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概要

ディキノドン類を代表する単弓類の一種で、名前はその上顎の形がシャベルスプーンに似ていたことから「シャベル(スプーン)トカゲ」を意味する。

体長は0.9~1.2m程とイノシシ程度の大きさで、ディキノドン類としては中型。多くの近縁種と同じく発達した犬歯と嘴を持つが、名前の由来となったその頭部は他のディキノドン類に比べると短めだった。
発見当初はカバのような半水棲と考えられたが、近年の研究ではむしろ乾燥した氾濫原に棲息し、特徴的な頭部も植物の根を掘り起こすのに役立ったとする説が濃厚である。また、ディイクトドンと同じく巣穴を掘り、雄と雌の番で暮らしていたことも判明している。

三畳紀当時の地球は超大陸パンゲアを形成していたが、リストロサウルスはその直前に起きたペルム紀末の大絶滅によって競合相手がほとんどいなくなったために、瞬く間に世界各地へと進出し、化石は南アフリカインド中国ロシア南極など各地で発見されている。故にリストロサウルスは三畳紀前期の示準化石だけでなく、大陸移動説の証拠としても注目される生物である。

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