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新生代

しんせいだい

約6600万年前から現代まで続いた地質上の時代。我ら哺乳類の栄えた時代に相当する。
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時代区分

古生代中生代・新生代と分かれる地質時代の大きな区分の一つである古第三紀新第三紀第四紀に分けられる。

気候

初めの頃は(一時的な寒冷化はあったものの)中生代白亜紀の延長線上で温暖気候であったが、新第三期以降は寒冷化しはじめ、南極と北極周辺に氷河が発達、氷期と間氷期を数万年ごとに繰り返す「氷河時代」となった。

生物相

新生代は、哺乳類鳥類が栄えた時代で、「哺乳類の時代」と呼ばれている。これらはいずれも白亜紀に一定の進化を遂げていたが、恐竜が滅びたニッチを埋める形で大型化、多様化をとげた。

古第三紀

前代の白亜紀以来の温暖な時代である。この時代の初期(暁新世)には鳥類がいちはやく陸上に進出し、ガストルニスなどが出現。哺乳類はやや遅れて暁新世から始新世にかけて適応放散した。

この時代の後期(漸新世)になると哺乳類の大型化が進み、ゾウ(長鼻目)やサイインドリコテリウムなど)の系統が繁栄。これらを捕食する大型肉食動物も多数現れた。クジラ類のようにで栄えたり、コウモリ類のようにに進出したものもあった。

受粉のため美しいを咲かせるようになった被子植物昆虫の共進化が著しく、特に花のを吸うことに特化した鱗翅目)が大いに繁栄した。被子植物と動物の共進化は鳥類や哺乳類でもみられ、多くの果実をつける樹木は鳥に食べられやすいように進化を遂げ、霊長類は特に果実食に適応し優れた視覚を身に着けた(哺乳類は中生代に恐竜との競合を避け夜行性となった名残で視力に劣るものが多い)。

海洋では棘鰭上目の台頭が著しく、スズキカレイフグなどの現代的な魚類が主流となる。

新第三紀

哺乳類のほぼすべてのグループが出そろった。温暖であったこの時代の初期(中新世初頭)には種の数や個体数もピークに達した。中新世の終わり頃から鮮新世にかけて寒冷化が進み南極大陸は分厚い氷床で覆われるようになった。

アフリカ大陸がユーラシア大陸と繋がり、北アメリカ大陸とユーラシア大陸もベーリング陸橋でしばしば繋がったため生物が往来していた。南米大陸と北米大陸がパナマ地峡で繋がり、北米の生物との生存競争にさらされた南米原産の生物は衰退し、絶滅したものも多かった。

大気中の二酸化炭素濃度は地球上に生物が誕生してから最低レベルにまで低下し、低濃度の二酸化炭素を効率よく利用する新しい光合成システムをそなえたC4植物(サトウキビトウモロコシなど)が出現した。また、森林が減少してイネ科植物を中心とする大草原が発達。「4つの胃」をそなえ固い葉の消化能力に優れる偶蹄類ウシ亜目の動物たちが繁栄した。一方で消化効率に劣る奇蹄類ウマなど)は衰えていく。

第四紀

第四紀、すなわち更新世と完新世は氷期と間氷期の繰り返す氷河時代であり、総計で15回の氷期があった。

我々人類が登場した時代である。更新世の終わり頃から生物の多様性や個体数が激減し、スミロドンオオツノジカマンモスなど大型動物の多くが姿を消した。かつて多様性を誇ったゾウ類はもはや風前の灯火であり、オーストラリア大陸固有の大型動物もカンガルーの一部以外は全滅した。

以前は、更新世末期の大型生物の大量絶滅は気候変動によるとよく言われてきたが、近年は人類のアフリカ大陸外への進出が最たる原因だという説が推されている(参照)。人類の影響による大量絶滅は今も続いている。

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