概要
約180万年程前から始まる第四紀は、氷河時代とも呼ばれる。第四紀は二つの「時代」に分けられ、初めが更新世、1万年程前からが完新世である。更新世に入ると、地球は氷河期を迎え、主に北方の大陸は氷河で覆われ、様々な種が絶滅した(現生人類以外の近縁の人類種、ネアンデルタール人なども滅んだ)。この厳しい時代を生き抜いて来た者が、完新世に生き残ったわけである。完新世は氷河期も終わって再び暖かくなった。氷河期を生き延びた生物のうち、最も栄えるのは我々、現生人類である。完新世は現在に至る時代だが、人類の出現が多くの種を絶滅させた年代でもある。