ州の牧場で違法飼育されている。
「Dinotracker」の情報によるとテキサス州で目撃されたほか、本種がパキリノサウルスなど他の角竜の遺伝子を基に復元されたことが判明した。
「Dinotracker」では主にアメリカにて目撃されており、撮影者が道路を横断する姿に驚き事故を起こしたケースも。また中には保護された個体もいるようだ。
雪原や草原を群れで疾走している姿が確認されている。これまでのカンパニア期の「ワルケリ種」の個体と色や模様が異なるマーストリヒト期の「トゥビケン種」の個体が見られる。
「Dinotracker」での情報ではアメリカのほかマレーシア、ロンドンでも群れが発見されており、後者では違法な繁殖がされていた模様。
雪の降る中、背中に雪を積もらせた姿で人々の前に姿を現す。「Dinotracker」ではオーストリアで群れが目撃されている。
前作、悲劇的な最期を遂げた個体が強く印象に残っているが、別個体が何頭か捕獲されていたらしくバイオシン・サンクチュアリでも飼育されている。
「Dinotracker」ではフィンランドやブラジル、南アメリカで目撃されている。
マルタ島の闇市場で捕らえられていた。
「Dinotracker」では韓国の雪岳山での発見のほか、ケニアでライオンに襲われた個体やコスタリカで違法に密輸されてる個体、クイーンズランドで農場主に保護された個体の報告が出ている。
本作初登場の小型の角竜類。原作やウェブサイトには掲載されていたが、映像として登場するのは本作が初となる。
マルタ島の闇市場で売られていたほか、過去に復元された個体の映像が出ていた。
雑食
「Dinotracker」での情報では主にアメリカやヨーロッパにて多く目撃されており、誤って罠にかかった個体もいるが多くの場合油断した人々などに危害を加えている。
マルタ島では、なんと食用として密売されており、丸焼きなどが売られていた。
「Dinotracker」の情報ではアメリカやヨーロッパで目撃されており、これまで同様に群れで生活している。
今作初登場。鳥のような外見の小型の獣脚類。先史時代の光景にて他の恐竜の卵を漁っていた。
実は現代でも復活していたのだが映画本編では登場シーンが閲覧注意レベルにエグすぎて丸々カットされている。
今作初登場。長い爪を持つ雌の大型雑食恐竜で全身が羽毛で覆われている。
本来は植物が主食なのだが、サイのように視力が弱いため、非常に縄張り意識が強く攻撃的な性格となっている。また、コウモリやクジラのように独特の鳴き声を発してエコーロケーション代わりにしている。
恐竜以外の古生物
かつてジュラシックワールドで飼育されていた雌のモササウルス。外洋で大量の生物を捕食しさらに巨大になっている。
劇中ではベーリング海沖の蟹捕り漁船を襲撃したほか、「Dinotracker」の情報でも北太平洋の広範囲で目撃されている。
今作初登場。三畳紀前期に生息していたディキノドン類に属する中型の単弓類。
マルタ島の闇市で飼育されており、闘技場にも出されていた。
意外と凶暴でありデラコートの右手に噛みつき、未公開シーンではオヴィラプトルと対決し…。
Twitterの画像にてマスクを着用している姿が公開された。
先史時代の光景にも登場しており川辺の岸で営巣していたり湖で現代の水鳥のごとく数えきれない程の群れを形成していた(湖のものは実物より遥かに小さく見える)、現代においてもこれまで同様に飛行機に襲いかかっている。
飛翔生物故にいまや世界中に進出しており、「Dinotracker」では日本の箱根の芦ノ湖でも定着が確認されている。また、なかにはイスラ・ソルナ島の個体群らしき個体も確認されている。
小型故にペット目的での密売が横行している。
「Dinotracker」にて主に太平洋西岸諸国で目撃されており、日本でも宮島に定着している模様。
今作初登場。世界最大級の翼竜。全身が体毛で覆われており、実物と異なり尻尾がやや長め。先史時代の光景でも出ており、湖の畔にあった恐竜の死骸を狙ってか何頭か飛来、闊歩していた。現代でも当時そのままの姿で登場、都市で営巣していたほかオーウェン達の乗る飛行機を襲撃し破壊しかけている。
本作初登場。背中に伸びた帆が特徴的なジュラシックシリーズ本編初となる古生代の単弓類。
バイオシン社本部にある、かつての琥珀の鉱脈内を縄張りとしている。
本作初登場。白亜紀後期に生息していた架空の大昔のヤツメウナギの一種である。その大きさは全長3m・重さ110kgというかなりデカくて長いのが特徴。主に食用としてマルタ島の闇市で燻製として販売されている。
本作初登場。白亜紀後期に生息していた架空の大昔のイナゴの一種で、蝗害を引き起こし問題になっている昆虫。その大きさは全長76㎝とかなりデカいのが特徴。これがバイオシン社にとってのカギとなっていて…?マルタ島の闇市場でも登場しており、イナゴの佃煮の如く食用として密売されており、丸焼きなどが売られていた。
余談
公式特設サイト「Dinotracker」では、世界各地で目撃された恐竜たちの情報が投稿形式で公開されている。
この映画は2020年2月25日に撮影が開始されたが、撮影開始時より蔓延していた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、3月13日には撮影の中断・延期が発表された。但し、7月6日イギリスのパインウッドスタジオにて4ヶ月ぶりに撮影が再開される予定である。更に今作の舞台は、ジュラシック・シリーズの殆ど舞台は、イスラ・ヌブラルと言った島やジャングルのような熱帯の地域が多いのだが、今作ではシリーズ初となる雪が降り注ぐ雪山が新たに加えられている。従来、爬虫類の一種と考えられてきた恐竜は寒さに弱く、寒い場所で暮らすのは難しいとされた。しかし、現在はその常識を大きく覆されようしている。意外にも北極や南極と言った極地でも恐竜の化石が続々と発掘されており、パキリノサウルス、ナヌークサウルス、ユティランヌスなどと言った寒冷地に適した恐竜が登場するとされる。若しくはマンモスやスミロドンと言ったシリーズ初となる恐竜絶滅後の世界の哺乳類の登場も有り得なくもないのかも知れない。
因みにスピルバーグ製作総指揮は「現在、新生代生物に関しての作戦会議を行っている」と語っており、これから新生代の動物が登場する可能性は少なくないことが分かった。
そして映画公開も当初は2021年6月11日に予定されていたが、これも新型コロナウイルス感染拡大によって2022年6月10日と丸1年に延期されることが分かった。だが同年11月24日、本作の短編映画であるプロローグの5分間が特別にYouTubeで配信されている。
関連タグ
ジュラシック・ワールド/炎の王国←ジュラシック・ワールド/新たなる支配者→ジュラシック・ワールドリバース